お仕事まるわかりガイド (3)訪問診療編|看護師の転職や求人など、看護師の募集ならナースフル


お仕事まるわかりガイド(3)-訪問診療編-

訪問診療で働くナースに聞きました。あなたはなぜ、この仕事を選びましたか?

そもそも、訪問診療とはなんですか?

医師が、通院が困難な利用者が住む居宅へ定期的に訪れる医療サービスです。利用者が住み慣れた地域で必要な医療を受けながら、安心して自分らしく生きることをサポートします。医師は、あらかじめ診療計画を立てて1~2週間に一度、定期的に訪問します。(急病など患者からの要請があって行う「往診」とは異なります)。病気や障害のある方や高齢者が、病気や障害を持ちながらも、その人らしい人生を送れるよう医療面から支援します。

訪問看護との違いはなんですか?

医師による医療行為を行うサービスである、という点です。訪問診療における看護師は、医師が効率的、効果的に医療行為を行うためのサポートをします。事業者によって看護師の仕事の範囲は異なりますが、利用者の一番身近にいて安心して暮らしていただくためのサポートをする、という本質は変わりません。

どんな「働く場所」がありますか?

place(1) 医療機関(病院・診療所)

訪問診療を行っている病院や診療所に勤務します。病棟、病床を持つ病院が訪問診療を行っているケースもありますし、訪問診療を専門とするクリニックもあります。訪問診療を専門とするクリニックの中にも、診療室を設けているところもありますし、施設はまったくもたないクリニックもあります。
訪問する先は、利用者の自宅または老人ホームなどの施設となります。

看護師の働き方は?仕事内容は?

訪問診療を専門で行っているクリニックの場合、平日・日中の勤務が主になります。事業者によっては土日も稼働しているケースもありますが、利用者の多くが平日のサービスを利用をするため、土日の訪問件数は少ないようです。
看護師の仕事内容は事業者によって異なります。訪問診療には必ず同行しドライバーの役目も兼ねるクリニックもあれば、同行はするけれど専門のドライバーがいて看護師はバイタルチェック等の処置と利用者・家族とのコミュニケーションに注力できるクリニックもあります。また、同行は初回診療のみで、基本はオフィスで関係機関との調整、利用者との電話によるやり取りを看護師の仕事の中心とするクリニックもあります。
いずれにしても、看護師には利用者と家族にいちばん近い立場に立って医療との懸け橋となり、医師の医療行為をサポートしてより良い医療提供に貢献する、という役割が求められることが多いようです。病院での看護師の役割を、居宅という利用者の生活の場でより深める仕事、とも言えるでしょう。

どんな人に向いていますか?

在宅医療・居宅で過ごす利用者を支えることに興味があると同時に、訪問診療にあたる医師をサポートしたい、という気持ちをお持ちの方に向いています。訪問診療は、病院と同じく医師と二人三脚で診療にあたりますので、効果的、効率的な医療のためのサポートをする必要があるからです。
同時に、居宅で過ごす利用者を支えるためにはリハビリ職や介護職、ケアマネ、地域の病院、地域行政といった多くの関係者との連携が必要になりますので、関係機関をつなぐコミュニケーション力も求められます。
平日・日中の勤務が主で、看護師にはオンコールや土日出勤を求めない事業者も多いので、育児・介護などに取り組む方も多く働いています。

訪問診療で働く魅力はなんですか?

退院はしたものの一人では通院が困難で、医療を受けたくてもなかなか受けられない方が増えてきています。居宅で自分らしく安心して暮らしていくために、訪問診療は欠くことのできない存在となっているのです。在宅医療の主たる目的は、病気を「治療」することではなく病気や障害を持っていても安心して居宅で過ごせるよう医療面から支援する事にあります。そして看護師であれば皆さんご存知の通り、医療は医師だけで成し遂げられることではありません。看護師のサポートや細やかな目配り、綿密なコミュニケーションがあってこその医療です。在宅医療においては、その存在感がさらに増します。より深い看護の力を感じられる、そんなところにも訪問診療で働く看護師の醍醐味があります。
同時に、平日・日中の勤務が主で、オンコールや土日出勤がない事業者が多いので、看護師自身のライフワークバランスを取りやすいのも、この働き方の魅力です。
また、訪問看護に興味があるけれどまだ独り立ちには自信がない…という方が勉強を重ね、訪問看護に移行するための期間とされているケースもあります。

とはいえ、こんな不安がありますが...?

不安(1) 医師の秘書的働き方をすると聞いたことがありますが

訪問診療における看護師の仕事は、事業者によってまちまちです。訪問時のドライバーも兼ねる事業者もあれば、専任のドライバーがいて看護師は看護に専念できる体制を取っているところもあります。また、同行の頻度も事業者によって変わります。自分がどんな働き方をしたいのかを考えた上で、事業者ごとに研究をしてみる事をお勧めします。

不安(2) 臨床経験は必要ですか

訪問は基本的に医師と看護師が一対一で行いますし、初回訪問と聞き取りは看護師だけで行う事業者もあります。そういう意味では臨床経験があるに越したことはありませんが、多くの事業者が経験の浅い看護師については先輩看護師の同行期間を長く取ったり、研修に力を入れて育成しようとしています。経験の長さよりは学ぶ姿勢をもてるかどうかが問われる事が多いようです。

不安(3) オンコール体制はどうなっていますか

看護師にオンコールを担当させるかどうかは、事業者によってまちまちです。しかし、医師または管理者の担当とし、看護師にはもたせない事業者が比較的多いようです。

不安(4) 土日休で働けますか

これもまた、事業者によりまちまちです。クリニック自体は365日、24時間体制を取っているところもあり、土日のどちらかは出勤、という事業者もあります。ただ、利用者側も平日利用の方が多かったり、土日に関しては看護師は完全オフ、という事業者も多いので、研究が必要です。

ナースフルに希望通りの求人を紹介してもらう 無料登録はこちら!