ナオコに聞く看護師転職成功塾

いまどきのナース事情, 看護師転職ノウハウ

転職を考えている看護師は必見!よい転職先を見分けるための情報収集テクニック

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

突然ですが、今、看護師がものすごく不足しています!

看護師を切望する医療関係者のみなさん

以前「看護師の人数は100万人を超えた」という記事がアップされましたが、看護師が増えている一方で、看護師を求めている人も増え続けているんです。

現在、就業している看護師は約154万人といわれていますが、高齢化社会が進んでいる今、2025年には200万人の看護師が必要だといわれています。
つまり、10年で約50万人の看護師を増やさなくてはいけない状況なんです。

毎年、新しい看護師が増えるとはいえ、職場を去る看護師も多いこの業界。
ましてや、看護師として働く若い層の人口が減っていることから、今後、看護師不足はますます深刻な問題になるといわれています。

そのため、最近では、看護師の離職率を下げようと、労働条件の見直しをはじめた病院もあらわれています。

ですので、もし、あなたが転職を考えているのであれば、このタイミングで転職を考えるのはメリットが大きいといえるでしょう。

ただ、忙しい看護師の場合、転職先の情報収集にかける時間がとれません。

そこで今回取り上げるのは、忙しい看護師さんにこそ知ってもらいたい「よい転職先を見分けるためのノウハウ」です。
現役のキャリアアドバイザーである私、伊集院ナオミが、看護師の転職を成功させるポイントをどこよりもわかりやすく解説します。

それではまいりましょう!

看護師の転職成功ポイント

よい転職先を見分けるための4つのポイント

転職を考える看護師さんは、一般的に以下のような希望をもって転職されます。


  • お給料を上げたい
  • スキルアップしたい
  • 人間関係のいい職場に行きたい
  • ワーキングマザーが働きやすい環境に移りたい
  • 労働環境がいい職場に移りたい

もし、あなたが上記のような希望をもっているのであれば、転職を考えてみてもいいかもしれません。
一度しかない自分の人生ですから、自分の納得いく条件で働きたいですよね。

ただ、転職をする際に注意しなければならないのが、「ここなら、長く勤められるかも!」と思える職場を選ぶことです。
なぜなら、転職回数が多いと、転職先から「この人、またすぐに辞めるんじゃないか?だったら、採用しないでおこう」と思われてしまうからです。

あまりに転職回数が多いと「この人、また、すぐ辞めてしまうんじゃないか」と薬局側に懸念される可能性は高いから。
今後は転職について慎重に考えてもらったほうがよさそうね。

引用元:ナオコの転職相談所より

そう思われないよう、あなたが選ぶ転職先は「こここそ私の運命の職場!」と思えるくらい、自分の求める条件を満たした場所がいいですよね。
そのためには、転職先に関する細かな情報収集が大事です。

看護師は多忙な職業。
そのため、転職先の情報収集をしっかりせずに転職してしまう看護師の方は多いんです。
でも、そんな風に転職してしまうと「ああ、やっぱりこの職場も自分に合わなかった・・・」という結果に陥りがち。

そういう人は納得して転職していない分、一度職場がイヤになると、目にうつるものがどれもネガティブに見えてきちゃうんですよね・・・。

だからこそ、この記事をお読みのあなたには、自分に合った素敵な職場に出会ってほしいんです!

そのためには、転職先の情報収集が大事!
・・・というわけで、転職先の情報を集める収集する際に気を付けるべきポイントをまとめてみました。


  1. 求人情報の正しい見方を知っておく
  2. 病院の特徴や雇用条件をしっかり確認する
  3. 病院の雰囲気をしっかり見極める
  4. 転職の成功率が高い応募書類を作成する

それでは、以下からこれらの4つのポイントを詳しく解説します!

1、求人情報の正しい見方を知っておく

転職を始めようと思ったら、「ナースフル」などの看護師求人サイトで仕事を探す方が多いと思います。
しかし、そういったサイトに掲載されている求人情報の正しい見方を知っている人は意外に少ないんです・・・!

ナースフルサイトの例

上記はナースフルに掲載されているある病院の求人情報です。詳しく書かれていますね。

上記の求人の場合「完全週休二日制」という表記がとっても大事です。
「週休二日制」と「完全週休二日制」では言葉の意味が全然違うからです。(その理由はあとで分かります)

実は、多くの求人サイトでは、その病院のいい面ばかりが強調されているケースがあります。
なぜなら、求人サイトは、基本的には病院などから依頼されて求人を掲載しているからです。
だから、掲載する情報も、一方向からの情報になりやすいんですね。

ですから、求人情報はあくまでもひとつの参考としつつ、その情報の裏側に隠されている“真の情報”を見分けるようにしましょう!

求人情報を見る際に注意するといいポイントをまとめてみました。


  1. 給与
    「基本給」と「賞与」をしっかりチェックします。そうすれば、実際の年収を計算できます。
  2. 勤務時間
    「シフト勤務」の場合は、シフトの時間帯と「申し送り時間」との関係に注意します。
  3. 休日
    「休日休暇」と「年間休日」をチェックし、「完全週休2日制」なのか「週休2日制」なのかを見極めましょう。
  4. アピールポイントの具体性
    「福利厚生」や「待遇欄」をチェックし、その言葉の裏にある背景を予測しましょう。

【給与】基本給と賞与をしっかりチェックして実際の年収を見極めよう

給与欄には、「月給○万円」という表記がされていることが多いですが、月給は基本的に「基本給」「各種手当」で成り立っています。
この基本給の金額を把握しておくことが重要です。

なぜなら、賞与は、月給から各種手当てを除いた「基本給×○ヶ月分」で算出されることが多いからなんです。

給与明細書

たとえば、月給30万円だとしても、その内訳は「基本給」が20万円、「各種手当合計」が10万円という形だったりします。
その場合、賞与が基本給の4ヶ月分だとすると、賞与の支給額は20万円×4=80万円となるんです。
30万円×4=120万円ではないことに注意してください。

つまり、月給と基本給の違いを理解していないと、賞与の金額を勘違いしてしまうんですね。

求人情報には、基本給が記載されていないケースもあります。
その場合は、面接時などに確認してみましょう。

また、賞与は必ず支給されるものとは限りません。
求人情報に“賞与”という記載がない場合は、そもそも賞与が支給されない、ということなんです。

そのため、転職前の職場で賞与があった人は「賞与は当然もらえるもの」と誤解しているケースもあります。

賞与の表記があるかどうかをしっかり確認した上で、年間の支給額である「年収」はいくらなのか?という視点で求人情報をチェックするようにしましょう。

また、一般的には、同じ地域の病院間で給与がすごく違う!ということは起こりえません。
そのため、ほかの病院と比較して給与が高すぎる場合には“なにか理由があるかもしれない”と考えることも大事です。

たとえば、給与が高い病院は、ハードワークの職場で、看護師の離職率が高いというケースもあるんです。
注意してくださいね。

【勤務時間】シフト勤務の場合は、シフトの時間帯と申し送り時間の関係に注意!

シフト勤務の場合にチェックしておきたいのは、“各勤務時間帯が重なっているかどうか”です。
30分くらい重なっている場合には、その時間が「申し送りの時間」にあたります。

もし、勤務時間帯が重なっていない場合は、勤務終了後に申し送りの時間があることもあります。
その際、申し送りの時間は残業がつかない病院もありますので注意が必要です。

このあたりの情報は求人情報だけではわからないので、面接のときにしっかり確認してみましょう。

【休日】休日休暇と年間休日をしっかりチェックしよう

突然ですが、以下のふたつの休日制度に関する違いが分かりますか?


  • 完全週休2日制
  • 週休2日制

パッと見ると、どちらも週に2日お休みがあるように見えますが、実は大きく違います!

「完全週休2日制」は、“毎週必ず2日のお休みがあること”を指します。
一方、「週休2日制」は、“週に2回のお休みがある週が、1ヶ月に1回以上あること”を指します。
つまり、「週休2日制」は「月5日以上のお休み」しか保証されていません。

給与が高い病院の場合、条件を見てみると「週休2日制」になっている場合があります。
出勤日が多ければ給与が高いのは当然なので、求人情報をしっかりチェックしてくださいね。

また、「4週8休」などの表現を使っている病院もあります。
「4週8休」は、一見「完全週休2日」と同じに思えますが、“4週間のトータルで8日休めますよ”という意味なんです。
つまり、週の休みが1日のこともあれば、2日や3日の週もあります。
毎週必ず2日休みがあるとは限りませんので、注意してくださいね。

休みの日数を把握するために一番確実なのは、「年間休日数」を知っておくことです。
この日数が分かると、1年を通して、どれくらいお休みがとれるかが分かるので、しっかりチェックしておきましょう。

アピールポイントは“具体性”があるかをチェック!

求人情報(求人票)は病院に応募する人をたくさん集めることを目的に書かれています。
そのため、病院の中には自院のアピールポイントを強調して書いている場合があります。

そこで、求人情報を見る際には、「なぜ、このポイントをアピールしているのか?」という視点をもち、そのポイントを深掘りしてチェックするようにしましょう。

たとえば、以下はよく見かけるアピールポイントと、それぞれのポイントにおいて確認すべき点です。


「ワーキングマザーが働きやすい職場です」

  • 託児所はあるのか?(ある場合は24時間対応をしているか?)
  • ママさん看護師の割合は多いのか?
  • 師長や主任にママさんはいるのか?

「残業が少なめです」

  • 具体的に月に何時間の残業があるのか?
  • 残業時間の平均は病棟平均なのか?病院全体での平均なのか?

「有給がとりやすいです」

  • 有給消化率の具体的な数字は?
  • 有給消化率は病棟平均なのか?病院全体での平均なのか?

「教育研修が充実しています」

  • 具体的な教育プランが記載されているか?
  • 本当に研修が実施されているのか?

以上を念頭におきながら求人情報をチェックした上で、気になる点があれば、面接などの場でしっかり確認するといいでしょう。

また、求人情報のアピールポイントが少ないからといって、その病院がダメだと判断するのは早計です。
なぜなら、急いで求人を出しているような病院の場合は、アピールポイントをしっかり書かずに求人を出してしまうことがあるからです。
そうなってしまうと、求人情報だけではその病院がいいのかどうかわかりませんよね。

なので、そういう場合には、私のような紹介会社のキャリアアドバイザーの力を使っていただくのがオススメです。
紹介会社とは、転職しようとしている看護師さんと、求人している病院との“お見合い”をセッティングする会社のこと。
あなたが見ているこの「ナースフル」も、大手の紹介会社でリクルートメディカルキャリアが運営しています。

紹介会社は転職のプロである分、転職先に関するたくさんの情報を保有しています。
積極的に相談してみるのはよいでしょう。

もし、紹介会社のキャリアアドバイザーがどんな仕事をしているかわからない・・・と不安に思った方は、私の日頃の仕事ぶりを見ていただけると分かりやすいと思います。
実は・・・私の日頃の仕事ぶりが読み物コンテンツになっているんです!

ナオコの薬剤師転職相談所

もし、キャリアアドバイザーの仕事が気になるという方はチェックしてみてくださいね。
(※上記の読み物コンテンツでは、薬剤師さんの転職が題材になっていますが、看護師さんの転職の参考にもなると思います)

2、病院の特徴をしっかり確認する

転職先を選ぶ際は、あなたが今後看護師としてどう働いていきたいかによって、選ぶ基準が変わります。
選ぶ基準をもつためには、いろいろな業態に関する知識が必要です。

たとえば、大学病院と民間病院との違いについて、きちんと理解されていますか?

大学病院と民間病院を比較したときには、以下のような違いがあります。


大学病院の特徴

  • 完全分業化されているので、専門化・細分化された高度な知識と技術が必要になる。
  • 難しい病気の患者さんの看護をする機会が多い。
  • 各種研修や外部での勉強会、学会の準備をする機会が多い。
  • 新卒者が圧倒的に多く、10年以上の経験者は教育をする立場にならざるをえない。
  • 福利厚生が充実している。
  • たくさんの症例が見られるので、「がん看護のスペシャリストを目指したい」や「糖尿病指導療法士の資格を取りたい」など、目標がハッキリしている人に向いている。

民間病院の特徴

  • 業務が細分化されていないので、色々な疾患を持つ患者さんを看護する必要がある。
  • 患者さんの精神的なケアや、患者さんが選んだ治療を大事にするスタイル。
  • 患者さんとの関わりが多くアットホームな雰囲気。
  • 業務があまりマニュアル化されていないので、様々な経験を積むことができ、色々な状況への適応力が身につく。
  • 「認定看護師」などの資格取得は大学病院よりラク。
    なぜなら、大学病院に比べて志望者が少ないために推薦がもらいやすく、学校に通わせてもらえやすいから。(参考:「認定看護師」になるメリットとその方法

また、細かな部分では、以下の項目についても調べるようにしましょう。


  1. 救急指定の病院かどうか
    救急指定の病院は夜勤がとても忙しいです。
    なぜなら、急患を受け入れたり、夜間でも緊急手術を行ったりするためです。
  2. 看護配置(病床数・看護師数)の状況
    病床数と看護師数を見れば、病院の忙しさや患者さんへの対応の丁寧さを推測できます。
  3. 診療科目
    あなたが希望する診療科目があるかどうかを確認しましょう。
  4. 教育体制
    卒後教育(免許取得後の教育)や継続教育(成長を支援する制度)の仕組みがあるかどうかを確認しましょう。
    また「資格取得支援」を行っているかもチェックしましょう。
  5. 看護理念
    患者さんに対する考え方や経営方針などは病院によって違います。
    あなたの目指す看護のスタイルと合っているかを確認しましょう。
  6. ドクター
    専門性の高い技術を持ったドクターがいるかどうかで、特色のある医療を実践しているかが分かります。
  7. ワーク・ライフ・バランスを推進しているか
    ママになっても働きやすい職場かどうかを確認しましょう。

もし、あなたが「ワーク・ライフ・バランスを大切にしたい!」と考えているのであれば、以下のサイトで情報収集することもオススメです。

上記のサイトは日本最大の看護職能団体である「日本看護協会」が運営しているサイトで、、ワーク・ライフ・バランスを推進している病院を検索することができます。
「短時間正職員制度」の利用促進や、夜勤負担の軽減、子育て・介護との両立支援など、様々な項目での検索ができますので、興味のある方はぜひ使ってみてくださいね。

3、病院の雰囲気をしっかり見極める

転職先を選ぶにあたって気になるのは、やっぱり職場の雰囲気ですよね。

看護師は女性が多い職場。
女性は感情的な生き物ですから、ちょっとしたことで人間関係をこじらせてしまうことも。
だから、一緒に働く人の性格は大切なんです。

とはいえ、求人情報などでは、職場の雰囲気までは読み取ることができません。

そこで、私がオススメしているのは「病院見学」です!

病院見学

病院見学とは、その病院に勤める方に、実際にその病院の中を案内していただくことを指します。

病院の雰囲気は、自分の目で確かめるのが一番!
「この病院の面接を受けたいな」と思った際には、思い切って、その病院に病院見学を依頼してみましょう。

病院見学をしたい場合は、その病院の看護部などに問い合わせればOK。
面接と同じタイミングで見学を実施している場合もあるようですが、面接当日以外の日でも、見学に応じてもらえることが多いですよ。

病院見学の時にチェックしておきたいポイントは以下です。


看護師の様子

  • 病院見学を申し込んだときの「電話対応」は親切だったか?
  • 看護師は、患者さんを尊重する言葉使いや態度で接しているか?
  • 若手の看護師さんは笑顔でリラックスしながら仕事しているか?

患者さんの様子

  • 患者さんは、居心地がよさそうにしているか?
  • 患者さんは、看護師に相談や雑談をしているか?
  • 患者さんの身の回りは、清潔で綺麗に整備されているか?

設備のチェック

  • お手洗いが清潔に保たれているか?
  • ナースステーションは整理整頓されているか?
    (ナースステーションが整理整頓されていない場合、整理する時間がないくらいに忙しい職場の可能性があります)

託児所のチェック

  • 遊んでいる子供たちの表は明るいか?
  • 子供の人数に対して、保育スタッフの人数は適切か?

転職前に病院の雰囲気をつかむことはなかなか難しいですが、それでも、実際に自分の目で見ておくのと見ないのとでは雲泥の差があります。
「なんだかいいなあ!」とか「なんだかイヤだなあ・・・」といった空気感は感じることができますからね。

ちなみに、病院見学をする際は、あなたも病院側から見られている(評価されている)、ということをお忘れなく・・・!
見学する際は、相手に悪い印象を与えないよう、服装や振る舞いを意識してくださいね。

あと、その病院に知人がいる場合には、一緒に食事などをしながら、ぶっちゃけトークをしてもらうようにしましょう。
外から見た風景と、中から見た風景は違います。
もちろん、職場の相性は人それぞれ、知人のいうことを100%信じるというのもよくありませんが、何かの参考にはなるでしょう。

もし、病院見学をしたいけれど「自分では依頼しづらい・・・」という方は、紹介会社を通して依頼することをオススメします。
紹介会社は、過去にその病院に転職した人の情報をもっていますので、紹介会社ならではの情報も提供してくれますよ。

私もキャリアアドバイザーをしているのでよく聞かれるのですが、求職者の方が紹介会社を使う際の利用料はかかりません。
なぜなら、紹介会社のビジネスモデルは、求人をしている病院側が紹介会社に求人の掲載料を支払うモデルだからです。

だから、転職をする人にとって、紹介会社を使わない手はありません。

とはいえ、紹介会社にもピンからキリまでありますので、いい紹介会社を見分けることが重要です。

4、転職の成功率が高い応募書類を作成する

転職で大事なのは、採用する側の気持ちを考えることです。

採用する側はあなたのことを詳しく知りません。
ですから、最初に目に触れる「応募書類」はとっても大切なんです。

そのため、応募書類にはあなた自身のことをできるだけ詳しく書いておきたいところなんですが、採用担当者はヒマではありませんから、ぎっちり細かく書かれた応募書類に関しては敬遠してしまいます。

そこで、応募書類を書く際には、見る側をワクワクさせるような「映画の予告編」を意識してみてください。

映画の予告編

「映画の予告編」を意識することで、その書類を見た人に、「続きを見たい!」=「この人と実際に会って話を聞きたい!」と思わせることができるからです。
そうなれば、次のステージである面接に進みやすくなります。

応募書類を書くポイントに関しては、以前の記事で特集しましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。


さて、転職活動で使えるノウハウを4つご紹介しましたが、いかがでしたか?

転職はあなたの人生を決める一大イベント。
後悔しないように、しっかりと情報収集してくださいね。

ちなみに、今、看護の現場で求められている人物像は、以下のような人物像だといわれています。
以下に当てはまる方は転職活動時に歓迎されやすい傾向があります。

  • 責任をもって、丁寧に仕事を進めてくれる人
  • 現場で働いているほかの看護師と、仲良く働いてくれる人
  • 長く働いてくれる人

では最後に、転職だけでなく「復職」を考えている方へ向けたノウハウも取り上げておきます。
潜在看護師さんのための「復職支援研修」に関するノウハウです。

現場から離れていた看護師さんは、「復職支援制度」を活用しよう!

潜在看護師とは“看護師資格をもっているけれど、現在は看護師として働いていない人”のこと。
政府の調査によると、日本には潜在看護師が約70万人もいるといわれています・・・!
※平成24年度の日本看護協会の調査より

元看護師(潜在看護師)

冒頭で日本の看護師不足が深刻な状況にあることをお伝えしましたが、もし、この潜在看護師が職場に復帰すれば、日本の看護師不足が解消されます!
だから今、潜在看護師の人たちが職場復帰しやすい仕組みが求められているんです。

その仕組みのひとつとして注目されているのが、潜在看護師の「復職支援研修」です。
復職支援研修とは、復職を目指す看護師が、看護の動向や最新の医療知識、技術などを身につけられる研修のこと。
この復職支援研修が、各都道府県のナースセンターで無料もしくは格安で受けられるようになりました。

ただ、いくら研修があるかといって、長年現場を離れていると、復職は怖いものです。
「自分がいた頃と業務内容は変わっているんじゃないか」「医療現場の変化のスピードの早さについていけないんじゃないか」、そう不安に思う方は多くおられます。

実は「復職支援研修」はまさにそういった潜在看護師の方の不安を払拭するための仕組みです。
では、復職支援研修で学べることを詳しく説明しますね。

復職支援研修の内容について

各都道府県に設置されているナースセンターでは、復職を目指している人を対象に、「看護の動向」や「最新の医療知識や技術」を身につけるための研修を支援しています。

実際に研修がおこなわれるのは、ナースセンターから依頼をうけた病院です。
そのため、看護師として働いていたカンを取り戻すのに最適です。

たとえば、東京都ナースプラザの復職支援研修について紹介してみましょう。

東京都が指定した地域の病院で、復職支援研修や就業相談を受けられます。
復職支援研修は東京都の委託を受け、東京都看護協会・東京都ナースプラザがバックアップしています。

■対象者
保健師、助産師、看護師、准看護師のいずれかの資格を有し、現在離職中で、就職先が決まっていない方。
東京都内に就業希望の方。(受講時にナースバンクに登録が必要です)

■内容
最新の医療に関する講義、採血や注射等の模型や医療機器を使っての演習、病棟実習。
訪問看護ステーション・診療所・介護施設・福祉施設での看護体験。
研修終了後、復職に向けての悩みや働き方などについて個別の相談を受けられます。

■費用
無料

引用元:東京都看護職員地域確保 復職支援研修(東京都ナースプラザ)

上記の説明で「無料」という言葉がありましたが、実は、多くの研修は無料なんです。
看護職賠償保険加入料や資料代などの費用がかかる場合はありますが、研修費用はそれほど高くありません。

ですので、研修に興味がある場合は、あなたの都道府県のナースセンターに気軽に確認してみてください。

また、復職の際は、「復職支援研修」と一緒に「看護基礎技術研修」も受けておくと安心です。

「看護基礎技術研修」の内容について

「看護基礎技術研修」とは、看護の基礎技術をふりかえるための研修です。
実施している病院によって内容が異なりますが、以下のような知識をふりかえる研修です。


  • 採血・注射の演習(模型や医療機器を使用)
  • 点滴・輸血管理等
  • 感染予防やスキンケア
  • 臨床実習や見学(病棟・訪問看護ステーション・診療所・介護施設・福祉施設など)
  • 体位変換・移動
  • 心肺蘇生術
  • 体位変換・移動

今の日本ではこういった看護研修の支援に力を入れはじめており、潜在看護師の方が復職しやすい世の中を目指しています。

看護師の復職支援制度


いかがでしたか?

何度もいうとおり、今は空前の看護師不足。
今後、この状況はもっと悪化するといわれています。

職場によっては厳しい環境の場所も生まれるでしょう。

だからこそ、“あなたが働く職場”について「本当に自分はこの職場で満足しているのか?」ということを日頃から自問自答していただければと思います。

看護に携わる人の数が150万人を越えた今、働く場所も多様化しています。
ぜひ、今回のノウハウを使って、理想の職場を探してみてください。

期待に胸を躍らせる医療関係者

今回ご紹介したサイトをもう一度紹介しておきますね!

求人サイトの場合は、日々求人情報が更新されているから、ブックマークに入れておくといいわよ。


ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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