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ナオコに聞く看護師転職成功塾

看護師の働き方, 看護師転職ノウハウ

精神科に転職して後悔しないようにチェックしておこう!精神科で働く看護師の仕事内容と勤務先の選び方

今、日本では、15人に1人がうつ病を経験しているといわれ、精神科のニーズが高まっています。
その高まりとともに精神科で働く看護師の求人も増えています。

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

あなたは、自分が働く場所として、精神科を候補に入れたことはありますか?
実は今、下記のような理由から、精神科への転職を考えている看護師が増えているんです。


  1. 患者さんとじっくりと向き合える看護をしたい
  2. 残業が少ない職場で働きたい
  3. 精神科看護や心理学に興味がある

精神科の患者さんは長期療養するケースが多く、そのため、患者さんとじっくりと向き合えます。

また、精神科のお仕事は残業が控えめです。
なぜなら、精神科では命に関わるような急変が少なく、精神をいかに安定させるかといった措置や投薬が中心になるため、患者さんに採血や点滴を行うケースは少ないからです。

そういった背景があり、精神科への転職を希望する看護師は増えています。
・・・ただ、実は、精神科に転職した後で「こんなはずじゃなかった」と転職を後悔するケースも多いんです。

転職失敗して後悔する看護師

なぜなら、精神科には精神科ならではの【仕事の作法】が存在しているからです。
その作法を知らずに、軽い気持ちで転職をしてしまうと、前述のように「こんなはずじゃなかった・・・」という気持ちになってしまうんです。

ですから、精神科への転職を考える際には、精神科の仕事内容を詳しく理解しておく必要があります。
その上で、自分は本当に精神科の看護師に向いているのかをチェックしておきましょう!

というわけで、今回は精神科で働く看護師に求められるスキルを解説し、ぶっちゃけ精神科で働くのってどうなの?という視点でお話しします。
精神科に興味をもった方には、職場を選ぶ際のコツもお教えしますので、ぜひ最後までお読みください。

それでは、まいりましょう!

看護師が精神科へ転職する理由

精神科で働くには“観察力”が大切!
精神科の仕事内容について

あなたは、精神科にどれだけ足を運んだことがありますか?
精神科は「心の病」にかからないとなかなか訪れない場所のため、あなたはそれほど精神科のことを詳しく知らないかもしれません。

「えっ?精神科なら、看護実習の時に行ったよ」という方がいるかもしれませんが、看護実習の時と、現実の仕事では任される仕事は違います。

そこで、まずは、精神科で求められる仕事について以下の3つの視点でお話していきますね。


  1. 精神科の看護師に必要なスキルを知る
  2. 具体的な仕事内容を知る
  3. どんな職場の選択肢があるのかを知る

1.精神科の看護師に必要なスキルとは?

精神科の患者さんの特徴は、その病状が検査などの【数値】で推し量れないことです。
一般科の患者さんであれば、レントゲン写真や採血結果といった検査の【数値】によって病状を観察することができますよね。
しかし、精神科の患者さんが患っているのは「うつ病」や「認知症」などの精神疾患であるため、病状の変化を看護師が客観的に知ることが難しいんです。

また、精神疾患の患者さんはコミュニケーションを円滑にとれないことが多く、患者さん自身が自分の症状をうまく看護師に伝えられないことも多いです。
そのため、精神科で働く看護師に必要なのは、患者さんのちょっとした変化に気がつく観察力や察する力なんです。

精神科の看護師には観察力が必要

また、精神疾患は完治が難しいために入院や通院期間が長引くことが多いです。
そんな時でも、患者さんが治療を根気強く続けられるように、精神科の看護師は患者さんとじっくり向き合って信頼関係を築いていく粘り強さも求められます。

そうして看護師が患者さんとの信頼関係を築くことができれば、患者さんも安心して治療を受けることができ、あなたは担当の医師からも感謝されるでしょう。

看護師と患者

ただ、精神科の患者さんは精神状態が不安定なことが多く、ときには暴力をふるったり暴言を吐いたりすることがあります。
そんなときには、看護師が暴れる患者さんを抑止することがありますし、暴言を聞き流す気持ちの切替えも必要になります。

とはいえ、女性の腕力では患者さんを抑止できないこともありますので、精神科では男性の看護師も多く活躍しています。

男性看護師

これまでの話をまとめると、精神科に向いている看護師は次のような人です。


  1. ちょっとした仕草や表情の変化から患者さんの感情を察することができる【観察力】をもっている
  2. 自分自身が精神的に安定していて、患者さんの言動にあまり振り回されない
    (ネガティブな言動を受けて、同じようにネガティブになってしまう人には精神科は向いていません)
  3. 患者さんとコミュニケーションをとるのが得意で、そもそも精神看護に興味がある

コミュニケーション力のある看護師

今の時点でこれらのスキルをすべてもっていなくても問題ありませんが、患者さんの言動で自分の感情が揺さぶられやすい人や、長期的に患者さんに向き合うのが苦手な人は、精神科への転職を今一度冷静に考えたほうがいいでしょう。

2.具体的な仕事内容について

精神科と一般科の看護師の仕事を比較した大きな違いは、管理する薬の量です。

精神疾患の場合は投薬治療がおこなわれることが多く、患者さんに薬を渡す際、薬の詳しい情報を知りたがる患者さんが多いからです。
そのため、精神科で働く看護師は、薬に関する詳しい知識を身につける必要があります。

精神科の看護師には薬の知識が必要

そして、もうひとつの違いとして、精神科は一般科よりも注射などの医療処置の時間が短い傾向があることです。
とくに入院設備がないクリニックや精神訪問看護などで働く場合は、医療処置をほとんどしないこともあります。
その結果、一般の看護スキルを身につけにくい傾向にあります。
(一般から精神科へ転職した方には問題ないかもしれませんが、スキルアップなどを視野に入れている場合は注意が必要です)

また、先ほどお話したように患者さんとの信頼関係を築く必要があるため、患者さんとのコミュニケーションの時間も長くもたねばなりません。

つまり、まとめると、以下の3つが精神科で働く看護師ならではの仕事内容です。


  1. 薬の管理業務が多いため、薬の知識を身につける必要がある
  2. 注射などの医療処置をする機会が少なく、一般の看護スキルより、精神科ならではのスキルが要求される
  3. 患者さんとのコミュニケーションに長い時間をかける必要がある

では次に、精神科で働く場合の勤務先の種類について説明していきます。

3.どんな職場の選択肢があるのか

精神科と一口にいっても、働ける場所はさまざまです。
まずは、医療施設の種類別に説明していきますね。


1.クリニック
入院設備がないため、比較的症状の軽い通院患者さんを扱います。
2.総合病院の精神科
精神科以外の診療科目をもつ総合病院が精神科を設けているパターンです。
入院設備があり、患者さんの症状によって「急性期病棟」と「慢性期病棟」に分かれています。
3.精神病院
精神科のみを専門に扱っている病院で、患者さんを隔離するために僻地(へきち)に建てられていることもあります。
入院設備があり、患者さんの症状によって「急性期病棟」と「慢性期病棟」に分かれています。
4.精神訪問看護
病院や訪問看護ステーションが管理をしています。
病院を退院した患者さんや、通院している患者さんのご自宅に看護師が伺い、看護を行います。

上記のように、入院が可能な施設には、患者さんの病状に合わせた「急性期病棟」と「慢性期病棟」があるケースが多いです。
急性期病棟は急患・急変が多く、看護師が医療処置までおこなうケースもあります。

看護師の注射

このように同じ精神科の看護師でも、どの医療施設で働くかによって仕事内容に違いがあり、やりがいも異なります。
そのため、自分がどんな仕事をしたいか、どのようなスキルを伸ばしたいかによって職場を選ぶ必要があります。

というわけで、次からは職場ごとのメリット・デメリットについて細かく解説します。

精神科への転職を希望される方にとっては、自分の理想の職場を見つけるために重要なポイントなので、しっかりチェックしてくださいね。

【精神科の看護師の職場】
精神看護にこだわるなら、総合病院や精神病院の「慢性期病棟」

患者とのコミュニケーションが大事

慢性期病棟は長期で入院している患者さんが多いため、じっくりと患者さんに向き合うことができます。
慢性期病棟で働くメリットやデメリットは次の通りです。


●慢性期病棟で働くメリット
患者さんとじっくり関わる時間をもてるので、メンタルケアのスキルを伸ばせます。
また、症状が落ち着いている患者さんが多いため、夜勤時の緊急対応が比較的少ないです。
●慢性期病棟で働くデメリット
高齢者が多い病棟の場合は、介護的な仕事が多くなるため、肉体的にハードです。
また、苦手な患者さんがいた場合も長期で関わっていくことになります・・・。

慢性期病棟は長期的に患者さんと向き合っていくことができるので、精神看護のスキルを伸ばしたい人にはオススメです。

【精神科の看護師の職場】
2.技術的な看護スキルにこだわるなら、総合病院や精神病院の「急性期病棟」

急性期病棟は、患者さんの入院期間が短いため、患者さんの入れ替わりが激しいです。
また、「救急機能」がある病院の場合には、急患などが来ることもあり、あわただしい雰囲気です。

救急がある精神科は忙しい

慢性期病棟で働くメリットやデメリットは次の通りです。


●急性期病棟で働くメリット
医療処置の機会が多いため、注射などの技術的な看護スキルが磨けます。
総合病院の精神科の場合は、他の診療科目の医療チームとの橋渡し的な役割をすることがあり、幅広い視点で仕事ができるようになります。
また、慢性期と比較すると患者さんの回復が目に見えて分かりやすいです。
●急性期病棟で働くデメリット
急性期病院は慢性期と比較すると患者さんの急変が多いため、そのため、患者さんとゆっくりとコミュニケーションをとれないことがあります。
また、救急対応をしている病院などでは深夜の急患などがくることもあり、あわただしい環境です。

急性期病棟は、注射などの技術的な看護スキルをつけたい方や、幅広い視点でテキパキと働くことが好きな方にオススメです。
逆に、患者さんとじっくりコミュニケーションを取りたい方は、急性期病棟は避けた方がいいかもしれません。

【精神科の看護師の職場】
3.働きやすさにこだわるなら「クリニック」や「精神訪問看護」

クリニックや精神訪問看護は夕方で診療が終わることが多いので、夜勤や残業が少なく働きやすい環境です。

クリニック


●クリニックや精神訪問看護で働くメリット
夜勤・残業が少ないため、仕事とプライベートのバランスが取りやすいです。
また、通院や訪問対象の患者さんしかいないため、患者さんの病状が軽く、仕事の負担も少ないです。
精神訪問看護の場合は、患者さんの自宅に訪問しての看護となるため、ほかの職場以上に患者さんとコミュニケーションがとりやすいです。
●クリニックや精神訪問看護で働くデメリット
医療処置をする機会がほとんどないので、注射などの技術的な看護スキルが低下する可能性があります。
また、クリニックの場合は入院施設がなく診療が中心なので、患者さんとじっくりコミュニケーションをとる時間が少ないです。

クリニックや精神訪問看護は、働きやすさを重視する人にオススメです。
働きやすい環境を希望しつつ、患者さんとのコミュニケーションもしっかり取りたい人は、精神訪問看護の仕事が向いているでしょう。

精神科の転職はこだわり重視で

職場ごとの仕事内容の違いは分かりましたか?
精神科の看護師として働こうか迷っている人は、上記にあげた視点をベースに、自分が精神科に向いているのかを考えた上で、自分に合った勤務先を選んでくださいね。

ちなみに、看護師向けの求人情報を多く扱っているナースフルでは、精神病院の求人をはじめ多くの求人を扱っています。
興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

ナースフルに求職者として登録すれば、次にお話しする病院見学の交渉などもしやすくなりますよ。

職場選びで重要なのは現場の実態を知ること
だから「病院見学」を試してみよう

職場選びで重要なのは、その職場が公表している情報以外の情報を知っておくことです。
たとえば、病院の雰囲気や人間関係などは求人情報だけではわかりません。

たとえば「じっくりと精神看護に専念したい」と慢性期病棟に転職したものの、実際の職場は急性期病棟のようにバタバタと忙しいかもしれませんし、仕事の内容はイメージ通りでも、職場の人間関係が悪くて長く勤められないケースもあります。

熱意をもって転職した勤務先が、こんな職場だったら悲しいですよね・・・。

そこで、こういった事態を避けるためにも、以下のふたつの方法をオススメします。


  1. さまざまな病院の内情に詳しい紹介会社に相談する
  2. 「職場見学」可能かどうかを聞いてみる

「1」に関しては、先ほど紹介したナースフルのような紹介会社に登録することを指します。
紹介会社には、多くの病院の情報が集まってきていますので、あなたが行きたい病院に関する客観的な情報を聞くことができるでしょう。
その情報はひとりではとても集めきれないほどの情報量です。
また、あなたが転職でこだわりたいポイントを話しておけば、職場選びも手伝ってくれます。

紹介会社に相談しましょう

どんな紹介会社を利用するべきかについては、以前書いた以下の記事を参考にしてみてください。

また、「2」の職場見学に関しては、自分が希望する職場の中を実際に案内してもらうことを指します。
「病院見学」ともいいますね。

病院見学とは、その病院に勤める方に、実際にその病院の中を案内していただくことを指します。

病院の雰囲気は、自分の目で確かめるのが一番!
「この病院の面接を受けたいな」と思った際には、思い切って、その病院に病院見学を依頼してみましょう。

引用元:転職を考えている看護師は必見!よい転職先を見分けるための情報収集テクニック

職場の雰囲気は、自分の目で確かめるのが一番です。
その職場見学の交渉も、紹介会社経由だとやりやすいでしょう。

「この病院の面接を受けたいけれど、職場風景を事前に見ておきたい」と思った際には、紹介会社に相談するか、自分からその病院に病院見学を依頼してみましょう。


いかがでしたか?

精神科には精神科ならではの【作法】があることを分かっていただけましたか?

今回の記事が精神科への転職を検討している方への助けになればと思います。
精神科で働く素敵な看護師さんが増えることで、日本の精神疾患の数が減ることを願っています。

ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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