渡部 昌子さんの公益財団法人結核予防会 複十字病院のインタビュー|ナースフルの職場の魅力 大特集


コミュニケーションスキルを重視しています

公益財団法人結核予防会 複十字病院

渡部 昌子さん 看護部部長

福島県の学校の衛生看護科卒。
その後上京し、板橋中央看護専門学校を卒業。1994年複十字病院に入職。2011年より看護部部長

知識や技術とともに人間力の向上も大切です

 複十字病院は、公益財団法人結核予防会のもとで結核の研究と国内対策・国際技術支援を行うとともに、呼吸器、がん、生活習慣病の予防から医療・介護まで取り組んでいます。当院の看護の理念は、「看護の専門職」としての自覚を持ち、患者さんの人間性を尊重する立場で、思いやりのある安全な看護を提供すること。たとえば、入院の患者さんには、病院の規則や治療上の制約はありますが、できるだけその方らしい生活が送れるような看護を目指しています。以前、病院食がどうしても合わないという患者さんがいましたが、必要な栄養を摂っていただくために外部での食事を認めたこともあります。わがままとの境界線が難しいところですが、患者さんの状況をみて対応しています。
 また、がんの末期の患者さんが自宅で最期を迎えたいという場合、受け入れる家族も大変です。看護師として、本人はもちろん家族と話し合い、ドクターとも相談しながら本人や家族が納得できる最善の道を探ります。このように人間尊重の精神をベースにして患者さんや家族の想いを聞くために、コミュニケーション力や人間力を高める努力を忘れないで欲しいと考えています。もちろん、看護師一人ひとりが医療の高度化に対応した知識や技術の研鑽を積んで、看護レベルの向上に努めることも重視しています。当院では、そのための支援は惜しみません。

目標を明確に。資格取得には学費等の援助を

目標を明確に。資格取得には学費等の援助を

 看護部では、クリニカルラダーシステムを導入し、看護師としての成長段階を新人からレベルⅣまで設定し、それぞれの行動目標を明確にしています。各レベルの到達目標に応じて自分で計画を立てて、レベルアップを図ることができます。レベルIVに達すると、管理職や専門職への目標設定を行います。経験5年以上の看護師は、本人の意欲や希望に応じて、院内の研修だけでなく、外部の研修機関のプログラムで知識を広め、スキルを高めることもできます。その場合、費用を病院で負担する制度もあり、多くの看護師が利用しています。
 当院は、厚生労働省から結核医療高度専門施設として認定されており、最先端の医療に取り組んでいます。また、肺がん、大腸がん、乳がんについては東京都の診療連携協力病院に指定されており、東京都から二次救急医療機関にも認定されています。仕事を通じて、高度な技術や知識を身につけることができます。
 加えて、認定看護師や専門看護師にも積極的にチャレンジして欲しいと考え、様々な支援を行っています。看護研修学校の入学金や授業料を全額病院で負担するだけではなく、半年間の受講中は基本給を支給し、ボーナスも規定通り支給します。

24時間体制の院内保育で働くママを支援

24時間体制の院内保育で働くママを支援

 複十字病院は、一般病棟238床、療養病棟41床、結核病棟60床の計339床を擁しています。この床数を2交替制、10対1の看護配置で運営しています。「仕事を続けられるのはOFFを充実できてこそ」という考えのもと、年間休日は140日。看護部の有給消化率は、昨年は88%でした。これは管理職を含めての数字です。
 子育てママを支援するために、当院では40年前から24時間体制の院内保育園を設けています。5年前に新築し、木の香りのする広々とした保育園に子どもを預け、夜間でも安心して働くことができます。子どもが急に熱を出したときなども、気兼ねなく休むことができます。子育て経験者も多く、お互い様の精神で協力しあう雰囲気が浸透しているからです。また、保育園の新築と同時期に、看護師宿舎も新しくしており、キャリア5年までの看護師は入居できます。賃貸住宅の居住者には、家賃補助制度があります。
 中途退職者が少なく、定年まで勤める人が多いのも、こうした制度や環境があることが大きいと自負しています。なお、2交替制については、夜勤のときの長時間労働を短くできないか、ワーキンググループで検討しています。独身者、既婚者、子育て中、親を介護している人など各病棟の代表者が集まって、改善案を探っているところです。

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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