2016年度(第105回)版 看護師国家試験 過去問題

午前19N01

口腔ケアで適切なのはどれか。

  • 1.歯肉出血がある場合は実施しない。
  • 2.含嗽ができない患者には禁忌である。
  • 3.経口摂取の有無に関係なく実施する。
  • 4.総義歯の場合は義歯を入れた状態で実施する。
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×1 歯肉出血がある場合は実施しない。
歯肉出血は、細菌による歯肉の炎症と考えられる。含嗽などで歯肉へ刺激を与えないよう工夫しながら口腔ケアを実施することが大事である。
×2 含嗽ができない患者には禁忌である。
含嗽ができない患者にはスポンジブラシや吸引器などを用いて口腔ケアを行い、感染予防や唾液の分泌を促進する。
3 経口摂取の有無に関係なく実施する。
口腔ケアは、感染予防や唾液分泌の促進、口腔内の乾燥を防ぐなどの効果があることから、経口摂取の有無に関係なく実施することが大事である。
×4 総義歯の場合は義歯を入れた状態で実施する。
口腔ケアを行う際には義歯ははずし、義歯は専用の洗浄剤で洗浄することが好ましい。

解説

口腔ケアは虫歯の予防だけでなく感染症予防や肺炎予防につながります。何よりも、自分の歯で噛んで食べることは生きる喜びになります。

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