石井 智恵理さんの公益財団法人 筑波メディカルセンター 筑波メディカルセンター病院のインタビュー|ナースフルの職場の魅力 大特集


新人看護師の教育にやりがい

公益財団法人 筑波メディカルセンター 筑波メディカルセンター病院

石井 智恵理 入職8年目

語学留学での学びを活かして

 私は北里大学を卒業後、同大学病院に入職し、全科対象の特別個室病棟を5年経験しました。北里大学病院の近くに米軍のキャンプ座間がある関係で外国人の患者さんも多く、英語が堪能な看護師が対応しているのをみて、看護や医療の場での英語の必要性を感じました。病気になると誰しも強い不安を覚えると思いますが、言葉が通じないことによる不安は一層強いのではないかと思います。語学にも興味がありましたし、外国人の患者さんにも対応できる看護師になりたいと考え、2年間カナダに語学留学しました。
 帰国後、地元である茨城に戻り、2007年に当院に入職しました。当院に決めた理由は、地域の方からの評判がとてもよく、当院に入院した経験がある母からもスタッフの皆さんが親切にして下さったと聞いていたからです。また、当院は急性期からリハビリ期、在宅ケアまで一貫した医療を提供していることから、自分が行いたい看護がこの病院で行えると考えました。つくばは研究所が多く、海外から多くの研究者を迎えていることから、自分が学んだ語学も活かせるのではないかとの思いもありました。
 最初は呼吸器内科、婦人科、泌尿器科、消化器内科の混合病棟に配属されました。大学病院で働いていたころも、化学療法後の感染予防目的で個室に入られるがん患者さんを看る機会が多かったので、以前の経験を活かすことができる病棟で、この病院でのキャリアをスタートすることができました。

新人看護師がのびのび成長できる環境を

新人看護師がのびのび成長できる環境を

 当院は診療科や職種が違っても、スタッフ同士がすれ違うときなどにはいつも挨拶をし合う、コミュニケーションの取れる病院で、気持ちよく働くことができています。
 入職したころは新しい職場に慣れることで精一杯でしたが、同じ中途採用の先輩看護師がサポートについてくれたことで、新しい環境にスムーズに溶け込むことができました。当院はスタッフ教育に力を入れており、2年かけて新人教育を行うなど、長い目で新人看護師を育成するのが基本方針となっています。私も現在は新人教育や学生指導などにも携わっており、新人や看護学生が看護師として成長していく姿を間近にみて、指導者としてのやりがいを感じています。
 新人看護師の指導で重要なのは、一人ひとりの個性に合わせて、のびのびと育ちやすい環境を作ることだと思います。新人看護師は自ら成長できる大きな力を持っていると思います。知識を詰め込むのではなく、考える力をつけられるように指導し、困ったときにはいつでも相談しやすい環境を作ろうと努力しています。そのような環境は私一人が心がけていてできるものではありませんので、新人看護師を支える病棟スタッフ全体での風土作りが大切だと思います。
 今年初めて私が指導を担当した看護学生の卒業式に参加したのですが、改めて入職後、看護師としての第一歩を踏み出した人たちを辞めさせてはいけないと感じました。看護師は患者さんと近い存在だからこそ、さまざまな援助ができるということを、臨床を通じて伝えていける存在でありたいと思っています。

語学を活かして地域医療に貢献したい

語学を活かして地域医療に貢献したい

 現在は、つくば市国際交流協会で医療通訳ボランティアにも登録し、毎月開催される医療通訳ボランティア養成講座を受けてスキルアップをはかっています。地道なことではありますが、プライベートでも好きな映画を字幕なしで観るなど、身につけたスキルを維持、向上できるように努めています。実は英語が母国語という外国人は少なく、お互いに母国語ではない言葉でのコミュニケーションにはなりますが、お互いに理解できる言葉で会話ができることは、患者さんの不安解消にもつながるのではないでしょうか。特に入院中の食事は皆さん楽しみにしていますので、宗教によっては使用できない食材、日本食が苦手な患者さんに対しては栄養管理科との調整役を担います。医師からの説明、日常生活指導などにおいては、医療者側も「自分の話を理解してもらえているか」と不安に感じることがあると思います。医療においては信頼関係が最も重要ですので、その橋渡しができればと考えています。今後は院内だけでなく、地域での医療通訳ボランティア活動にも積極的に参加していきたいと考えています。
 看護師としてのスキルアップは日々の看護のなかで模索中ですが、臨床が好きですし、看護師は患者さんと接することで自分自身を高めていくことができる職業だと思っています。
 当院では研修のサポートシステムが充実しているので、興味のあることや、新しいことにも挑戦していきたいと考えています。学生や新人看護師の指導では、臨床指導者研修に参加するなど、指導者としてのスキルも磨いているところです。これからも柔軟さを持って、「この人だったら自分の悩みや不安を打ち明けてもいい」と言っていただける看護師を目指していきたいと思っています。

※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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