2012年度(第101回)版 看護師国家試験 過去問題
午前20
廃用症候群の予防で正しいのはどれか。
- 1.温罨法
- 2.安静臥床
- 3.減塩食の提供
- 4.関節可動域訓練

- ×1 温罨法
- 筋肉の緊張緩和に効果はあるが、廃用症候群の予防にはならない。
- ×2 安静臥床
- 安静臥床の継続が廃用症候群の原因になるため、予防ではなく悪化させる。
- ×3 減塩食の提供
- 高血圧予防にはなるが、廃用症候群の予防にはならない。
- ○4 関節可動域訓練
- 廃用症候群のひとつである関節拘縮は、関節可動域訓練によって関節を動かすことで予防につながる。
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- 2012年度(第101回)版 分野別
解説
廃用症候群の原因には、長期の安静臥床などによる、筋肉の萎縮、関節の拘縮、心肺機能低下、うつ状態などがあります。関節が拘縮すると改善が難しいことが多いため、関節可動域訓練で予防することが大切です。