飯沼 むつみさんの静岡県立静岡がんセンターのインタビュー|ナースフルの職場の魅力 大特集


がん治療の最前線でチームを引っ張る司令塔

静岡県立静岡がんセンター

飯沼 むつみさん 看護部長

静岡県立厚生保育専門学校卒
卒業後、静岡県立総合病院に勤務。
裾野赤十字病院での勤務を経て静岡県立静岡がんセンターに入職。
2015年、看護部長に就任。

「ここにいれば大丈夫」という安心感を提供

 高度な医療社会の実現に向けて、静岡県東部を中心に展開されているファルマバレー構想。その中核を担うのが当院です。常に患者さんの視点に立ちながら、これまでに数々の先進的な取り組みを行ってきました。そのひとつが2002年の設立当時から推進している多職種チーム医療です。患者さんの状況に応じて柔軟に形を変えるプロジェクトの中で、中心的な役割を担っているのが看護師。歴代の院長も「患者さんのそばにいる看護師が最も重要な存在」と明言しています。当院が看護師の育成に力を入れているのは、そうした背景があるのです。
 ここには「何とかがんを治療したい」と、すがるような思いで来院される患者さんが多くいらっしゃいます。確かに高い専門性が求められる仕事です。しかしそれ以上に患者さんのことをよく知り、一人ひとりに適切な対応を行うことで「ここにいれば大丈夫」という安心感を提供することが看護師の重要な役割だと考えています。当院の基本理念のひとつである「心通う対話に基づく全人的医療の実践」のためにも、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら看護にあたって欲しい。私はそう考えています。

一人ひとりのキャリアに応じた教育制度

一人ひとりのキャリアに応じた教育制度

 当院では既卒者の採用時に陥りがちな「看護師の経験があるのだから、これくらいは大丈夫でしょ?」という先入観を捨てることで、スムーズな導入を実現する教育制度を整えています。がん看護の経験がない方には、がんに関する基礎知識について知ることからスタート。その後“できない”または“自信がない”基礎技術を習得した上で、領域別の専門知識や技術を学ぶという3ステップの導入研修を実施しています。ただ、既卒者と一口にいってもさまざまです。入職時に既卒者担当の教育師長が面談しながら、できること・できないことを細かくチェック。それぞれのキャリアに応じた教育プログラムを細かく設定しながら、到達度に応じてフォローアップのプログラムを作成していきます。たとえばパソコンのスキルひとつとっても、本人が保有しているスキルと、現場で求められるスキルとの間にギャップが生じることが多々あります。導入研修に含まれない部分については個別に支援プログラムを作成し、配属後も継続的なサポートを行うことで、つまずかない配属を実現しているのです。
 キャリアアップのための環境や制度も整っています。当院は全国初の病院立認定看護師教育課程を持ち、院内で認定看護師の育成を行う数少ない病院です。さらに大学院との提携で専門看護師の資格取得もサポート。休職などの制度面も整え、より上を目指すみなさんの意欲を応援しています。

24時間保育で働く看護師をサポート

24時間保育で働く看護師をサポート

 当院には500名余りの看護師が在籍し、そのうち年間40人程度が産休・育休を取得しています。看護師が重要な役割を担う病院ですから、優れた人材に一人でも多く復職して欲しい。そこで現在、私が特に力を入れているのが、出産後に戻ってきやすい職場づくりです。どの時間帯なら都合がいいのか、どの部署で働きたいのか。できる限りスムーズに復職できるように事前にヒアリングを行った上で、各部署と調整しながらより良い復職の道筋を立てていきます。
 また、育児との両立を支援するため、敷地内に保育所を設置して24時間保育を実施。現在のところ待機児童はゼロですが、今後に備えて受け入れ人数を増やす計画を進めています。さらに小さなお子さんを持つ親にとって最も心配なこと、それは急な発病です。保育所から連絡があったときにすぐお迎えにいけるような職場体制を、事務スタッフと協議しながら整えています。より良い看護は、より良い職場から。そうした取り組みの成果か、近年、復職率が上がってきているんですよ。

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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