文部科学省から出ている看護臨地実習の指定規則は、上のような単位数と階層構造ですが、カリキュラムは学校ごとに異なります。自分の学校はどんなプログラムを組んでいるのか、要綱などで確認しておきましょう。
実習期間はさまざまな病棟をまわりますが、どこでも必ず行うのが下の内容。
病棟ごとに備品の管理方法や、日常生活援助の方法や場所、使用時間などに違いがあるので、しっかり確認して!
- 清拭・足浴・シャワー浴・陰部洗浄などの日常生活援助など
- ベッドメイク、ベッドまわりの整理整頓、明るさや室温の調節など
- 毎日、あるいは実習途中・終了後などに、意見を発表
- 学生・指導教員とで毎日、あるいは頻回に実施。学びを共有
- 他グループと実施。病棟の特徴的な疾患や検査、治療、看護を発表
- 一人の患者のケアに関して個々に意見を述べあう
日々の行動は、患者さんの様子や自分の目標によって変わってくるもの。とはいえ、どこの病棟でもおおよその行動パターンは決まってきます。ここでは、一般的なパターンを示し、各項目を行う際にどんなことに注意すればよいのか、先輩看護師にアドバイスをもらいました。
- 申し送りに参加①、情報収集
- 患者さんへの挨拶②、グループメンバーと環境整備
- バイタルサイン測定③、
情報収集(カルテから患者さんの採血結果やバイタルサインなどの看護記録をチェック)
- 洗髪
- 担当看護師さんに報告、患者さんの情報収集
- 食事の配膳、手洗いの見守り、
患者さんの食事に付き添い食事摂取量の観察、歯みがき
- 昼休憩
- バイタルサイン測定、足浴の準備・実施・片付け⑧、
患者さんとの会話の中から情報収集⑨
- 報告
患者さんの日々の変化(言葉や反応なども)を意識しながら情報を記録、整理
- 学生カンファレンス