保健師のリアルインタビュー 一般企業|看護師の転職や求人など、看護師の募集ならナースフル


現場で活躍するセンパイを直撃!保健師のリアルインタビュー (一般企業)

社員の「今」と「未来」に大きく貢献できることが、この仕事の醍醐味です。

Kさん(31歳・保健師歴7年)

(きっかけは?)(学校選びは?)保健師になるまで

人々と深く、そして長く関われる点に魅力を感じた

そもそもは、医療業界に興味があったわけではないんです。社会的貢献度が高く、人と深く関われる仕事に就きたいと思っていただけで。そんな高校時代に、ふと頭に浮かんだのが保健師の仕事でした。小学生の頃、実家で同居していた祖父のもとに保健師さんがよく様子を見に来てくれていたんです。そのことを思い出し、「自分がやりたいことに近いのかも」と感じたことが、この世界に興味を持ったきっかけでした。

ところが、途中から「助産師の仕事もいいな」と思い始めたんです。そのため、保健師も助産師も目指すことができる、4年制大学に進学することにしました。3年生から保健師、助産師それぞれのコースに分かれるのですが、最終的に保健師の道を選択。決め手は、人々と深く関われるだけでなく、長く関われるという点に魅力を感じたからでした。実習先でも、人と長く関われることのよさを実感。高齢者の健康相談のために山間の集会所へ向かっていたら、すれ違う人たちが気さくに保健師さんに話しかけてきたんです。長年通って顔なじみになっているからこその距離感が、とてもいいなと感じました。

看護師と保健師の国家試験に、無事に合格。にもかかわらず、大学卒業後は看護師として病院に入職しました。その理由は、実習先で出会った保健師さんの一言がきっかけ。「臨床経験があったほうが、将来必ず役立つわよ」と言われ、病院の精神科で経験を積むことにしたのです。

(仕事内容は?)(やりがいは?)保健師になってから

健康指導から復職支援まで、幅広い仕事に従事

約1年半の看護師経験を経て、24歳で念願だった保健師へ。電機メーカーに約5年間勤務した後、現在の金融会社に就職しました。企業で働く保健師の仕事は、大きくわけて3つあります。ひとつは、心や身体の不調を訴える社員のケアを行うこと。保健師ひとりで対処することもありますが、症状や内容によっては産業医のドクターと相談して対応します。もうひとつは、健康診断や人間ドックの結果をもとに、社員一人ひとりに健康指導を行うこと。どのような病気になるリスクがあるかなどを説明しながら、生活習慣の見直しをアドバイスしていきます。最後のひとつは、メンタル不調が原因で休職している社員の復職サポート。「試し通勤」をしてもらうなど職場への復帰準備をお手伝いし、スムーズな職場復帰を促していきます。

学生時代に出会った保健師さんの言葉どおり、臨床経験は職場でとても活かされていると実感。私は精神科で経験を積んだので、特に心の不調を訴える社員と接するときに、多くの症例をもとに的確なアドバイスが行えていると自負しています。また、休職者の復職時期を見極める際にも、たくさんの患者さんの退院をサポートしてきた経験が役立っているんですよ。

社員の健康を守れていると実感できるのがやりがい

心や身体の不調は、ときには会社員人生を大きく左右しかねません。だからこそ、社員の危険な兆候をいち早く察知して、私たちが対策を講じる必要があるのです。たとえば、メタボ気味の社員にはダイエットの必要性を根気よく説明する。仕事に忙殺されて心が疲れている社員にはアドバイスを行い、状況によってはその上司に職場環境や業務内容を改善できないか掛け合う。そうやって私たちが介在することで、社員の「今」と「未来」に貢献できるのがこの仕事の醍醐味です。

保健師の道を選択する決め手にもなった、人と深く、長く関われる点も大きな魅力。私はまだ現在の職場に来て日が浅いのですが、前の職場には40年近くも同じ社員たちの健康づくりをサポートし続けている先輩もいました。今の目標は、保健師としての引き出しをさらに増やしていくこと。そうやってスキルアップしていけば、今以上に社員が健康に働き続けられる職場環境を実現できると信じています。

(心掛けることは?)(アドバイスは?)保健師になるなら

企業で働くなら経営者の視点も必要

企業の保健師として働くうえで大切なのは、社員の視点と同時に経営者の視点も持つこと。社員の健康だけを考えるなら極端な話、楽な仕事に携わってもらえばいいのです。けれども、社員全員が楽な仕事に就いてしまえば会社は成り立ちません。お給料をもらっている以上、社員は仕事で一定の成果を挙げる必要があるのです。社員と経営者、両方の視点に立ったうえで、どのように健康をサポートしていくのがベストなのか。その答えを見つけて実践していくのが、企業で働く保健師の使命だと言えるでしょう。

働き始めて実感したのですが、この仕事は結婚・出産後も働き続けたい人にとって最適。企業に勤務すれば夜勤はなく、残業も病院ほどないですし、土日もしっかり休めます。規則正しく働けるので、仕事と家庭の両立がしやすいでしょう。実際、今の職場には50代の先輩もいますし、前の職場には60代の先輩も。勉強は大変ですが、一生モノの資格として重宝するので頑張ってください。

保健師か助産師で迷った私のように、医療業界を目指すにあたって職種を絞りきれない人もいるかもしれません。そのような方には、看護師と合わせて、保健師や助産師も目指せる4年制大学で学ぶことをオススメします。選択肢がたくさんある分、自分の納得できる未来をじっくりと選ぶことができるでしょう。

Kさん

卒業学校:
国立大学医学部保健学科
勤務先:
一般企業
勤務形態:
常勤(日勤)

Kさんのある一日

09:00
メール対応
社員からの相談メールに対応。 それが終わると、社員との面談の準備をする。
10:00
社員との面談
心や体の不調を訴える社員や、 復職サポートを担当している社員と面談。
12:00
ランチ休憩
近くのお弁当屋さんでお弁当を購入。 ほぼ、規則正しく休みが取れる。
13:00
社員との面談
午前中と同じように面談を行う。 他の事業所へ出向いて面談を行うことも。
17:00
お仕事終了
急な健康相談が入らない限り、定時で終了。 ちなみに、残業は月平均10時間程度。
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