関口 亜美さんの医療法人社団城東桐和会 東京さくら病院のインタビュー|ナースフルの職場の魅力 大特集


3人の子を持つママさんナースが認定看護師教育課程へ

医療法人社団城東桐和会 東京さくら病院

関口 亜美 入職1年目

7歳、3歳、2歳児のママ

子育てに追われる日々から仕事復帰し、毎日が充実

 私は子育てのため、3年ほど休職していたのですが、もう一度働きたいと思い、復職しました。休職前は別の病院で一般内科の病棟で勤務をしていたのですが、当院は、通勤がしやすく、新しいきれいな病院だったことから入職を決めました。緩和ケアには以前から興味があり、病棟が開設されるというのも大きな理由でした。
 緩和ケア病棟を希望したのは、休職前の病院勤務時代からグリーフケア、遺族ケアに関心があったからです。緩和ケア病棟での勤務は、当然シビアな面もありますが、心温まる経験もできますし、人間の芯の部分に触れ、生きることの強さを感じることもできます。
 また、3人の子どもがいますので、休職中は子育てに追われ、外に出る機会が少なくなっていました。自分の考えを誰にも相談できずに無理やり自己完結してしまうなど、今振り返ると、かなりストレスを溜め込んでいたように思います。仕事に復帰したことで子育てに限らず、いろいろな意見を聞くこともできるようになりました。当院は保育園があるので、また子どもたちにとっても、ほかの子どもたちと接したり、保育を受けることでよい影響があるのではないかと考えました。
 仕事は確かに大変ですが、家庭で子育てだけをしていた頃よりもずっと充実しています。子どもと離れる時間があるからこそ、一緒にいるときには十分に愛情を注げるというところもあると思います。

学ぶことで看護師としてできることが広がる

学ぶことで看護師としてできることが広がる

 緩和ケア病棟では、さまざまな患者さんの死に直面します。そのなかでも印象に残っているのは、ある女性の患者さんです。その患者さんは、自身の最期をすでに強く意識されていたのですが、とても気丈で、誰も近寄らせないようなところがありました。しかし、その患者さんが亡くなる直前、ナースコールを鳴らしたのです。それを取った私が病室に入ると、とても強い力で私の手を握りました。これまでずっと人を寄せ付けなかった患者さんが、最期に押したナースコールにはどのような思いがあったのだろうと深く考えさせられました。もっとスピリチュアルな部分を理解してあげられたらと思いましたし、私はそのとき、強く握られた手を握り返すことしかできませんでした。果たしてそれでよかったのだろうか、もっとほかにできること、かけてあげられる言葉があったのではないかと思ったのです。
 もちろん、知識があってもすべてがうまくいくことばかりではないと思いますし、多くの症例を経験して初めてわかってくることもあると思います。それでも、今私にできることは、もっと緩和ケアの知識を身につけることだと考えるようになりました。
 独学で学びはじめたのですが、それを病棟内のほかの看護師に教えることにも次第に楽しさを感じるようになっていきました。
 看護学校時代はそれほど勉強は好きではありませんでしたが、特に緩和ケアは興味のある分野だったこともあり、学べば学ぶほど楽しくなり、勉強する意欲がどんどん湧いてきました。休職中家にずっといたこともあって、その反動が出たのかもしれません。

家族の協力も得ながら認定看護師教育課程へ

家族の協力も得ながら認定看護師教育課程へ

 そんななかで認定看護師を取得すればさらに自分の知識が増え、もっと病棟内の看護が豊かになるのではないかと考えるようになりました。看護師長や医師からの推薦もあったので、2015年3月から教育課程の受験に向けて準備をはじめました。 今年、埼玉県立大学の認定看護師教育課程「緩和ケアコース」に合格し、これからは本格的なスクーリングも始まります。すでに課題にも取り組んでいるのですが、改めて自分がこれまでやってきた看護を明文化することの難しさを痛感しています。現在、当院には現在緩和ケアの認定看護師が1名しかいません。協力しながらより質の高い看護が実践できるようになれば、病棟全体のレベルアップにもつながり、看護がより楽しくなるのではないかと思います。
 当院の緩和ケア病棟は、この地域では最もベッド数が多いですが、まだ開設から日も浅い分、自分たちで工夫し、変えられることも多いのではないかという期待もあります。
 子どもを持ちながらキャリアアップをはかるのは大変だと思います。しかし、今のタイミングが自分にとってベストだと思いました。
 当院の保育園に子どもを預けてからではスクーリング開始時間に間に合わないので、事前に地元の保育園に預けられるように調整をするなど、準備は大変でしたが、病院も快く送り出してくれました。家族も協力してくれるので、がんばって資格取得を目指したいと思います。

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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