2016年度(第105回)版 看護師国家試験 過去問題
午前15
糖尿病の血糖コントロールの指標となる検査値はどれか。
- 1.総ビリルビン
- 2.総コレステロール
- 3.グリコヘモグロビン
- 4.クレアチニンクリアランス

- ×1 総ビリルビン
- ビリルビンとは、赤血球やコレステロールが壊れたときに出る物質である。血液中のビリルビン量は、肝臓や胆嚢の状態を知るための重要な指標となる。
- ×2 総コレステロール
- 血液中のコレステロールや中性脂肪の量は、脂質代謝の異常を知るための指標となる。
- ○3 グリコヘモグロビン
- グリコヘモグロビンは、ヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結合したものである。グリコヘモグロビンは過去1~2ヶ月の血糖状態を反映する指標であり、糖尿病の血糖コントロールの指標として用いられる検査値である。
- ×4 クレアチニンクリアランス
- クレアチニンクリアランスは、血清中と尿中のクレアチニン量を測定することで腎臓の濾過能力を調べるものである。腎機能の指標として用いられる検査値である。
※ このページに掲載されているすべての情報は参考として提供されており、第三者によって作成されているものも含まれます。Indeed は情報の正確性について保証できかねることをご了承ください。
- 2016年度(第105回)版 分野別
解説
糖尿病は身近な疾患です。生活習慣病と簡単に言いますが、生活習慣を見直して作り直すことは本当に大変なことです。糖尿病の副作用や合併症は、しっかりとおさえて生活指導に役立てたいですね。