看護師に大人気の小児科で働く方法とは?小児科看護師の仕事内容や求人について
このコンテンツでは、架空のキャラクターである伊集院ナオコと山下リコが、看護の現場の話や、転職ノウハウなどについて深掘りします。
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看護師が働きたい診療科として人気の“小児科”。
“子供が好き”という理由で、小児科を志望する看護師はとても多いんです!
こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。
先ほどお伝えした通り、小児科は看護師の職場として、とても人気です。
しかし、実は、小児科は看護師が理想と現実のギャップを感じやすい職場でもあるんです・・・!
なぜかというと、小児科は、“かわいらしい子供たちと仲良く過ごせる”というイメージと違って、毎日がアクシデントの連続だからです。
たとえば、点滴を嫌がる子が点滴を勝手に外してしまったり、薬を飲むのを嫌がる子が薬をきちんと飲んでくれるまで辛抱強く待ったり、なんてことも・・・。
このように、子供を相手にした看護は予測がつかないことが多くあります。
こんな風にお話しすると、「やっぱり小児科で働くのは大変なのかな・・・」と心配されるかもしれませんね。
でも、安心してください!
小児科で働くメリットもたくさんあるからです!
メリットのひとつは、看護師の医療処置スキルがあがることです。
たとえば、子供用の医療器具はサイズが小さく、大人用の医療器具よりも細かな操作が必要になります。
そのため、子供用の医療器具を使った処置を続けると、いつのまにか、医療器具を扱うスキルが高まっていくんですね。
また、小児科看護師は幅広い疾患に関する知識が身につきます。
なぜなら、小児科の場合は、患者さんを「疾患別」ではなく、子供の「年齢」で一括りにするため、あらゆる疾患をもつ患者さんが訪れるからです。
その疾患は、骨折、アレルギー、精神障害、心臓病・・・など、さまざま。
成人であれば別々の診療科にいくような疾患の患者さんが、子供の場合には、小児科というひとつの場所に集まってくるんですね。
もし、あなたが小児科で働くことを考えているなら、こうした小児科看護師についての知識を知っておいたほうがよいでしょう。
そこで今回は、小児科で働く看護師のメリットやデメリット、職場の種類について詳しく紹介します。
それでは、まいりましょう!
小児科で働くメリットは、子供と触れ合えることと、看護スキルがアップすること
小児科への転職を考えているなら、まずは小児科看護師として働くメリットを知っておきたいですよね。
看護師が小児科で働くメリットは、以下の4つです。
- 子供たちと交流できる
- 子供向けの小さな医療器具を取り扱うため、医療機器を扱うスキルなどがアップする
- 幅広い疾患の患者さんが一箇所に集まるため、多くの医療知識が身につく
- 観察力や対応力がアップする
では、それぞれの具体的な内容を確認していきましょう。
【小児科で働くメリット】
1.子供たちと交流できる
小児科で働く一番のメリットは、かわいい子供たちとふれあえることです。
小児科看護師の仕事は、看護だけではなく、子供たちと折り紙を折ったり、お絵かきをしたりするなど、一緒に遊ぶことも仕事の一部なんです。
また、七夕やクリスマスなどには、子供たちが楽しめるようにイベントを企画したり、子供の誕生日をお祝いしたりもします。
このように、小児科では病気の治療だけではなく、子供たちの心を明るくするためのイベントをよく行います。
子供好きな人にとっては、多くの子供たちと交流できる小児科は天職といえるでしょう。
【小児科で働くメリット】
2.子供向けの小さな医療器具を取り扱うため、医療処置スキルがアップする
小児科看護師の意外なメリットとしては、医療処置スキルが磨けることです。
なぜかというと、子供向けの医療器具は成人用と比較すると小さいため、医療器具を扱う高いスキルが必要になるからです。
たとえば、子供に注射する場合は、子供の細い血管に小さな注射針を使用する必要があるので、成人に注射するよりもはるかに難しいんですね。
ですから、小児科看護師を経験すると、医療処置スキルが格段に上がるんです!
【小児科で働くメリット】
3.幅広い疾患の患者さんが集まるため、多くの医療知識が身につく
小児科にいる患者さんは、一般的には15歳くらいまでの子供です。
小児科は、診療科目で分けられている一般の病棟とは異なり、15歳くらいまでのさざまな疾患をもつ患者さんが受診します。
そのため、小児科看護師はさまざまな疾患をもつ患者さんの処置をおこなうことになります。
たとえば、小児専門病院である東京都立小児総合医療センターでは、以下のように35もの診療科があります。
総合診療科、心療内科、循環器科、内分泌・代謝科、血液・腫瘍科、腎臓内科、神経内科、呼吸器科、結核科、感染症科、消化器科、アレルギー科、臨床遺伝科、外科、心臓血管外科、泌尿器科、整形外科、形成外科、脳神経外科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、小児歯科、矯正歯科、臓器移植科、検査科、診療放射線科、麻酔科、児童・思春期精神科、救命救急科、集中治療科、新生児科、リハビリテーション科、心理・福祉科、育成科
35ってすごく幅広いですよね・・・!
このように、小児科はかなり幅広い領域をカバーしているんです。
(紹介した病院は小児専門病院なので、とくに診療科が多いです。専門病院については後ほど詳しく説明しますね)
ですから、「看護師としてスキルアップしたい!」と考えている看護師にも小児科はオススメなんですよ。
【小児科で働くメリット】
4.観察力や対応力がアップする
小児科では、一般病棟では考えられないようなアクシデントが次々と起こります。
たとえば、以下のようなアクシデントです。
- ひとりの子供が泣きだすと、それにつられて周りの子供たちが一斉に泣き出す
- ベルト付きの椅子に座らせたら、自分でベルトを外して転倒した
- 点滴を嫌がり、自分の腕から点滴を抜いてしまう
大人の患者なら、もし点滴がわずらわしいと思っても、理性で自分の行動を抑えることができます。
でも子供は、「イヤだ!」と思うと感情のままに行動してしまうんです。
そのため、小児科では予想外のアクシデントが起こるんですね。
このように、いつアクシデントが起きるかわからない小児科は、看護師にとっては気が抜けない職場です。
しかし、そんな小児科で仕事をしていくからこそ、どんな状況にも対応できる力が身につくといえます。
ここまでで、小児科看護師で働くメリットは理解いただけたかと思います。
ただ、小児科看護師の仕事は楽しいことだけではありません。
残念ながら、デメリットも、もちろんあるんです。
というわけで、続いて、デメリットの面をご紹介します。
小児科看護師のデメリットは、仕事の難易度が高いことと、業務量が多いこと
小児科看護師のデメリットは、メリットと同様に“患者が子供であること”と関連しています。
具体的には、以下の4つがデメリットです。
- 小児科特有の知識が必要で、慣れるまでに時間がかかる
- 看護以外に子供たちの日常生活の援助もするので、業務量が多い
- 子供が苦しんでいる姿を見続けることがつらい
- 子供や保護者とのコミュニケーションに配慮が必要
それぞれについて、詳しく説明していきますね。
【小児科で働くデメリット】
1.小児科特有の知識が必要で、慣れるまでに時間がかかる
先ほどもお話ししたように、小児科には様々な疾患をもつ子供たちがいます。
そのため、小児科看護師は子供たちそれぞれの病気や症状について理解しておく必要があるんです。
また、子供によって成長スピードが違うため、病気が原因となって発育に遅れが出ていないかも気に掛けます。
こうした知識は、小児科でしか学ぶことができません。
一般病棟で知識を磨いた人でも、小児科にくると、今までの知識や経験が役に立たないこともあるんです・・・!
ですから、ほかの診療科から小児科に転向すると、はじめのうちは覚えることが多いということを知っておいてください。
とはいえ、小児科で経験を積んでいくことで知識は増えていきます。
そうなると、少しずつ自信もついていきますので安心してくださいね。
【小児科で働くデメリット】
2.看護以外に子供たちの日常生活の援助もするので、業務量が多い
小児科では、看護だけでなく子供たちの日常生活の援助も、看護師の仕事です。
子供に食事を食べさせたり、お風呂に入れたりもします。
病院によっては、ひとりで乳児を9人も担当する・・・!なんていうこともあるそうです。
このように、小児科看護師は業務量が多いために、子供たち一人ひとりに向き合った看護ができないと感じることもあります。
しかも、看護師がどんなに忙しくても、子供たちはそんなことにはおかまいなしですから、その相手をするのも大変なんです。
そんな小児科では、下記のようなアクシデントが頻繁に起こります。
- 薬を飲ませようとしたが嫌がり、飲ませるまでに1時間かかった
- 注射や点滴を嫌がって、暴れてしまう
- 食事を面倒くさがり、食べ物を周囲にまき散らす
子供たちは自分がやりたくないことは、なかなかやってくれません。
こうした子供たちと日々向き合っていくことは、想像以上に根気がいることです。
ですから、ただ“子供がかわいいから”という理由だけでは、小児科看護師は務まらないんですね。
【小児科で働くデメリット】
3.子供が苦しんでいる姿を見るのがつらい
子供が好きな看護師だからこそ、小児科で働くのがつらいと感じることがあります。
というのも、小児科にいる子供たちは、全員が回復して元気になるわけではないからです・・・。
子供たちが病気でとても苦しんでいたり、手を施しても残念な結果になってしまったりすることもあります。
そのため、子供たちの病状が深刻であるほど、担当している看護師の心理的な負担が大きくなってしまうんです。
それはとても悲しいことですが、あなたが小児科で働きたいと考えているなら、こうした現実をしっかりと知っておいてくださいね。
【小児科で働くデメリット】
4.子供や保護者とのコミュニケーションに配慮が必要
入院している子供たちが平穏に過ごすためには、看護師が子供としっかり意思疎通ができている必要があります。
そのためには、看護師は子供から信頼される存在でなくてはなりません。
しかし、子供は保護者と離れていることで孤独や不安を感じているため、はじめのうちはなかなか心を開いてくれません。
そのため、小児科看護師は子供たちに心を開いてもらうために積極的に交流し、ときには親のような存在として親身に接する必要があります。
小児科の場合は、こうした成人の患者さんとは違ったコミュニケーションが必要になるんですね。
また、小児科では保護者とのコミュニケーションが、とても重要です。
保護者には、子供の病気や症状についてしっかりと理解をしてもらう必要がありますし、退院後の過ごし方についてもアドバイスをすることがあるからです。
こうした保護者への対応には、充分な配慮が必要です。
なぜなら、保護者はわが子の体調が悪いことで、ナーバスになっているからです。
ナーバスになった保護者が、看護師や医師の些細なミスを指摘したり、キツい言い方をしたり、なんてこともあります。
こうした保護者の行動は自分の子供を心配しているがゆえですが、感情をぶつけられる側の看護師もストレスが溜まってしまいます。
そんな状況を避けるためには、看護師が率先して保護者とのコミュニケーションをとることが重要です。
たとえば、保護者が不安そうな表情をしていたら、親身になって悩みを聞いたり、保護者と一緒に子供と遊んだりしましょう。
保護者は、家族だけで抱えていた不安を看護師が理解してくれるだけでも安心できます。
こうしたやりとりを繰り返していくうちに、保護者と看護師が信頼関係を築いていくことができるんですね。
ここまで、小児科で働くメリットとデメリットを説明してきました。
小児科看護師には、“患者が子供である”からこそのやりがいと大変さがあることは理解いただけたと思います。
続いては、小児科で働くことを具体的に検討したい人のために、小児科看護師が活躍している職場についても説明していきますね。
小児科看護師が活躍している職場について
小児科看護師が働く職場は、以下の4つです。
- 1.小児専門病院
- 小児専門病院は、「小児総合医療施設」と呼ばれることもあります。
小児総合医療施設は、小児科を専門としている原則として病床数100以上の医療施設を指します。
高度な小児医療を行っている施設が多いため、小児看護を極めたい人にオススメです。 - 2.総合病院
- 総合病院とは、病床数100以上の大規模な病院で、複数の診療科をもつ病院のことです。
総合病院は、高度な医療技術を身につけたい人にオススメです。 - 3.小児科クリニック
- 小児科を専門とした病床数20未満の医療施設のことを指します。
夜勤がないため、ワークライフバランスをとりたい人にオススメです。 - 4.保育園
- 保育園は0~5歳の乳児・幼児を保育する施設です。
子供が好きで、子供と楽しく交流したい人に向いています。
夜勤がないため、小児科クリニック同様、ワークライフバランスをとりたい人にもオススメです。
では、これらの職場について説明していきます。
それぞれの職場で働く際の注意点についても説明しますので、あなたにピッタリな職場を探してみてくださいね。
【小児科看護師が活躍している職場】
1.小児専門病院
もし、あなたが「小児看護を極めたい!」と思うなら、小児専門病院がオススメです。
小児専門病院では、小児科だけに特化した医療を行っており、小児専門病院で働くスタッフは小児医療に高い志を持っています。
そんな仲間たちと働くことは、あなたの学びや刺激につながっていくでしょう。
また、小児専門病院では、高度な医療を専門に行う施設をもっていることが多いです。
具体的には、以下のような施設です。
- 1.NICU(新生児特定集中治療室)
- NICU(新生児特定集中治療室)とは、出生から4週間以内の新生児が入る集中治療室のことです。
未熟児や、何らかの先天性疾患を抱えているなど、重篤な状態にある新生児の治療をおこないます。
NICUでは、人工呼吸器、保育器、呼吸心拍モニター、超音波診断装置などを備えていて、看護師が24時間体制で新生児の様子を見守っています。 - 2.GCU(継続保育室、回復治療室)
- GCU(継続保育室、回復治療室)とは、回復の目途がたっていて命を失う危険性がない新生児のケアをおこなう治療室のことです。
NICUでの治療を経て、容態が回復して安定した新生児もGCUに移されます。
GCUでは新生児が早く退院できるように、新生児の体調管理をするだけでなく、保護者のサポートもします。
たとえば、保護者への治療内容の説明や、入院中・退院後に保護者にしてほしいケア方法の指導などを行うことが多いです。(病院によって多少の違いはあります) - 3.PICU(小児集中治療室)
- PICU(小児集中治療室)とは、0歳~15歳くらいまでの子供が入る集中治療室のことです。
こちらもNICUと同じく、重篤な状態にある患者の治療をおこないます。
これらの施設は、小児専門病院や総合病院などの大規模な病院でしか完備されていません。
中規模の病院ではPICUのみを設置し、そこで新生児を含めたすべての子どもの治療をしていることもあります。
ですから、こうした高度な医療設備で看護をしたい方は、大規模な病院で働くことをオススメします。
各病院のHPなどを確認すれば、NICUなどの施設があるかどうかがわかりますので、チェックしてみてくださいね。
ただ、小児専門病院は全国に32ヶ所しかなく、数が少ないです・・・。
あなたが小児専門病院で働きたい場合は、まず通勤圏内に小児専門病院があるかを確認してみてくださいね。
下記サイトには、小児専門病院の一覧が載っていますので、興味のある方は要チェックです!
参考:会員施設名簿(日本小児総合医療施設協議会のサイトより)
【小児科看護師が活躍している職場】
2.総合病院
小児科看護師の多くは、総合病院で働いています。
総合病院には、小児科以外にもさまざまな診療科があるので、小児科だけでなく幅広い経験を積んでみたい人には総合病院がオススメです!
ただ、小児科は看護師からの人気が高い診療科なので、離職率が低くなかなか募集がありません。
ですから、総合病院の小児科を希望して転職をしようとしても、ほかの科に配属になってしまう可能性があります。
そのため、あなたがどうしても総合病院の小児科で働きたい場合は、転職の面接で「小児科で働きたい!」という気持ちを強くアピールしておきましょう。
また、すでに総合病院に勤めている場合は、小児科で働きたいという意思表示をしておき、欠員などが出るタイミングを待つのがオススメです!
また、総合病院のなかには、小児専門病院と同様にNICUなどの施設をもっている病院があります。
そういった病院で働けば、高度な小児医療の現場で働くことができます。
【小児科看護師が活躍している職場】
3.小児科クリニック
もし、ワークライフバランスをとりたいなら、小児科クリニックがオススメです。
なぜなら、小児科クリニックには入院施設がないことが多く、その場合は夜勤がないので病院よりも勤務時間が短くなるからです。
ただ、小児科クリニックは医師がひとりで開業しているところが多く、働いている看護師の数も1、2名と少数なので求人数が少ないです。
ですから、小児科クリニックで働きたい場合は、常に求人をチェックしておいた方がいいでしょう。
【小児科看護師が活躍している職場】
4.保育園
看護師が保育園で働く、と聞くと少し意外な感じがしますよね。
それもそのはず。
保育園では看護師を配置するよう基準が設けられているものの、その配置は義務化されておらず、保育園で働く看護師はまだまだ少ないからです。
2000年の全国調査によると、保育園看護師を配置している保育園は全体の17.7%と非常に少ないものでした。
この結果を受けて、厚生労働省は2008年、認可私立保育園に看護職配置を促す通知を出しました。
そして、今、看護師を配置する私立・公立保育園が徐々に増えていっているんです!
そのため、今後は保育園で働く看護師の求人が増えてくる可能性があります。
では、そんな保育園看護師の仕事内容について説明していきますね
保育園には医療設備がないため、看護師は、病院レベルの医療行為をすることはありません。
子供のケガや体調不良の管理を行うだけでいいのですが、それが原因で、保育園の看護師は医療処置スキルが低下していく恐れがあります。
そのため、病院勤務に戻る可能性がある方は、保育園への転職を慎重に考えたほうがいいでしょう。
また、保育園で働くメリットは、夜勤がなくワークライフバランスが取りやすいことです。
ただ、保育園は病院と比較すると基本給の水準が低い傾向があるので、その点は注意が必要です。
ここまで、小児科看護師についての情報をお伝えしてきました。
小児科看護師で働くイメージはつきましたか?
小児科看護師になりたいと思った方は、小児科は人気があるので狭き門であることを知っておいてください。
また、小児科看護を経験した人は、その後も小児科看護を続けていく傾向が強いため、離職率も低いんです。
つまり、小児科看護師になるのはカンタンではありません。
募集がある場合も欠員募集であることが多いので、小児科への転職を成功させるにはタイミングが重要です。
ですから、ナースフルのような紹介会社に登録いただき、小児科の求人が出てくるタイミングを待っておく、というのは有効な方法です。
求人の紹介はもちろん、応募書類の添削、面接の通過率をアップするための対策などのサポートを行っていますので、転職活動を有利に進めたい人は、ナースフルへの登録を検討してみてくださいね。
ちなみに、ナースフルで公開している小児科求人は下記から確認できますので、よろしければチェックしてみてくださいね。
最後に、小児科看護師の職場の種類について、図を使ってもう一度お伝えしておきますね。
いかがでしたか?
小児科は仕事の難易度が高いですが、その分スキルアップができ、やりがいがある仕事です。
もし、小児科看護師に興味をおもちでしたら、この機会に小児科看護師への転向を検討してみてくださいね。
ナースフルでは、小児科看護師の転職を数多くお手伝いしています。
ナオコの転職業界 本音トーク
ナオコさん、相談です。
あら、何かしら?
実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。
今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。
そうなのね。
じゃあ転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。
ほわわわ!
ぜひお願いします!
えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。
そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。
運営会社・・・ですか?
そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。
たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。
えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?
そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。
えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?
それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。
求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。
で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。
つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。
紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。
ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。
そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。
求人の「量」・・・。
そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。
・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。
えっ・・・!?
今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。
病院とのネットワーク・・・!?
大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。
特別な求人・・・?
そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。
なるほどです・・・。
あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。
それは何ですか?
大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。
キャリアアドバイザー?
キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?
そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。
優秀な人が集まりやすい・・・!?
大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。
説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。
たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。
ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!