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いまどきのナース事情, 看護師の働き方

看護師の働き方が変わるかもしれない注目の制度!「特定看護師」の業務範囲や特定行為研修について

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

突然ですが、看護師のあなたは「特定看護師」という言葉を聞いたことがありますか?

特定看護師とは、「特定行為研修」という研修を受講した看護師のことを指します。
特定行為研修を受講して特定看護師になると、医師が不在でも、38の医療行為を処置できるようになるんです。

たとえば、脱水症状を起こした患者さんがいたとします。
通常であれば、看護師は医師の指示をあおいだ上で、点滴などの処置を行いますよね。
しかし、特定行為研修を受講した特定看護師が対応する場合は、手順書を確認しながら、医師の指示なしに処置を進めることができるんです。

特定看護師とは

特定看護師がケアを行う場合はこのように手順が簡略化されるので、すぐに処置ができずにじれったい気持ちになることがなくなります。

ちなみに、日経Aナーシングのアンケートによると、看護師の約6割は特定行為研修を受講したいと答えていて、看護師からも注目を集めている制度なんです。
(引用:日経Aナーシング

ただ、この制度は2015年にはじまったばかりなので、あなたの周囲にも特定看護師は少ないと思います。
そのため、今回は特定看護師になる方法や、実施できる医療行為についてお話ししますね。

それではまいりますっ!

特定行為は21の分野があり、38の医療行為が当てはまる

先ほど、特定行為研修を受けた特定看護師は、手順書を確認しながら“医療行為”ができるとお伝えしました。
この38の医療行為は「特定行為」と呼ばれています。

特定行為は全部で21分野に分かれていて、38の医療処置が当てはまります。
具体的には、以下のとおりです。


1.呼吸器関連(気道確保に係るもの)
・経口用気管チューブまたは経鼻(けいび)用気管チューブの位置の調整
2.呼吸器関連(人工呼吸療法に係るもの)
・侵襲的陽圧換気(しんしゅうてきようあつかんき)の設定変更
・非侵襲的陽圧換気(ひしんしゅうてきようあつかんき)の設定の変更
・人工呼吸管理をされている患者さんに対する鎮静薬の投与量の調整
・人工呼吸器からの離脱
3.呼吸器関連(長期呼吸療法に係るもの)
・気管カニューレの交換
4.循環器関連
・一時的ペースメーカーの操作および管理
・一時的ペースメーカーリードの抜去
・経皮的心肺補助装置の操作および管理
・大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行う時の補助頻度の調整
5.心嚢(しんのう)ドレーン管理関連
・心嚢ドレーンの抜去
6.胸腔(きょうくう)ドレーン管理関連
・低圧胸腔内(ていあつきょうくうない)持続吸引器の吸引圧の設定や設定変更
・胸腔ドレーンの抜去
7.腹腔(ふくくう)ドレーン管理関連
・腹腔ドレーンの抜去
※腹腔内に留置された穿刺(せんし)針の抜針を含む
8.ろう孔管理関連
・胃ろうカテーテルもしくは腸ろうカテーテル、または胃ろうボタンの交換
・膀胱ろうカテーテルの交換
9.栄養に係るカテーテル管理関連(中心静脈カテーテル管理)
・中心静脈カテーテルの抜去
10.栄養に係るカテーテル管理関連(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)
・末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
11.創傷(そうしょう)管理関連
・褥瘡(じょくそう)または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
・創傷に対する陰圧閉鎖療法
12.創部ドレーン管理関連
・創部ドレーンの抜去
13.動脈血流ガス分析関連
・直接動脈穿刺(せんし)法による採血
・橈骨(とうこつ)動脈ラインの確保
14.透析管理関連
・急性血液浄化療法における血液透析器や血液透析濾過機の操作および管理
15.栄養および水分管理に係る薬剤投与関連
・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量調整
・脱水症状に対する輸液による補正
16.感染に係る薬剤投与関連
・感染微候がある者に対する薬剤の臨時の投与
17.血糖コントロールに係る薬剤投与関連
・インスリンの投与量調整
18.術後疼痛(とうつう)管理関連
・硬膜外カテーテルによる鎮痛薬の投与および投与量調整
19.循環動態に係る薬剤投与関連
・持続点滴中のカテコラミンの投与量調整
・持続点滴中のナトリウム、カリウムまたはクロール投与量調整
・持続点滴中の降圧薬投与量調整
・持続点滴中の糖質輸液
・持続点滴中の利尿薬投与量調整
20.精神および神経症状に係る薬剤投与関連
・抗けいれん薬の臨時投与
・抗精神病薬の臨時投与
・抗不安薬の臨時投与
21.皮膚損傷に係る薬剤投与関連
・抗ガン剤その他の薬剤が血管外に漏出したときのステロイド薬の局所注射および投与量調整

(参考:看護師特定行為研修まるわかりガイド|日経メディカルAナーシング

特定看護師は、これらの医療行為を医師の不在時でも実施できるんですね。
それでは、特定行為研修を受けた特定看護師と、一般の看護師の業務がどのように違うのかをくわしく説明していきます。

特定行為研修を受講すると医療処置がスムーズになる

たとえば、先ほど説明した「14.栄養および水分管理に係る薬剤投与関連分野」の特定行為である“脱水症状に対する輸液による補正”を例にして、説明をしていきます。

特定行為フローチャート

(参考:特定行為の実施の流れ|厚生労働省

上記を見ていただくと、研修受講後は研修前よりも、スピーディーに処置できていることがわかりますよね。

ちなみに、特定行為を行う際に必要となる手順書は、あらかじめ医師が作成しておく必要があるんです。

医師は手順書を書いておく

医師は、手順書に以下の6項目を記載します。


  1. 特定行為の対象となる患者さん
  2. 特定看護師が特定行為を実施できる病状の範囲
  3. 特定看護師が実施できる特定行為
  4. 特定行為の際の確認事項
  5. 医師などと連携が必要となった場合の連絡体制
  6. 特定行為を実施後の医師などへの報告方法

このように、特定看護師は手順書に書かれた指示内容と患者さんの様子から、特定行為を実施できるかを判断します。
そのため、特定行為に関連する病気や症状に関する知識と、患者さんの容態を見極める判断力が求められるんです。


ここまで、特定看護師が実施する医療行為についてお話ししてきましたが、イメージはわきましたか?

それでは、ここからは“特定看護師になる方法”を紹介していきますね。

特定行為研修を受けられるのは、全国で28機関しかない!

冒頭で説明しましたが、特定看護師になるには“特定研修”を受ける必要があるので、まず特定研修を受ける研修機関を選ぶ必要があります。
その際、気をつけたいのは研修機関によって学べる特定行為の分野が違うことです。
そのため、特定看護師を目指す人は、学びたい分野を決めてから研修機関を選びましょう。

また、特定行為研修を受けることができる機関は、全国で28しかありません。(※2016年8月時点)

通学できる範囲に研修機関があるかなどを確認しておきたいですよね。
研修機関の具体的な情報を知りたい人は、以下の厚生労働省の資料をチェックしてください。

ちなみに、どの研修機関を選ぶかによって、応募条件や受講料、研修期間が違います。
この記事では、特定行為研修を受講できる研修機関を以下の4つの分類し、説明していきますね。


  1. 大学院の修士課程
  2. 大学の研修センターなど
  3. 病院の研修センターなど
  4. 医療関係団体

特定行為研修を学べる研修機関

それぞれの研修機関で学ぶ際の条件について説明していきます。

【特定行為研修が受けられる研修機関】
1.大学院の修士課程

大学院の修士課程でで学ぶ

大学院の修士課程で、特定行為研修を受ける条件は、以下の通りです。


1.研修期間
2年間
2.応募条件
・大学卒業資格(4年制の専門学校の卒業資格が認められる場合もあり)
・看護師としての実務経験5年程度
3.試験内容
書類審査、筆記試験、小論文、面接など
4.受講費用の目安
2年間で250万円程度

特定看護師を目指せる大学院は、全国で7校です。(※2016年8月時点)

大学院は、特定看護師を目指す方法の中で、最もハードルが高いといえます。
なぜかというと、研修期間が長く、大学卒業資格が必要となるからです。
(4年制の専門学校の卒業資格が認められる場合もあります)
また、学費も高く、入学金や授業料、実習費用などを合わせると2年間で250万円程度になります。

【特定行為研修が受けられる研修機関】
2.大学の研修センターなど

大学の医療センターで特定行為研修を受ける

大学の研修センターなどで、特定行為研修を受ける条件は以下の通りです。


1.研修期間
1年程度
2.応募条件
・看護師としての実務経験3~5年程度
・所属医療機関の推薦状
3.試験内容
書類審査、面接
4.受講費用の目安
50万円程度

特定行為研修を行っている大学や短大は、全国で4校です。(※2016年8月時点)
大学や短大の研修センターは、働きながら学ぶことを前提としたカリキュラムになっていることが多く、仕事と両立しやすいという特徴があるんです。

【特定行為研修が受けられる研修機関】
3.病院の研修センターなど

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病院の研修センターなどで、特定行為研修を受ける条件は以下の通りです。


1.研修期間
1年程度
2.応募条件
・看護師としての実務経験5年程度
・所属医療機関の推薦状
3.試験内容
書類審査 など
4.受講費用の目安
30~50万円程度

特定行為研修を行っている病院は、全国で14施設です。(※2016年8月時点)
大学や短大と同様、病院の研修センターは、働きながら学ぶことを前提としたカリキュラムになっていることが多く、仕事と両立しやすいという特徴があります。

ちなみに、病院で行われる特定行為研修は、その病院で働いていない人でも試験を受けられることが多いです。
ただ、その病院で働いている看護師は、受講料が安くなるなど優遇される傾向があります。

たとえば、上尾中央総合病院では系列病院の職員の場合、受講料が半額になる仕組みになっています。
(参考:上尾中央総合病院 特定行為研修募集要項

【特定行為研修が受けられる研修機関】
4.医療関係団体で学ぶ

医療関係団体で特定行為研修を受ける

日本看護協会をはじめとした医療関係団体などで、特定行為研修を受ける条件は以下の通りです。


1.研修期間
6ヶ月~1年程度
2.応募条件
・看護師としての実務経験5年程度
・所属医療機関の推薦状
・所属機関からの受講同意書(団体によっては必要)
・認定看護師の資格保有者(日本看護協会の場合)
3.試験内容
書類審査、小論文、面接など
4.受講費用の目安
40~60万円程度

研修を受けることができる医療関係団体は、全国で4つです。(※2016年8月時点)
応募条件は団体によって違いがあり、たとえば日本看護協会の場合は、認定看護師の資格が必要なので、ほかの団体よりかなりハードルが高いです。


このように、どこで研修を受けるかによって、応募条件や費用などが違いますので、くわしくは各研修機関のWebサイトや募集要項を確認してくださいね。

では、無事に研修機関が決まったあとは、どんなことを学ぶのでしょうか?
続いて、説明していきますね。

研修機関では、複数の分野を学べるカリキュラムが組まれている

特定行為研修の内容

どの研修機関でも学ぶことは共通していて、以下について学びます。


1.共通科目
特定看護師になるために必ず学ぶ必須科目です。
「臨床病態生理学」「臨床薬理学」といった基礎科目を学んでいきます。
2.分野別科目
先ほどお話しした、21の分野から学びたい分野に関する科目を受講します。

分野別科目は、ほとんどの研修機関では、複数の科目を学べるカリキュラムになっています。
たとえば、日本看護協会の「創傷管理モデル」というカリキュラムでは、寝たきりの患者さんのケアに必要な特定行為を学ぶため、以下3つの分野がカリキュラムに組み込まれているんです。


  1. 創部ドレーン管理関連
  2. 創傷管理関連
  3. 栄養および水分管理に係る薬剤投与関連

(参考:日本看護協会


特定看護師は医師が不在でも医療行為を行うため、たくさんの学びが必要なんですね。

さらに、「特定看護師になる!」と決めたら、さまざまな準備が必要です。
ここからは、特定看護師を目指す方が事前に考えておくべきことを解説します。

特定行為研修を受ける前に考えておきたい仕事とお金のこと

特定看護師を目指す前に、考えておくべきことは以下のふたつです。


  1. 研修中は仕事を続けるのかを決める
  2. 研修中の学費や生活費の確保

それぞれについて説明しますね。

【特定看護師を目指すための準備】
1.研修中は仕事を続けるのかを決める

仕事を続けながら特定看護師を目指すのか

先ほどお伝えしたように、特定看護師になるためには短くて半年、長くて2年間学ぶ必要があります。
そのため、仕事を続けながら学びたい場合は、両立しやすいスケジュールが組まれている研修機関を選びましょう。

たとえば、大学や病院の研修センターなどは、働きながら学ぶことを前提としたカリキュラムになっていることが多く、仕事も続けやすいんです。
また、大学院の場合は、通学期間が2年と長いですが、社会人が通いやすいスケジュールが組まれているところもあります。

そして、忘れてはいけないのが職場への相談です。
仕事を続けるにせよ辞めるにせよ、職場の仲間に影響が出ますので、特定看護師を目指すと決めたら早めに上司に相談してくださいね。

【特定看護師を目指すための準備】
2.研修中の学費や生活費の確保

休職や退職をする場合は収入がなくなりますし、仕事を続ける場合も夜に学校に通うため夜勤が減り、お給料も減ります。
そのため、特定行為研修を受ける場合は、生活費や受講費用を確保しておきましょう。
とくに大学院の場合、学費が高く通学期間も長いので、余裕をもって資金を用意してくださいね。

学費や生活費の確保

また、奨学金制度や給付金制度を利用するという手段もあります。
研修機関独自で研修制度を用意している場合もありますし、以下のような支援制度もありますので、必要に応じて検討してくださいね。


1.一般教育訓練給付金
雇用保険への加入実績がある場合に、利用できる給付金です。
在職中の場合は雇用保険への加入歴が3年以上、退職している場合は加入歴が3年以上で退職後1年以内なら、支払った受講費用の20%相当を受給できます。

2.日本学生支援機構の奨学金
大学院や大学、専門学校に在学する学生に対して、一定額の奨学金を貸してくれる制度です。
無利子と有利子の2種類があり、無利子の場合は成績や経済状況などの選考基準が厳しくなります。
特定看護師制度の場合は、大学院で学ぶ場合にのみ適用されますので、注意してくださいね。
くわしくは、以下サイトで情報を確認してくださいね。


気になる方は厚生労働省のウェブサイトや自分の所属機関の制度を確認してみてくださいね。
(参考:厚生労働省 特定行為研修リーフレット


ここまでの解説で、特定看護師になるまでの道のりがイメージできましたか?
さまざまな準備をして研修機関に入り、専門的な勉強をして、やっと特定看護師として働くことができるんです。

そんな特別な存在である特定看護師の制度は、なぜ生まれたのでしょうか?
最後に、特定行為研修がはじまった背景をお話ししておきますね。

特定看護師は、超高齢化社会での活躍を期待されている

特定行為研修は厚生労働省がつくった仕組みです。
厚生労働省は、超高齢化社会になる「2025年までに特定看護師を10万人にする」という目標を掲げています


  1. 超高齢化社会に向けて、在宅医療を推進する
  2. 医師の負担を軽減する
  3. 医師が不在でも患者にタイムリーな対応をする
  4. 医師が不足している地域での医療サービスの充実

参考:日経Aナーシング

チーム医療の充実

このように、この制度の大きな目的は、チーム医療での看護師の業務範囲を広げることや、超高齢化社会を控えて在宅医療での医師サービスの充実です。
もちろん、特定看護師の存在が求められるのは在宅医療だけではなく、病棟やICU、救命救急センターでの活躍も期待されています。
そういった忙しい現場で特定看護師が活躍することで、外来診療や手術で時間がとれない医師の負担を減らすこともできるんです。

また、患者さんに十分な時間を確保できない医師を助ける存在としての期待も高まっています。
特定看護師が特定行為を行うことによって、患者さんのケアが充実したり、治療に関する疑問点に答えることができ、患者さんの満足度が上がるのではと考えられているんです。

患者の満足度が上がる

とはいえ、特定看護師になり自分の裁量で対処できる処置が増えるということは、それだけ責任が重くなることも事実です。
そういった状況を踏まえて、特定看護師制度に対する懸念の声も上がっています。

たとえば、以下のような意見です。


  1. 負担が増えることを恐れて、看護師を辞めてしまう人が増えるのではないか
  2. 看護師本人が望まない場合に、特定看護師になることを強要されるのではないか

このように、特定看護師制度は大きな期待が寄せられていますが、はじまったばかりの制度ということもあり、制度の定着までにはまだ時間がかかりそうです。
看護師の人たちが前向きに特定看護師を目指したいと思える制度になるといいですよね。


いかがでしたか?

特定看護師制度は、さまざまな期待を背負っているんですね。
そし看護師の働き方を変える岐路になるかもしれない制度といえます。
もし、この記事を読んで「特定看護師を目指したい!」と思った人は、スキルアップの選択肢として検討してみてくださいね。



ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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