患者さん&シチュエーション別対応集⑥ 術前など不安を聞く

普段の様子から読み取る

イムス三芳総合病院 外科・泌尿器科混合病棟 大橋美和子さん

普段の会話やふるまいの中から読み取っていくことが大切です。たとえば、お風呂に入りたがらない、リハビリに行きたがらない、点滴などの治療拒否などは、不安や心配に思うことがあるためです。単に“嫌なんだ”で終わりにせず、“なぜ嫌なのか?”という裏の理由を考えることが看護師には必要です。たとえ改善が難しくても、患者さん自身の気持ちをわかっているか、いないかで患者さんとの関係性も変わってきます。

(イムス三芳総合病院 外科・泌尿器科混合病棟 大橋美和子さん)

「大丈夫ですか?」と聞かない

自分のことを親身に考えてくれる人には、オープンに自身のことを語ってくれるものなので、普段の姿勢が大切です。また、「大丈夫ですか?」「わかりましたか?」と尋ねると、必ず肯定の返事が返ってくるので、声のかけ方に注意しましょう。たとえば難しい説明の後、「私はいまいちわからないところがありましたが、○さんはわかりましたか?」と尋ねるなど目線を下げて話しかけると、相手の本音も出やすいかと思います。

手術患者の不安を汲み取る

私たちは当たり前のように毎日見ている手術を受ける患者さんですが、自分の身体を侵襲するということが初めての方がほとんどです。ですから“手術前はだれもが不安を持っている”と心得て対応しましょう。

(東埼玉総合病院 外科病棟 西井由紀子さん)

患者さんの思いを受け止める

済生会横浜市東部病院 消化器内科・外科・乳腺外科混合病棟 久住結衣さん

関われる時間は長いからこそ、患者さんから学生に気持ちを表出してくれることがあります。そんなときはしっかりと患者さんの気持ちを受け止めて、自分で安易に返答せずに、臨床指導者や先生に相談してみてもよいでしょう。あえて患者さんに確認するときは、「不安なことはありますか?」と聞くよりも、具体的に尋ねた方が患者さんも答えやすいと思います。

(済生会横浜市東部病院 消化器内科・外科・乳腺外科混合病棟 久住結衣さん)

理解度を確認しながら対応

なかなか踏み込みづらいところだと思いますが、「何か心配されていることはありますか?」とお尋ねしてもよいと思います。
手術を受ける患者さんは、内容を理解しきれずに不安に思っていらっしゃる場合もあります。そこで、理解度を確認するために、「先生からどんな説明を聞いておられますか?」と尋ねるのも手だと思います。

(都内総合病院 内科病棟 主任 福岡さん<仮名>)

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