看護師の転職「内定~退職交渉」の流れと進め方


看護師転職成功ガイド

STEP5 内定後の対応・退職交渉の進め方

ここでは内定後の対応の仕方、退職交渉の進め方について解説します。
面接が終わり晴れて内定をいただいた後は、現職に辞めることを伝えたり、その交渉をしたりと、しなければならないことがたくさんあります。
円満退職できるように、退職に伴う対応を知っておきましょう。

面接後~採用が確定するまでの流れ

面接をしてから採用が確定するまでの一般的な流れは、以下の通りです。

  • 1.内定通知

    施設から内定の連絡が電話またはメールで入ります。
    面接終了後2週間以内で連絡をもらえる施設が多いです。

  • 2.雇用条件の最終確認

    施設から具体的な雇用条件の詳細が提示されます。
    給与などの条件や入職日をクリアにしましょう。
    給与が違っていたなどは入職後のトラブルを招きやすいため、できるかぎり書面でやりとりすることをおすすめします。
    特に労働時間や賃金などの重要事項については書面で明示すべきことが、労働基準法で雇用主に義務づけられています。
    後になってこんなはずじゃなかった…という事態を防ぐためにも、少しでも疑問に思ったことがあれば納得するまで確認しておきましょう。

  • 3.承諾(または辞退)

    最大でも1週間以内には電話などで連絡をします。
    内定を承諾したら、これ以降は断ることはできないと考えましょう。
    なお、紹介会社を経由して選考に望んでいる場合は、紹介会社を通じて返事をすることになります。

  • 4.正式な内定通知書が届く

    メールまたは郵送にて、正式な内定通知書・内定承諾書が届きます。
    内定が正式に「確定」になるタイミングは施設により異なります。
    内定の通知と同時に内定承諾書が届けられて、それに署名・捺印することで正式に内定が確定する施設もあれば、口頭での承諾で終了する施設もあります。
    厳密には、内定が伝達され、それに対して承諾の意思を示したときに、解約権留保付きの労働契約が成立します。

  • 5.内定承諾書の記入・返送

    内定承諾書に必要事項を記入して、返送します。
    なお、承諾書の代わりに雇用条件契約書への記入となる場合もあります。

  • 6.採用確定

    ここまでくると正式に採用が確定となります。
    その後は業務内容の説明や院内の案内など、入職にあたり必要なことの説明会が開かれます。
    施設によっては入職後行われることもあります。

内定が出たら―内定後の対応Q&A

内定がもらえたら喜びに浸りつつも、決めるべきことを期日までに決め、前に進めていかないといけません。
内定後の対応でよくある質問をQ&A形式でまとめました。

Q
面接の場で内定が出たら、いつまでに承諾すればよい?
A
長くても1周間以内に。
理由があるなら少し待ってもらうことも可能です。

第1志望であれば、内諾という形ですぐに承諾しても問題ないでしょう。
ただ、何らかの心残りがあれば(ご家族の説得ができていないとか、同時並行で他の内定を待っているとか…)、返事を待っていただきたい旨を伝えます。
その際に、「他と迷っているので」など先方に配慮のない言葉ではなく、「家族と相談したいので」「とてもありがたいお話なのですが、大事なことなのでちゃんと考えて答えを出したい」などと伝えるといいでしょう。
そして、長くても1週間以内に改めて意思を伝えましょう。

Q
一度決めた入職日は変更できるもの?
A
変更はできません。

今の職場での有休消化などを確認したうえで、入職日を確定させましょう。

Q
内定を辞退する場合はどのように対応すればいい?
A
できるだけ早く誠意を持って、辞退する旨と理由を伝えましょう。

内定承諾前であれば断ることができますが、内定を出した医療施設は、すでに選考活動を終了し、受け入れ準備を進めているかもしれません。
ですから、やむを得ず内定を辞退するときは、できるだけ早く電話連絡する必要があります。
受付準備が進んでいる場合、制服費用などを請求されることもあり得ます。
また、辞退の理由が「他の内定が決まったから」という場合は、正直に伝えても角が立ち、かえって先方への配慮を欠くことになりかねません。
「個人的な状況の変化がありまして」などと、あえてあいまいな表現にとどめるといいでしょう。
理由はどうあれ迷惑をかけてしまったことに対するお詫びと、内定をいただいたことに対するお礼の気持ちも忘れずに伝えてください。

現職への伝え方は?退職までの流れとマナー

「立つ鳥跡を濁さず」ということわざにならって、これまでの勤務先を去るときは"スマートかつスムーズ"を心がけましょう。
誠意と常識ある大人の振る舞いが問われます。
退職までの流れをお伝えします。

  • 1.退職交渉(退職の意思表示)

    退職を申し出るタイミングについては、病院ごとの就業規則を確認し、転職先が決まったらなるべく早く伝えましょう。
    退職交渉で何よりも大切なのは「辞める」という確固たる意志を持つことです。
    場合によってはしつこい引き止めにあったり、厳しい言葉を浴びせられたり、辞めることが悪いことであるかのように言われることもあるようです。
    「給与を上げよう」、「夜勤を減らそう」などいろいろと持ちかけられる可能性もあります。
    しかし、本当にそれで理想の通りの環境に変わるでしょうか?
    これまでの働き方を思い出し、ご自身の選択を撤回してまで残るかどうかはよく考えて判断をしましょう。

    その後、病院側と残務処理や引き継ぎなどをどうするか相談しながら、正式な退職日を決めることになります。
    一方で転職先の入職日との兼ね合いもあるので、早目に退職の意向を伝えるに越したことはありません。
    余裕を持って相談し、スムーズに退職できるようスケジュールを考えて進めましょう。

  • 2.退職日の決定、退職願の作成・提出

    退職日は、勤め先の都合も確認しながら、相談のうえ決めていきます。
    後任への引き継ぎの期間の確保や、シフトの都合もあります。
    就業規則で決められている期間を確認しておきましょう。

    退職日が決まり次第、退職願を作成します。
    退職日の1ヵ月前には提出することが一般的です。
    上司の忙しい時間をできるだけ避けて、直接手渡ししましょう。

  • 3.後任への引き継ぎ

    後任へ引き継ぎをしっかりと行うことは、最低限のマナーです。
    いつまでに誰に何を伝えるべきか整理し、退職日ぎりぎりに慌てないように徐々に進めていきましょう。
    自分の仕事内容を他の人がみてわかる形でマニュアルを作成するなど、後に残る方々が困らないように丁寧にケアをすることが大切です。
    また、周囲に退職を知らせるときには、後ろ向きではなく、前向きの理由で退職することを伝えましょう。

  • 4.荷物整理や備品の返却、退職のあいさつ

    身の回りの清掃や片付けは、あまり早く着手しすぎるとかえって印象が悪くなります。
    前日~最終日にかけて、とはいえ時間内に終えられるように考えて行動しましょう。
    病院の制服、職員証など、職場の備品は退職時に返却が必要です。
    健康保険証も忘れずに返却しましょう。

    そしてお世話になった上司の方々、共に汗を流した同僚たちへのお別れも最後までしっかりと。
    永遠の別れではないかもしれませんが、心からの感謝の気持ちを、飾らない素直な言葉で伝えましょう。
    向き合って伝えることが基本ですが、シフトの関係でなかなか会えない、あるいはちょっと直接には伝えづらい相手に対しては、メッセージカードを送るなどするといいでしょう。

  • 5.有給消化

    有給休暇を使うことはもちろん当然の権利ではあり、未消化分が残っていれば、消化することは法律的に可能です。
    しかし、退職するまでは組織の一員ですから、十分な引き継ぎを心がけ、周囲に迷惑をかけないように配慮してください。
    消化する場合はそのことを考慮に入れ、相談したうえで退職までのスケジュールを立てる必要があります。
    また、有休期間中に別の病院に入職することはできないことも頭に入れておきましょう。

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辞めると決めたものの、職場の引き止めで深く悩む方も多いと聞きます。
ナースフルにはこれまでの転職サポート経験から、円満退職に繋げるためのコツをお伝えしたり、上司や家族に納得していただけるような伝え方をお教えしたり、入職までサポートします。
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