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話題の「日本アロマセラピー学会認定臨床看護師」とは?資格の取得方法やアロマセラピーの基礎知識

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

最近、医療分野で「アロマセラピー」への注目が高まっていることを知っていますか?
アロマセラピーとは、アロマ(香り)とセラピー(療法)を組み合わせた言葉で、植物から芳香成分を抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身を健康に保つ植物療法のひとつです。
(「アロマテラピー」という表記もありますが、この記事では「アロマセラピー」で統一します)

アロマセラピーの医療現場での活用

アロマセラピーへの注目が高まっている理由は、日本の医療や介護の現場で、アロマセラピーが活用されつつあるから。
たとえば、産婦人科や、がん末期の患者さんへのターミナルケアなどで、アロマセラピーが取り入れられはじめています。

日本では、アロマセラピーをエステなどのリラクゼーションとして認識している人が多いですが、実はフランスやベルギーなどでは長らく医療行為として認められているんです。

そんな流れがあり、「日本アロマセラピー学会認定臨床看護師」の資格が人気を集めています。

日本アロマセラピー学会認定臨床看護師とは、一般社団法人 日本アロマセラピー学会(英語表記:Japanese Society of Aromatherapy)が認定する「JSA基礎認定」という認定試験に合格した看護師のこと。

日本アロマセラピー学会は医師や看護師、薬剤師らで組織されていて、アロマセラピーに関する以下のようなことを目的としている団体です。


  • 医療分野での普及
  • 科学的・医学的な研究の推進
  • 誤った療法による事故の防止

ただ、日本の医療分野でのアロマセラピーの活用はまだ始まったばかり。
だからこそ、アロマセラピーに関する専門知識をもった看護師は希少価値があります。

また、アロマセラピーの知識は、あなたや家族の疲れ・不調を緩和したいときなど、プライベートでも役立つんです。

というわけで、この記事では日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になるメリットや方法、そしてアロマセラピーの基礎知識をお伝えします。

「日本アロマセラピー学会認定臨床看護師」になる3つのメリット

「日本アロマセラピー学会認定臨床看護師」になるメリットは、以下の3つです。


1.アロマセラピーの専門的な知識が身につく
認定資格を取得する際の、セミナーへの参加や試験勉強を通じて、アロマセラピーの専門的な知識を身につけることができます。
たとえば、精油の成分や作用などの基礎知識はもちろん、医学的な視点でアロマセラピーが疾患や症状に与える影響を理解できます。
2.患者さんへの看護ケアの幅が広がる
専門的な知識が身につくと、患者さんの服用薬や治療、状態に合わせて、どのようなアロマセラピーをすべきか判断できるようになります。
(アロマセラピーを医療現場で活用するためには、医師の許可が必要です)
3.あなたや家族の疲れ・不調にも活用できる
アロマセラピーの知識は、あなたや家族の不調やリフレッシュにも活用できるので、生活に潤いがうまれます。

このように、日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になって専門的な知識を身につけると、仕事の幅が広がり、プライベートでも役に立ちます。

続いて、あなたの生活にアロマセラピーを取り入れる方法について説明しますね。

アロマセラピーをあなたの生活に取り入れてみよう

自宅で簡単にできるアロマセラピーは、主に以下の3つです。


  1. 芳香浴(ほうこうよく)
  2. アロマバス
  3. アロマトリートメント

アロマセラピーの活用

1.芳香浴(ほうこうよく)

芳香浴

芳香浴は、上記のイラストにあるような「アロマディフューザー」などを使って、空気中に芳香物質を拡散し、呼吸器から身体に取りこむ方法です。
アロマディフューザーがない場合は、ティッシュに精油を数滴たらして部屋におく方法でも代用できます。

2.アロマバス

アロマバス

アロマバスは、香りを鼻から取り入れることができ、さらに肌から有効成分を取り入れる「経皮吸収」が期待できます。
加えて、温かいお湯につかることで、新陳代謝を高める効果が期待でき、疲労回復や老廃物の排出を促します。
さらに、リラックス効果も期待できるので、就寝前にアロマバスに入ればスムーズに眠りにつくことができるんです。

注意点としては、精油の原液が直接肌に触れると、皮膚トラブルを起こす可能性があること。
そのため、お風呂のお湯と精油が混ざりやすくなるように、天然塩などを一緒に混ぜてくださいね。

3.アロマトリートメント

アロママッサージ

アロマトリートメントとは、「キャリアオイル」という精油を希釈するための植物性のオイルに、精油を加えてマッサージを行うことです。
マッサージによって老廃物の排出やむくみの改善、こりの緩和やリラックス効果が期待できます。
トリートメント後は、老廃物の排出を促進するために、いつもより多めに水分を取るようにしましょう。

このように、精油とキャリアオイルがあれば、自宅で簡単にアロマセラピーを楽しむことができます。

ちなみに、精油にはさまざまな種類があるので、主な種類を説明しますね。

精油は植物由来で、香りの系統は6つに分類される

精油の香りは6分類

精油は、植物の花や葉、果実の皮、樹皮、根、種子、樹脂などからエキスを抽出して作られたものです。
香りの系統としては、以下のように6つに分類できます。

(以下、「最新!アロマセラピーのすべてがわかる本」より出典)


●シトラス・グリーン系
さわやか・若々しさ、ナチュラル、草、イキイキとしたイメージ。
レモンなどの柑橘系やサイプレス、ジュニバーなど
●フローラル系
女性らしさ、やさしさ、優雅で上品なイメージ。
ローズ、ゼラニウム、ローズウッドなど
●スイート系
甘く、かわいいイメージ。
ベンゾイン、マンダリンなど
●ウッディ系
安心感、自然、ドライなイメージ。
サンダルウッド、ユーカリ、ローズマリーなど
●ハーバル系
自然、草原、さわやかで明るいイメージ。
サンダルウッド、シダーウッドなど
●スパイシー系
刺激的、元気なイメージ。
カルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパーなど

上記で取り上げたのは代表的なものですが、精油の種類は200種類以上あり、複数を混ぜて使用することもあるんですよ。

ここまで、基本的なアロマセラピーについて説明しましたが、さらに詳しくアロマセラピーを知りたい人や医療現場での活用を学びたい人は、日本アロマセラピー学会の認定資格の取得を検討してみましょう。

というわけで、資格を取得する手順や費用について説明します。

日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になるための3つの手順

日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になるには、以下の手順で認定試験に合格する必要があります。


  1. 日本アロマセラピー学会の正会員になる
  2. 会員限定の基礎セミナーに参加する
  3. 認定試験を受ける

順番に説明していきますね。

【日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になる手順】
1.日本アロマセラピー学会の正会員になる

日本アロマセラピー学会の正会員になるには、Webサイトから会員新規登録をした上で、以下の書類を学会本部事務局に郵送する必要があります。

履歴書


  • 履歴書(書式自由、手書きでもPC作成でも可)
  • 医療従事者免許のコピー(資格確認となるもの)

入会にあたり、入会費1万円、年会費1万3,000円が必要です。
登録フォームや郵送先は、以下ページに詳しく記載されていますので、チェックしてくださいね。

【日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になる手順】
2.基礎セミナーに参加する

勉強熱心な看護師

認定試験を受講する前に、日本アロマセラピー学会が主催する「基礎セミナー」を受講しておく必要があります。
基礎セミナーは、以下の内容を4日間の日程で学びます。
開催頻度は1ヶ月に1回ほどなので、忙しい看護師の人もスケジューリングしやすいですよ。


●基礎セミナー第1回
アロマセラピー概論1
アロマセラピー概論2
カレントトピックス概論
●基礎セミナー第2回
資料利用法概論
解剖学概論
表層解剖学
●基礎セミナー第3回
神経解剖学
感覚器解剖学
臨床利用概論
●基礎セミナー第4回
薬理学1
薬理学2
薬理学3

上記の基礎セミナー第3回・第4回にあるように、アロマセラピーの基礎だけでなく、解剖学や薬理学も学ぶことができます。

基礎セミナーの受講費用は、合計で6万円(15,000円×4回分)です。
東京・大阪で実施されていますので、くわしい日程は以下ページで確認してくださいね。

【日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になる手順】
3.認定試験を受ける

マークシート

基礎セミナーを受講したら、認定試験を受けます。
合格率は非公開ですが、出題範囲が明確なので、きちんと勉強をすれば合格を狙える資格です。
ちなみに、2017年度は35名が合格しています。


●試験方法
筆記試験(※資料などの持込不可)
●出題範囲
・基礎セミナーの講義内容
・書籍「アロマセラピー標準テキスト(臨床編)」
・書籍「アロマセラピー用語集
●受験料
1万円
(合格後に認定料として1万5,000円かかります)

以下のページで過去の試験問題例が公表されていますので、気になる方はチェックしてくださいね。

認定資格の有効期間は5年間で、更新する際は日本アロマセラピー学会の学術総会や地方会、セミナーへの参加や論文発表を行う必要があります。


ここまで、日本アロマセラピー学会認定臨床看護師になる方法を説明しました。
さらにアロマセラピーの学びを深めたい方向けに、「JSAトリートメント認定資格」という上級の資格もあります。

JSAトリートメント認定資格は、臨床現場で用いるアロマセラピーの知識・トリートメント技術を習得していることを認定するもので、実技試験やレポートなどの試験に合格する必要があります。

JSAトリートメント認定資格の取得手順は、以下の通りです。


●トリートメントセミナーを受講
トリートメントセミナーは、医療現場でのアロマトリートメントの実技を学ぶ実践的な内容です。
4日間のセミナーを受講する必要があり、東京と大阪で開催されています。
日程を知りたい人は、こちらのページで確認してくださいね。
受講費用は、合計で8万円(2万円×4回分)です。
●受験料を支払う
受験料は2万円です。
(合格後に認定料として1万5,000円かかります)
●実技試験を受ける
実技試験では、試験官の前で頭皮・顔・デコルテ、上半身、腹部、下半身、背中など5箇所のトリートメントを行います。
●ケースレポートの提出
実技試験に合格したら、勤務先の患者さんやあなたの家族など、何かしらの不調がある方に対して施術を5回行い、レポートを提出。
レポートのチェック後に合否の連絡がきます。

JSAトリートメント認定資格の詳細を知りたい人は、以下ページでくわしく紹介されていますので、チェックしてくださいね。

医療現場では、アロマセラピーの活用が広がりつつある

冒頭でお話しした通り、医療現場でのアロマセラピーの活用は広がりつつあります。
たとえば、産婦人科では妊婦さんの不安やストレス、陣痛の緩和にアロマセラピーを活用していたり、終末期のがん患者さんにアロママッサージを行ったりする医療機関もあります。

アロママッサージ

ただ、あなたの勤務先がアロマセラピーを活用していなければ、資格を取得してもすぐに仕事では活かせないかもしれません。

もし、アロマセラピーの専門知識を活かせる職場で働きたいと思ったら、転職することもひとつの選択肢です。
その際は、看護師専門の紹介会社ナースフルへの登録をご検討ください。
あなたのご希望に合う求人の紹介はもちろん、応募書類の添削や面接の通過率をアップするための対策など、転職に関するサポートを行っています。

ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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