認定看護師 糖尿病看護の資格紹介|看護師の転職や求人ならナースフル


糖尿病看護 の認定看護師ってどんな仕事?

患者の生活全体にかかわる糖尿病ケアを実践

糖尿病患者やその家族に対して、合併症を防ぎ健康的な生活が送れるよう生活習慣や食事に関する療養支援を行います.それによって、糖尿病患者のQOL維持を支援することが大きな役割です。糖尿病とそれに由来する、合併症に対するケアを提供します。これに伴い、糖尿病患者の血糖管理のための外来での療養生活支援、糖尿病足病変に対する予防的フットケアも実施します。院内では他疾患の合併症として糖尿病を患う患者が多いため、病棟の枠を超えた活動も必要です。合併症の発症を事前に予防するために病棟や外来で横断的に活動することはもとより、糖尿病自体を予防するために地域で積極的に活動することが求められています。

認定看護師として活躍するナース~Close Up Interview~

PROFILE

伊藤 清子(いとうきよこ):

1991年に葛南病院附属看護専門学校を卒業後、大学付属病院に入職。糖尿病専門病院などを経て、2009年、江戸川病院に入職。2011年、糖尿病看護認定看護師資格を取得。

キッカケから資格取得まで

医師ではなく「看護師」だからできることがある
それを学ぶことは大変だけど楽しい

 外科病棟に勤務していた私が糖尿病看護に携わるようになったのは、内科に異動した13年前からです。2年ほどたったころに、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の資格を取得しましたが、CDEJはあくまでも医師のサポートをする立場。「看護師だからこそ患者さんにできること」があるのではないかと考え、専門的に糖尿病看護を学ぼうと思ったのです。と同時に、当時40歳だったので、教育機関で勉強するのはこれが人生で最後かなという思いもあり、挑戦しました。

 認定看護師教育課程の同級生は、28歳から55歳までと幅広く、年齢を言い訳にはできない環境。記録やレポートがたくさんあり、目まぐるしい毎日でした。とくに忙しかったのは年越し。年末に実習があったため、お正月の丸3日間をその記録に費やしました。

 記録は、自分が行った看護を振り返るための大切な作業です。指導を受けながら何度も直すのは本当に大変でしたが、頭がまわらなくなったらチョコレートを食べ、血糖を上げながら記録と向き合いました。きついと思うこともありましたが、同じ目標をもった仲間とともに学ぶ時間は楽しく、年齢を超えた同志をつくることができました。

取得してよかった事

フットケア用具。爪切りニッパーや爪ヤスリのほか、マメやタコを削るヤスリ、足の知覚を調べる器具など、フットケアに必要な用具。

知識や支援の引き出しが増え対応に幅が
活動の場は地域にも拡大

  糖尿病の病態は1人ひとり異なり、教科書どおりではありません。また、患者さんは糖尿病になってしまったことに負い目を感じながら生きています。じっくりお話を聞いてみると、正しい情報が届いていないと感じることが多く、そこに認定看護師の大きな役割があるのではないかと思います。

 糖尿病看護を系統立てて学んだことで、知識や支援の引き出しは格段に増えました。それを生かし、個々の患者さんの病態や背景、考え方に合った看護ができるよう努めています。

 また、病院外の講演会や勉強会にも招かれるようになり、地域にも直接的にかかわる機会が増えたことも、大きなやりがいにつながっています。

現在の活動とこれからの目標

フットケア外来。ケアを行いながら、患者の生活や悩みに耳を傾ける。「指導」ではなく「支援」をするように心がけている。

フットケア看護外来や地域での活動を通し
合併症予防の大切さなどを伝えていきたい

 内科病棟に所属しながら、週1回の活動日に、院内院外にかかわらず問題をかかえて困っている糖尿病患者さんの相談に乗っています。

 また、私が資格を取得してすぐ、糖尿病・代謝・腎臓内科部長が、フットケア外来の設立を提案し、2011年8月から週1回、フットケア研修を修了したスタッフと2人で運営しています。視力が落ちて爪を切れない患者さんや、誤って皮膚を切ってしまう患者さんなど、毎回4~5名の患者さんとコミュニケーションをとりながらケアと共に療養支援をおこなっています。とくにすでに片足を失っている方には、もう一方の足を守る重要性をケアを通じて伝えています。これを今後の目標である在宅での療養支援につなげていきたいです。少しずつ活動範囲を広げて、地域でも包括的に糖尿病ケアができるようになれたらと考えています。

認定看護師を目指す方へ

考えるより、まず行動!
マニアックに興味がもてることを追求して

 夢は実現させるためにあります。やりたいと思ったら、あれこれ考えるよりも行動しましょう!自分がマニアックに興味がもてることを探し、そこに向かって進んでいくとよいのではないでしょうか。

社会福祉法人仁生社 江戸川病院 看護部長 鈴木 初美さん

糖尿病の患者さんが増加するなか、高齢化が進み、支援にも工夫が必要になってきます。また、糖尿病看護認定看護師が病棟や外来で横断的に活動することにより、看護職員全体に知識や技術が広がっていくことを期待しています。合併症予防はもちろんですが、さまざまな疾患の危険因子になる糖尿病自体の予防にも力を入れていかなければと考えていますので、地域での活動も積極的に取り組んでほしいと思います。

取材日:2013年1月24日

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