2016年度(第105回)版 看護師国家試験 過去問題
午前3
日本の平成29年(2017年)における業務上疾病で発生件数が最も多いのはどれか。【出題105回:109回国試にあわせて改変】
- 1.振動障害
- 2.騒音による耳の疾患
- 3.負傷に起因する疾病
- 4.じん肺症及びじん肺合併

- ×1 振動障害
- 振動障害は4件で、製造業で発生した。チェンソーなどを長く使う仕事で発生することが多い。
- ×2 騒音による耳の疾患
- 騒音による耳の疾患は8件で、建設業などで発生した。工事や工場などでの仕事で発生することが多い。
- ○3 負傷に起因する疾病
- 負傷に起因する疾病は5051件で、全体の64.4%を占めており、最も多く発生した。災害性腰痛がそのほとんどを占めている。
- ×4 じん肺症及びじん肺合併
- じん肺症及びじん肺合併症は191件で、製造業や建設業、鉱業などでの発生が多い。
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- 2016年度(第105回)版 分野別
解説
業務上疾病はよく出るので、特に災害性腰痛は覚えておきましょう。この他には、鉄鋼業などでの暑い環境が原因となる熱中症、パソコンなどによるVDT作業などが原因となる視力障害や肩こりなどがあります。