ナオコに聞く看護師転職成功塾

看護師転職ノウハウ

転職の成功率が変わる!職務経歴書作成と面接の準備マニュアル

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

今、転職で成功する看護師さんと、転職に失敗する看護師さんが二極化しているってご存じでしたか?

転職に失敗する原因は大きくふたつに分かれます。


  1. 履歴書と職務経歴書の書き方がマズかった・・・
  2. 面接で悪い印象を与えてしまった・・・

「えー!!職務経歴書の書き方だけで、転職に失敗するの!?」「私、仕事はバリバリできるのに、面接の印象だけで合否が決まるなんてひどい!」
そう思われる看護師さんは多いかもしれません。

でも実際、面接の場所にヒョウ柄の私服でノーメイクで来るような看護師さんがいるんです!

看護師といえど、社会人。
モラルとマナーは必要です。
(・・・まあ、ほとんどの看護師さんはキチっとした服装で面接に行かれているとは思いますが・・・)

たとえば、これからの医療業界は高齢化社会をむかえ、ご高齢の方ほど社会人のマナーを重視する方が多くおられます。
なので、看護師も社会人としてのマナーをしっかり身につける必要があるんです。

そのマナーを身につけていれば、転職もスムーズに成功することでしょう。

というわけで、今回は、転職を成功させるために知っておきたい、履歴書と職務経歴書の作り方、そして、面接で好印象を与えるための準備のコツをご紹介します!

どんなナースも面接の準備がイマイチだと採用されないことも・・・。

転職で大事なのは、採用する側の気持ちを考えること!

転職を成功させるためには、採用する側に気に入ってもらうことが大切です。

たとえば、履歴書や職務経歴書などの応募書類は、採用する側に最初に興味をもってもらうためのラブレターなんです。

じゃあ、採用する側はどのような看護師を気に入るのでしょうか?

一般的に、採用する側は次のような看護師を気に入りやすい傾向があります。


  1. 責任をもって、丁寧に仕事を進めてくれる人
  2. 現場で働いているほかの看護師と、仲良く働いてくれる人
  3. 長く働いてくれる人

この採用側の気持ちを考えると、どんな姿勢で転職活動にのぞむべきかおのずと分かりますよね。

それでは、以下より、採用する側に気に入ってもらうための応募書類の作成方法と、面接で好印象を与えるための準備のコツをお教えします!

1、応募書類(履歴書、職務経歴書)の理想的なつくりかた

応募書類をつくる目的は、先ほどの採用側の気持ちを考えるとわかってきます。

たとえば、採用側は応募書類から以下のようなことを推測します。

  1. 責任をもって、丁寧に仕事を進めてくれるか人かな?
  2. 長く働いてくれる人かどうかな?

なので、応募書類は上記を意識して用意するようにしましょう。

・・・と書くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、実は、応募書類を書く際のポイントは以下の三つに集約することができます!
それは・・・!


  1. 丁寧に書く!
  2. 正直に書く!
  3. ワクワクさせる!
    (「もっとこの人の話を聞いてみたい」と思わせる)

ということです!

ちなみに、応募書類は「映画の予告編」をイメージするといいわよ!

予告編、ですか・・・?

予告編には、映画の見どころがダイジェストでギュッと詰まっているでしょ?

はい。

もし予告編を見て面白くなかったら、リコちゃんはその映画を観に行く?

いえ、観に行かないと思います・・・。

そうよね。
予告編を見た人は、面白そうだと思えば映画を観るし、興味がもてなければその映画を観ることはないわ。

面接もそれと同じ。
応募書類を見た人が「この人は面白そう!この人の話をもっと聞いてみたい」と思えば、次のステージに進むのよ。

なるほどです!

「履歴書」の書き方

履歴書

履歴書は、基本的には“手書き”が最低条件。
手書きにすることで、相手にあなたの“人となり”が伝わるからです。

また、履歴書を書き始める前に、印鑑を押しておくとよいでしょう。
印鑑は押し間違えることが多く、書類を全部書き上げた後で印鑑を押すのに失敗してしまうと、またイチから作成しなおさないといけないからです・・・!

それを踏まえると、履歴書を書くまでの準備としては、以下の流れがよいでしょう。

履歴書を書くまでの準備手順

  1. 印鑑を押す
    印鑑は押すのに失敗することが多いので、必ずはじめに押しましょう。
  2. シャーペンで下書きをする
    直接ペンで記入してしまうと、書き間違えたときに二重線や修正テープなどを使う必要がでてきます。
    履歴書はできるだけキレイに仕上げる方がいいので、書き間違えないためにも、まずはシャーペンで下書きをしましょう。
  3. 黒インクのボールペンで、丁寧に書いていく
    字はゆっくり丁寧に書けばOKです。字の上手い下手には個人差がありますので、字のうまさはあまり気にしないでください。
    大切なのはゆっくり丁寧に書いているかどうかです。

履歴書では、あなたがどれだけ社会人としてのマナーを備えているかをアピールしましょう

続いて、履歴書の内容についてです。
履歴書にはいろいろな項目がありますが、まずは、基本項目を丁寧に書くことを意識しましょう。
基本がしっかりできていれば、あなたが社会人として最低限のマナーを備えていることをアピールできます。

基本項目は以下のポイントを重視して、埋めていくようにしてください。

1、日付

履歴書を書いた日ではなく、提出日を書きましょう。

2、写真

三ヶ月以内に撮影した証明写真を用意しましょう。
その写真は、誰が見ても好感をもたれるような清潔感のある服装で撮影しておきましょう。
たとえば、ジャケットを着用して、白い襟付きシャツを着用すれば間違いありません。
もし髪の毛が肩より長い場合は、一つにまとめてアクセサリーは外しましょう。

たとえば、以下のような服装はポイントが高いでしょう。

清潔感のある服装で撮影

3、現住所・連絡先

マンションにお住まいの場合は住所に「マンション名」「部屋番号」まで書いておきましょう。
連絡先に携帯電話番号を書く場合は、先方から電話がかかってきたときのことを考え、必ず留守番電話の設定をしておき、連絡がきたらすぐに折り返しの連絡ができるようにしておきましょう。

4、学歴

学歴には高校卒業以降の学歴を書いておきましょう。

※あなたの卒業年度を確認するときは、ナースフルのサイトにある「卒業年度早見表」を利用すると便利です。

5、免許資格

免許資格の欄には、看護師免許のことも書いておきましょう
もし、たくさん資格をもっている方は、自分の新しい仕事と関連がありそうな資格を書いておきましょう。

6、本人希望欄

配属先の希望や、看護寮入寮や託児所の利用希望がある場合に書きましょう。
ただし、給料や休日についてこまかく希望を書くのはNG。
履歴書の時点でそういったこまかい希望を書いてしまうと、先方からの印象が悪くなる可能性があります。

7、職歴

あなたがこれまでに働いてきた仕事の経歴を書きましょう。
退職理由は具体的に書く必要はありませんので、「一身上の都合により」に統一しておけばOKです。

「映画の予告編」の役割を果たすのが「志望動機」!

履歴書の最後には「志望動機」の欄があります。
この志望動機、多くの方が記入せずに提出しているのですが、それはすごくもったいないんです!
なぜなら、志望動機こそが、あなたのオリジナリティを発揮できる場所だからです。

志望先には、あなたがその会社に転職したいという思った理由を具体的に書きましょう。
そして、「自分だったら、どういう仕事に貢献できるのか?」ということもアピールしましょう。

この志望動機をしっかり書けば、たとえ過去の転職が多かったり、ブランク期間が長い人でも、好意的に受け止められる可能性があります。
マイナスをプラスに変化できるエリア、それが志望動機なんです。

参考までに、この志望動機の書き方の「よい例」と「わるい例」を紹介しておきますね。

●よい例
志望動機が明確で、自己PRも具体的な例

私が看護師になった理由は、長く病気で苦しんでいた祖母の助けになりたかったからです。
祖母は私が看護学生のときに亡くなり、願いは叶いませんでしたが、病に苦しむ人たちの助けになりたいと考えています。
そんな折、「緩和ケア」の存在を知り、これこそ私がするべきことだと直感しました。
貴院は「緩和ケア」の分野において著名な病院です。
貴院でなら、自分が目指す看護師像に向かい邁進できると考えております。

●悪い例
理念などの抽象的なポイントを志望動機にあげている。自己PRもない

貴院の看護理念である「いい病院、いい人生」に共感しました。
その理念を実現できるように一生懸命働きたいと思います。


また、志望動機を書くことで、相手にあなたの価値を感じてもらいやすくなります。
そうすれば、給料交渉もしやすくなる場合がありますので、志望動機はしっかり書いてくださいね。
(下記は薬剤師さんの求人サイトですが、わかりやすかったので引用してみました)

給料がアップするためには、以下のふたつの方法があります。

  1. 「今の職場」でがんばり、給料を上げてもらう
  2. 給料の高い「別の職場」に転職する

このふたつの方法ともに必要となってくるのが、雇い主から見た「あなたの価値」を高める、ということです。
別の言い方で表現すれば、「職場で必要とされる人間になる」ということだと考えてください。

引用元:転職時の給料(年収)アップに必要なこと(薬剤師求人プレミア)

人気の求人を勝ち取るには、履歴書の書き方も超大事!

職務経歴書作成のポイント

職務経歴書は、履歴書の「職歴」をさらにこまかく記載する書類です。
提出が必要な病院と、必要ない病院があるので、事前に確認しましょう。

職務経歴書は書式が決まっていないフリーフォーマットです。
つまり、書く内容は自由ですが、あなたが看護師としての道を歩み始めた“ストーリー”を伝える気持ちで書いていきましょう。

以下の四つのポイントを意識すれば、先方の心を動かす職務経歴書になるはずです。


  • どんな想いで看護師を目指したのか?
  • 今まで、どんな経験をしてきたのか(時系列に)?
  • 今後は何をしていきたいのか?
  • なぜ、今回の職場を志望しているのか?

自分のストーリー・・・!?

そう。
職務経歴書には“なぜ看護師を目指したのか?”これからどういう看護師になっていきたいのか?”という想いを書くの。
その想いが、相手の心を動かすストーリーになるのよ。

なるほどです・・・!

また、過去、プリセプターやリーダーなどのマネジメントの経験があったり、委員会などを任された経験がある人は、職務経歴書の中でアピールしておくといいわ。

リーダー経験・・・!
私には、まだわからない世界です!

そうね。リコちゃんはまだ若いからね。
これからの看護師人生でいろいろ経験していけるわよ。

はい!

じゃあ次は、書類選考に無事通った方向けに、面接前の準備について話していくわね。

2、面接で好印象を与えるための準備のコツ

書類選考を無事に通過したら、次は「面接」が待っています。
面接で好印象を与えるためには、面接前の準備が大切。
以下の二点を準備しておきましょう。

  1. 「よく聞かれる質問」の答えの準備
  2. 「持ち物リスト」のチェック

「よく聞かれる質問」の準備をしておけば、慌てなくて済みます!

面接でよく聞かれる質問への答えをあらかじめ用意しておけば、面接中に慌てなくて済みます。
とくに「退職理由」と「志望理由」は必ずといっていいほど聞かれるので、答えを用意しておきましょう。

よく聞かれる質問は、以下の五つです。


  • なぜ、この職場で働きたいと思いましたか?
  • 今の勤務先を退職したい理由は何ですか?
  • この職場で活かせるあなたの経験やスキルは何ですか?
  • 過去の仕事を通して、あなたが成長を実感したことはどんなことですか?
  • これまでの看護師経験の中で、いちばんうれしかったこと、つらかったことを教えてください

上記のような質問を投げかけられても慌てないよう、面接前に答えを考えておくことをオススメします。

考える女性

もしものときのために!用意しておきたい持ち物リスト

面接当日、もしもの事態で時間に遅れることがあるかもしれません。
どうにもならない事情で遅れるのは仕方がないかもしれませんが、原則として遅刻は厳禁。
また、面接の席では、相手の話をメモする準備もしておいた方がよいでしょう。

というわけで、以下の五つのアイテムを用意しておくと、安心して面接にのぞめます。

  • 応募書類(履歴書・職務経歴書)のコピー
  • 病院の所在地や地図
  • 予備のストッキング
  • 手帳やノート
  • 筆記用具

清潔感がある服装で面接にのぞもう!

そして、面接には面接に適した服装でのぞんでください。
間違えても、ヒョウ柄のシャツなどで面接にのぞまないでくださいね。
面接当日の服装や身だしなみは、履歴書の写真を撮影したときと同様に清潔感が重要です。
以下のポイントを守って、相手に好印象を与えましょう。


  • 髪型
    髪の色は黒か抑えた茶色、前髪は眉毛にかかる程度にし、髪が肩にかかる場合は一つに束ねて顔がきちんと出るようにすると、明るく清潔な印象になります。
  • メイク
    ノーメイクでは顔色が悪く不健康に見えてしまうので、ナチュラルメイクでのぞみましょう。
    まつげエクステや濃い口紅などは避けて清潔感のある印象にしましょう。
  • 服装
    白いシャツに、黒やチャコールグレーなどの落ち着いた色合いのスーツを合わせましょう。
    スカート丈は膝くらい、パンツスーツ丈はくるぶしが隠れるくらいで肌色のストッキングを着用し、靴は黒いパンプスを履きましょう。
  • バッグ
    応募書類が入るA4サイズの黒いカバンにしましょう。
    カジュアルなデザインのものは避けましょう。

※詳しくは下記ページを参考にしてください


面接の準備が万全なら、あとは平常心で面接にのぞむだけ!
以下の記事も読んでいただき、面接を華麗にクリアしましょう!

あ、そうそう、応募時には看護師免許の原本も必要です。
看護師免許の更新には3ヶ月かかるため、免許の期限が迫っていないかを確認しておきましょう。
もし間に合わない場合は、「更新証明書」を出せば問題ないことが多いので、病院側に確認してみください。

ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

このページの先頭へ