看護師のリアルインタビューvol.1 精神病院・救急病棟|看護師の転職や求人など、看護師の募集ならナースフル


現場で活躍するセンパイを直撃!看護師のリアルインタビュー Vol.1(精神病院・救急病棟)

患者さんを救う立場の私が、患者さんに救われることもあるのです。

Iさん(30歳・正看護師歴2年6ヵ月)

(きっかけは?)(学校選びは?)看護師になるまで

母の姿に憧れて、一般大学から転換。受験では「学士編入学制度」を活用

実は、大学時代は心理学を勉強していました。そんな私が看護師を目指すことになったきっかけは、診療所の医師として働く母の姿に憧れを抱いたからです。卒論の調査で母の診療所に協力してもらった際に目にした、患者さんと真摯に向き合う母がかっこよくて。「私も多くの人を救える存在になりたい」と思い、看護師の道へと方向転換しました。

看護大学を受験する際は、「学士編入学制度」がある学校を選択。一般の4年制大学卒業後に看護師を目指す人に開かれたコースで、私が受験した聖路加看護大学の場合は英語と生物の試験と小論文、面接のみで合否判定がなされました。大学を出て再び受験勉強をやり直す身としては、受験科目が少なかったのはありがたかったです。通常4年かかるところ、3年で国家試験の受験資格が得られる点もメリット。おかげで他の看護大学生よりも1年早く、現場に出ることができました。

心理学の知識を活かせそうな精神科病院で働きたかったのですが、当初は迷いもありました。看護師としてのキャリアを積むには、まずは総合病院などで幅広い経験を積んだほうがいいんじゃないかと思ったからです。けれども、実習先の看護師さんからいただいたアドバイスが進路決定の決め手に。「行きたい道に進むべき。スキルは後からいくらでも身につけられるわよ」という言葉に勇気をもらい、精神科医療の専門病院へ入職することに決めました。

(仕事内容は?)(やりがいは?)看護師になってから

医療処置を行う機会が少ない分、患者さんとじっくり向き合える

入職後に配属されたのは、重篤患者のケアを行う救急病棟。もっとも症状の重い患者さんが集まるところに、いきなり配属されたのです。そこでの私の主な業務は、注射や点滴などの処置と入浴できない患者さんの身体を拭く清拭ケア。また、症状が落ち着いた患者さんを救急病棟から亜急性期・慢性期病棟へ移せるかどうかを判断するための経過観察も、重要な仕事のひとつです。そのほか、急患の患者さんが運ばれてきたときの入院対応も担当。多い日には一日10人近くの急患が来ることもあり、そのような日はとても慌ただしくなります。

総合病院などと比べて、精神科病院では看護師が医療処置を行う機会はそう多くありません。けれどもその分、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合うことができる。ときには、患者さんと30分ほど話し込んでしまうこともあるんですよ。

人生の再出発をサポートする。それが、私たちの役割

精神科病院で働く看護師の役割は、患者さんに寄り添って人生の再出発をサポートすること。しかめっ面で暴言ばかり吐いていた患者さんに笑顔が戻り、元気に退院していったときの喜びは言葉では言い表すことができません。

ただ、人の心と正面から向き合う仕事だけに、精神的なタフさが求められます。気分が沈んでいるときに、「なぜ、こんな仕事をしているんだろう」と挫折しそうになったことも。そんな私を救ってくれたのは、70代のある患者さんの一言でした。「あなた、すごくいい目をしていますね。大変な仕事だと思いますが、頑張ってください。うまくいくよう、おじさんが祈ってますからね」。今でもこの言葉が、看護師として働く私の大きな支えとなっています。

(心掛けることは?)(アドバイスは?)看護師になるなら

年齢はまったくハンデにならない。何歳からでもぜひ挑戦を

多くの患者さんと接する看護師の仕事は、人と関わるのが好きな方でないと務まらないでしょう。とくに精神科病院の場合は、その傾向がより強くなります。患者さんは一人ひとり性格や個性が異なるので、マニュアルなど通用しません。ですから大変なことも多いですが、それと比例して大きなやりがいを得ることができるのです。病院は、さまざまな人間ドラマが繰り広げられる舞台。これほど多くの感動と出会える仕事は、かなり珍しいと思います。

24歳で看護大学に入学し、私が看護師になったのは27歳のとき。高校卒業後に看護師を目指した方とくらべれば、スタートはかなり遅いほうです。けれども、これまで年齢による壁を感じたことは一度もありません。何歳からでも目指すことができ、一生モノとなるスキルを身につけることができる。ですから看護師になりたい人は、あきらめずに挑戦していただきたいですね。

学校卒業後の進路を決める際は、ぜひ実習経験を参考にしてください。実習では、さまざまな病院や科をまわることになります。そのなかで、「楽しかったな」「よかったな」と感じた道に進むのがおすすめ。私自身がそうだったので強く言えるのですが、自分の心に正直な選択をすることが幸せな看護師人生の第一歩になるのです。

Iさん

卒業学校:
聖路加看護大学卒
勤務先:
精神科の専門病院/898床/精神科
勤務形態:
常勤(3交代制/月8日夜勤あり)

Iさんのある一日

08:30
申し送り
夜勤担当の看護師から、患者さんの様子について報告を受ける。
09:00
医師の回診同行
医師と一緒に患者さんの健康状態を診ながら、バイタル測定、採血の補助や処置を行う。
10:00
患者さんへの処置
注射や点滴といった処置のほか、入浴できない患者さんの清拭を行う。
12:30
ランチ休憩
1時間の食事タイム。その日の状況次第で、休憩時間は前後することも多い。
13:30
急患患者の処置
急患として運び込まれてきた患者さんをケア。医師の診察後、注射や点滴などを行う。
16:00
入院対応
入院が必要になった患者さんのための入院の準備、案内などを担当。
17:00
看護記録のチェック
カルテ記載の最終チェックをし、お仕事終了。
ナースフルに希望通りの求人を紹介してもらう 無料登録はこちら!