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終末期の看護が日本の超高齢社会を支える!ターミナルケアの概要と求人探しのポイント

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

突然ですが、看護師のあなたは「ターミナルケア」に興味はありますか?

終末期の看護

ターミナルケアとは、終末期の患者さんに対する“延命治療をしない看護ケア”のことです。
(終末期とは治療による回復の見込みがなく、余命が数週間~半年ほどの時期を指します)
ターミナルケアでは、患者さんがなるべく穏やかに過ごせるように、さまざまな苦痛を緩和するケアを行います。

こうしたターミナルケアだけを行う医療施設は「ホスピス」と呼ばれ、日本では1981年に国内最初のホスピスができました。
このように、ターミナルケアは比較的新しい医療分野ですが、超高齢社会を迎えている日本では、今後ますます増えていくことが予測されます。

ただ、ターミナルケアを行う看護師は多くの死に直面するため精神的な負担が大きく、「燃えつき症候群」になってしまう人もいるんです・・・!
(燃えつき症候群とは、精神的なエネルギーが燃えつきてしまうことで、無気力になって疲れ切っている状態のことを指します)

ターミナルケアを行う看護師は燃え尽き症候群になりやすい

燃えつき症候群になりやすい理由は、多くの死に立ち会う中で患者さんやご家族の深い悲しみや無念な気持ちに共感するあまり、自分自身も落ち込みやすいからなんです。

こういった大変な面があるターミナルケアですが、以下のように多くのやりがいを感じられる仕事でもあります。


  1. 患者さんやご家族に寄り添った看護ができる
  2. ほかの医療関連職と共に専門チームで仕事ができる

ターミナルケアのやりがいについては、のちほどくわしくお話していきますね。

というわけで、今回は終末期の看護である“ターミナルケア”の概要とそこで働く看護師のやりがい、求人探しのポイントをお伝えしていきます。

それでは、まいりますっ!

ターミナルケアは終末期における4つの苦痛を緩和すること

ターミナルケアは、以下の4つに分類されます。


  1. 身体的苦痛へのケア
  2. 精神的苦痛へのケア
  3. 社会的苦痛へのケア
  4. スピリチュアルケア

ケアの内容については、以下の資料を参考にしております。
資料はがん患者向けが対象となっていますが、終末期の患者さんの多くはがん患者であることから、こちらを参考にさせていただきました。
(日本での死亡原因の第一位はがんです ※厚生労働省調べ

それぞれのケアについて、くわしくお話ししますね。

【患者さんへのターミナルケアの方法】
1.身体的苦痛へのケア

終末期の患者さんは、以下のようにさまざまな身体的苦痛を感じています。


  • 痛み
  • 全身の倦怠感
  • 床ずれ
  • 呼吸困難
  • 食欲不振
  • 排泄障害

身体的な苦痛は、ストレスを引き起こしますし不眠につながる可能性もあります。
そのため、こうした苦痛に対して「モルヒネ」などを投与したり、体位の変更やマッサージをしたりして、苦痛を和らげる処置をするんです。

また、身体を清潔に保つことも、感染予防や精神的な安定のために重要です。
要望があれば、体毛の処理や化粧などの身だしなみを整えるサポートを行うこともあります。

【患者さんへのターミナルケアの方法】
2.精神的苦痛へのケア

終末期の患者さんは、死に対する不安や絶望、環境の変化に伴うストレスなど、さまざまな精神的苦痛を感じています。
終末期のがん患者の10~20%は強いうつ状態にあり、「死にたい」と願ったことがあるほど追いつめられた状況なんです・・・。※日本看護協会より

終末期の患者は追いつめられている

これらのうつ状態や不安に対しては、「安定剤」「抗うつ剤」などの薬を投与したり、心理カウンセラーによるカウンセリングを実施したりします。

また、終末期の患者さんは、「せん妄」という症状がでることが多いです。
せん妄とは、脳の機能が低下して頭が混乱した状態になることを指します。

せん妄の症状としては、幻覚が見えたり、興奮状態になって大声を出したり、暴力などをふるったりすることがあるんです。
その対処は、ベッド周辺の安全管理をして転倒転落を防いだり、鎮痛剤の投与など、薬物療法を行ったりします。

【患者さんへのターミナルケアの方法】
3.社会的苦痛へのケア

家庭での役割喪失

終末期の患者さんは、自分の看病や介護などによって負担をかけたり、経済的に負担をかけたりすることに苦痛を感じていることが多いです。
また、今まで家族を経済的に支えるなど中心的な存在だった人が、逆に家族に支えられる身となることで、自分が役割を果たせなくなったと感じることもあります。

こうした社会的苦痛について、看護師が対処できることは多くありませんが、状況に応じて患者さんとご家族の橋渡しをしたり、患者さんの話に耳を傾けたりするなど、きちんとコミュニケーションをとることを意識します。

【患者さんへのターミナルケアの方法】
4.スピリチュアルな苦痛へのケア

スピリチュアルケア

スピリチュアルな苦痛とは、葛藤や自問といった精神の叫びのことです。

「私の人生の意味はなんだったのか」
「なんで、自分ばかりが病気で苦しむのか」

死を目前にした患者さんは、このような答えのない想いを抱えてしまうことがあるんです。

このようなスピリチュアルな苦痛へのケアで重要なのは、真摯な態度で話を聞くことです。
まずは患者さんにつらい気持ちを吐き出してもらうことでサポートします。


続いて、患者さんの家族に対して行うターミナルケアについてお話しします。

患者さんのご家族が死を受け入れ、患者さんの死後に後悔しないためのサポートを行う

患者さんのご家族に対して行うターミナルケアは、以下のふたつです。


  1. ご家族が患者さんの死を受け入れるためのサポート
  2. 患者さんの死後にご家族が後悔しないためのサポート

【患者さんのご家族へのターミナルケア】
1.ご家族が患者さんの死を受け入れるためのサポート

家族の余命宣告にショック

患者さんのご家族にとって、“自分の家族が近いうちに亡くなる“という現実を受け入れることは容易ではありません。
患者さんの余命宣告を受けたとき、ご家族の感情は以下のように変化していきます。


  1. 動揺
  2. 怒り
  3. 自責感
  4. 不安
  5. 落ち込み

看護師は、こうしたご家族の心境を理解した上で、患者さんの病状や今後についてきちんと説明を行っていきましょう。
ご家族の心境については、以下のページでくわしく説明されていますので、確認してみてくださいね。

【患者さんのご家族へのターミナルケア】
2.患者さんの死後に、ご家族が後悔しないためのサポート

落ち込むご家族

患者さんを亡くしたご家族は患者さんを思い出して涙がこみ上げたり、もっと何かしてあげられたのではないかと後悔したりするなど、さまざまな感情におそわれます。
こうした感情は誰もが感じますが、その強さや期間は患者さんの最期をどう看取ったかや、患者さんとご家族の関係によって違うんです。

死後にご家族が後悔しないために看護師ができることは、患者さんが亡くなる前にご家族とふれあえる時間をつくったり、患者さんのためにできることをご家族と一緒に考えたりすることです。


このように、ターミナルケアを行う看護師は、患者さんとご家族の両方をサポートしていきます。
では、こうしたターミナルケアを行っている医療施設、つまり看護師の勤務先はどこなのでしょうか。

次で、詳しく説明していきますね。

ターミナルケアを行っている医療施設5つ

冒頭でお話しした通り、ターミナルケアをおこなっている医療施設の数はまだ多くありません。
具体的には、以下の5つの医療施設でターミナルケアを行っています。


1.ホスピス
ホスピスは、ターミナルケアだけを専門に行っている完全独立型の医療施設です。
その数はまだ少なく、完全独立型のホスピスは全国に8施設しかありません。
(参考:日本ホスピス緩和ケア協会 ※2016年11月現在)
2.病院内病棟型
病院内病棟型は「緩和ケア病棟」と呼ばれ、病棟内の一部でターミナルケアを専門に行っています。
緩和ケア病棟では、ターミナルケアや緩和ケアを行っているんです。
(緩和ケアとは、おもにがん患者さんの痛みを緩和するためのケアです)
3.病院内独立型
病院内独立型の医療施設は、医療施設の敷地内にターミナルケア専用の建物を設けています。
患者さんが自分の家のようにくつろげる空間をつくり、ターミナルケアを行っていることが特徴です。
4.病院内緩和ケアチーム
病院内緩和ケアチームは、緩和ケア病棟のように医療施設内にターミナルケアを行う病棟や建物はありません。
緩和ケアやターミナルケアが必要とされる場合に、看護師や医師、薬剤師などの医療関係者がチームを組んでケアをしています。
5.在宅ホスピス
終末期の患者さんがご自宅で最期を迎えるためのサポートをします。
医師の往診や訪問看護、訪問介護などを組み合わせて、患者さんの苦痛を緩和します。

ターミナルケアをおこなっている医療施設については、以下のページに全国の一覧が掲載されていますので、どんな職場があるか気になる方はチェックしてみてくださいね。

ターミナルケアを行う施設

ここまで、ターミナルケアを行う医療施設についてご連絡してきました。
では、実際にターミナルケアを行っている看護師は、どのようなやりがいをもって働いているのでしょうか。

続いては、“ターミナルケアを行う看護師のやりがい”について説明します。

ターミナルケアを行う看護師のやりがい3つ

ターミナルケアを行う看護師のやりがいは、以下の通りです。


  1. ターミナルケアに関する専門的なスキルが身につく
  2. 患者さんやその家族に寄り添った看護ができる
  3. ほかの医療関連職と共に専門チームで仕事ができる

それぞれについて詳しくお話ししますね。

【ターミナルケアを行う看護師のやりがい】
1.ターミナルケアに関する専門的なスキルが身につく

病院勤務の看護師が患者さんを看取ることはありますが、ターミナルケアを行う看護師は、ターミナルケアについて専門的なスキルを学び、数多くの看取りを経験することになります。
ターミナルケアは、コミュニケーションを通じて患者さんやご家族の心身をケアする点に特徴があり、終末医療に特化した専門性の高い仕事なんです。
コミュニケーション能力は看護師にとって重要なスキルなので、ほかの診療科でも重宝されます。

さらにスキルアップしたい人は、ターミナルケアに関連した専門資格の取得を目指すのもオススメです。


1.緩和ケア認定看護師
緩和ケア認定看護師は、日本看護協会が定めている資格です。
緩和ケアはターミナルケアの一種で、患者さんが感じている身体的・精神的苦痛など、さまざまな苦痛を和らげます。
2.がん性疼痛看護認定看護師
がん性疼痛看護認定看護師は、日本看護協会が定めている資格です。
「疼痛(とうつう)という、がんによる痛みを緩和する方法を専門的に学びます。
終末期の患者さんはがん患者の割合が多いため、ターミナルケアを行う上では重要な知識を学ぶことができるんです。

上記で紹介している資格はいずれも認定看護師の資格です。
認定看護師の取得方法については、下記の記事でくわしくお話ししていますので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

認定看護師になるべきメリット3つ

【ターミナルケアを行う看護師のやりがい】
2.患者さんやご家族に寄り添った看護ができる

ターミナルケアの看護師は家族との距離が近い

一般的な看護は患者さんの治療や回復が目的なので、患者さんが回復すれば看護師の役割は終わります。
しかし、ターミナルケアを行う看護師は患者さんの最期までサポートするため、患者さんやご家族とのお付き合いが長く続いていくんです。
さらに、患者さんやご家族が精神的に大変な時期を支えていくので、とても頼りにされて強い信頼関係で結ばれることが多いです。

以下は、患者さんのご家族と看護師との信頼関係がうかがえるエピソードです。

母の臨終の際、私が取り乱さずに穏やかな看取りができたのは看護師さんの温かい心遣いのおかげです。
母の様子がおかしいと思った私のナースコールで主治医と看護師さんが駆けつけて来られました。
「さっき帰られたお父さんにすぐに戻ってきてもらってください」
ただならぬ気配に母の旅立ちが迫っていることがわかりました。

携帯にかけても、父は運転中なのか応答がありません。
慌てているに私に「連絡はこちらに任せて。あなたはお母さんのそばへ」と看護師さんに背中を押されました。

病室の看護師さんは泣き出した私に「お母さんは、お父さんとの釣りが楽しかったって言ってたけど、どこに行っていたのかな」と独り言のようにつぶやきました。
「赤穂です。釣った魚は母が天ぷらにしていました」「お料理が上手なのね」と言いながら母の手を優しくさすります。

私は、父の一刻も早い到着を待ちながらも、看護師さんのゆっくりした口調に少し落ち着き始めたから不思議です。
「お父さんも毎日病院に来られて、仲のよいご夫婦ね」
「父は、苦労したあの頃が一番楽しかったなって昨日も二人で話していたんだとさっき教えてくれました」
「お母さんは幸せな毎日を送ってこられたのね。はい交代」と言って私の手を母の手に重ねてくださいました。

引用元:母に代わってありがとう

患者さんの最期を看取る看護師の存在が、ご家族にとってはとても大きいことがよくわかるエピソードですよね。
こうしたおだやかな最期を迎えられる人が増えることが、ターミナルケアを行う看護師にとってのやりがいでもあるんです。

【ターミナルケアを行う看護師のやりがい】
3.ほかの医療関連職と共に専門チームで仕事ができる

看護師や医師の集まり

ターミナルケアは、看護師のみでなく他職種と連携してチームとなって仕事を進めていきます。
そのメンバーは、医師やカウンセラー、介護士、ケアマネジャー、理学療法士など幅広いです。

患者さんが穏やかに過ごす最善の方法をチームで考えて、患者さんやご家族の満足を高められたときは、チームのみんなで喜びを共有できます。


ここまで、ターミナルケアを行う看護師のやりがいについて説明しました。
ターミナルケア特有の専門的な知識を学ぶことができたり、チームで仕事ができるなど、さまざまなやりがいがあるんですね。

ただ、冒頭でもお話しした通り、人の死に直面し続ける看護師の負担は大きいです。
ターミナルケアに興味をもった人は、ターミナルケアの大変さも理解しておいていただければと思います。

では、次に“ターミナルケアの大変さ”について説明していきます。

ターミナルケアを行う看護師は燃えつき症候群になりやすい

冒頭でもお話ししましたが、ターミナルケアを行うと多くの患者さんの死に立ち会うことになります。
そして、悲しみや無念の気持ちを抱える患者さんやご家族のケアを行うなかで、つらい気持ちを共有する機会も多いんです。
その気持ちに共感するあまり、自分自身も落ち込んでしまったり、自分がしてあげられるない無力感をおぼえることがあります。

また、患者さんは身体的な苦痛だけでなくさまざまな苦痛を抱えていますし、ご家族も大きなストレスを抱えています。
そのため、患者さんやご家族に精神的なゆとりがないこともあり、その矛先がときに看護師に向いてしまうことも・・・。

このように、ストレスや苦しみを抱える患者さんやご家族とコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていくまでには時間がかかるため、看護師には大きな精神的なストレスがかかります。

燃えつき症候群

その結果、「燃えつき症候群」になってしまう看護師もいるんです・・・!
(燃えつき症候群とは、精神的なエネルギーが燃えつきてしまうことで、無気力になって疲れ切っている状態のことを指します)

そのため、自分は精神的に弱いと感じている人は、ターミナルケアの仕事に向いていない可能性があります。
また、精神的にタフな人でも、なるべく悩みやストレスをため込まずに、人に話したりストレス解消法などを見つけておくことが重要です。

ターミナルケアはやりがいが大きいのと同様に、大変な面がある仕事だということを理解しておいてくださいね。
ここまでの話を聞いて、「ターミナルケアに興味がわいてきたかも・・・!」という人のために、最後にターミナルケアの求人探しのポイントについてお話しします。

ターミナルケアの求人探しのポイントは、いち早く求人情報を入手すること

ターミナルケアの求人探しのポイントは、以下のふたつです。


  1. 求人数が少ないので、いち早く求人情報を入手する
  2. 志望する医療施設での具体的な仕事内容を確認しておく

それぞれについて、詳しくお話しします。

【ターミナルケアの求人探しのポイント】
1.求人数が少ないのでいち早く求人情報を入手する

先ほどお話しした通り、日本における終末期医療の歴史はまだ浅く、ターミナルケアのみを行っているホスピスは非常に数が少ないです。
ターミナルケアを実施している医療施設としては、緩和ケア病棟の数が一番多いですが、それでもほかの診療科に比べるとまだまだ少ないんです。

このように、ターミナルケアに関われる医療施設は少ないので、求人が公開されても募集がすぐに締め切られてしまう可能性があるんです。
そのため、最新の求人情報をいち早く入手できるように、ナースフルのような看護師専門の紹介会社に登録しておくことをオススメします。
看護師求人を専門に紹介しているナースフルでは、以下のページから緩和ケア病棟の求人を検索することができます。

【ターミナルケアの求人探しのポイント】
2.志望先の病院で担当できる業務についての確認をしておこう

紹介会社利用のススメ

先ほどお話したように、ターミナルケアを専門に行っている施設は少なく、通常の看護業務とターミナルケアの両方を行っているケースがあります。
職場によってはターミナルケアの業務に関われる機会が少ないかもしれません。

そのため、あなたがターミナルケアに重点的に関わりたい場合は、志望する勤務先の仕事内容についてしっかりと確認をしておきましょう。
紹介会社を活用して転職活動をしていれば、志望先施設の情報を紹介会社から入手できますし、面接の対策も受けることができます。


いかがでしたか?

ターミナルケアを行う看護師は、患者さんが穏やかな最期を迎えるという大切な役割をになっています。
興味のある人は、ターミナルケアへの転向を検討してみてくださいね。

ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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