2016年度(第105回)版 看護師国家試験 過去問題

午前18N01

骨盤底筋訓練が最も有効なのはどれか。

  • 1.溢流性尿失禁
  • 2.切迫性尿失禁
  • 3.反射性尿失禁
  • 4.腹圧性尿失禁
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×1 溢流性尿失禁
溢流性尿失禁とは、前立腺肥大や神経因性膀胱などが原因で排尿が困難となり、膀胱から尿が溢れ出すことで起こる尿失禁である。治療としては、原因となる疾患の治療が優先となる。
×2 切迫性尿失禁
切迫性尿失禁とは、強い尿意が突如として起こり、排尿が間に合わず尿が漏れてしまう尿失禁である。治療としては、膀胱訓練を行う。
×3 反射性尿失禁
反射性尿失禁とは、脊髄損傷や中枢神経系障害などによって尿意を感じることができず、膀胱に尿が一定量溜まると自分の意志とは関係なく排尿してしまう尿失禁である。治療としては、自己導尿や排尿訓練などを行う。
4 腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁とは、膀胱と尿道を支える骨盤底筋が弱くなることで、尿道を締めることができなくなり尿漏れを起こす尿失禁である。骨盤底筋訓練によって骨盤底筋を鍛えることができるため、腹圧性尿失禁の治療に有効である。

解説

日常の些細な運動が大事です。毎日短時間でいいので運動を続けていけるように指導していきましょう。

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