第2章 主な代謝・内分泌疾患 栄養の異常 ~ ナースフル疾患別シリーズの看護師基礎知識 ~

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第2章主な代謝・内分泌疾患
栄養の異常

ビタミン欠乏症

ビタミンの概念

  • ビタミンとは、からだのさまざまな生理機能の維持に欠かせない微量有機化合物の総称。
■ビタミンの種類と主な働き
  • ビタミンは脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別できる。
  • ビタミンはホルモンと異なり体内で生合成できないか、できても十分ではなく、食物から栄養素として摂取しなければならない。

原因・病態

  • 各ビタミンに共通する欠乏原因は食事性のもので、極端な偏食に由来することが多い。そのほか、吸収障害や体内需要の増大が原因になることもある。
■ビタミン欠乏症の主な原因と症状
  • 欠乏症を起こすビタミンは、ビタミンA、B1、B2、ナイアシン、C、D、Kなどで多く、ビタミンE、パントテン酸、ビオチンなどは、欠乏症を起こしにくい。

ビタミン欠乏症の進行パターン

  • 上記の流れの前半を潜在性欠乏、後半を臨床的欠乏と称している。
  • 血液にビタミン欠乏症の影響が現れるころになると、倦怠感や頭痛、めまいなどの症状が現れてくるが、そのことだけではビタミン欠乏症に特有の症状という断定はできず、いわゆる不定愁訴の状態といってよい。
  • 細胞レベルでの欠乏状態が顕在化してくるにつれ、それぞれのビタミン欠乏に特有の症状が明瞭になっていく。
  • この流れのなかのどこかで適切な対応が行われるのが普通だが、それがなければ、最終的には命にかかわることになる。

ビタミン過剰症

原因・病態

  • 水溶性ビタミンは過剰分が排泄されやすいが、脂溶性ビタミンは排泄されにくいため体内に蓄積されやすい。ただし、ビタミンEは例外である。逆に、ビタミンB6やナイアシンなどの水溶性ビタミンでも、過剰症が生じることがある。
  • 脂溶性ビタミンを多く含む食品の過剰摂取が、ビタミン過剰症の最大の原因になる。

症状

  • ビタミン過剰症の主な種類は、下表のとおり。
■ビタミン過剰症の主な原因と症状