2014年度(第103回)版 看護師国家試験 過去問題

午前95N07

次の文を読み〔問題94〕、〔問題95〕、〔問題96〕の問いに答えよ。Aさん(56歳、女性、主婦)は、胆石症と診断され、腹腔鏡下胆嚢摘出術予定で入院した。Aさんは身長152cm、体重70kgである。Aさんは、数年前に脂質異常症を指摘されたが、治療は受けていない。Aさんにその他の特記すべき既往歴はない。〔問題95〕Aさんは、全身麻酔下で気腹法による腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けた。手術中にAさんに最も生じやすいのはどれか。

  • 1.褥 瘡
  • 2.高体温
  • 3.無気肺
  • 4.脳梗塞
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×1 褥 瘡
腹腔鏡下胆嚢摘出術は比較的短時間で済む術式であり、褥瘡ができるとは考えにくい。
×2 高体温
全身麻酔下で行うため、低体温になりやすくなる。
3 無気肺
全身麻酔下の手術では無気肺のリスクがある。さらに、気腹法により横隔膜が挙上して圧力が増すため、無気肺を起こしやすくなる。
×4 脳梗塞
深部静脈血栓症などがあれば肺塞栓や脳梗塞を起こしやすくなるが、その症状がみられないため考えにくい。
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