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看護師の仕事場図鑑vol.5 夜勤専従看護師の仕事

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交代制勤務の看護師にとって避けて通れないのが“夜勤”。しかし、日勤も夜勤もこなす場合、生活リズムを整えたり、プライベートと両立させたりすることが難しいと感じる人もいるでしょう。そのなかで日勤のみを選択する看護師がいる一方、夜勤専従という働き方を選ぶ人も増えています。ナースフル会員へのアンケートから、夜勤専従の現場をよく知る看護師の声をご紹介します。

夜勤専従の働き方

看護師の多様な働き方を支援するため、画一的な勤務形態ではなく、柔軟な働き方に対応する医療機関が増えています。そのなかで日勤常勤や短時間勤務、週3日勤務などの希望者が増加している一方で、夜勤に対応できる看護師の確保が難しくなっているともいわれています。そこで夜勤専従看護師のニーズが高まり、採用する医療機関が増えています。

ナースフルのアンケートでは、夜勤専従看護師の勤務先で最も多かったのが2次救急指定病院、次いで療養病院、介護系施設でした。
図には示していませんが、夜勤専従看護師のニーズでは、2次救急指定病院の一般病棟に配属されている看護師が13人と、最も多くなっています。
平均年齢は41.7歳で、40歳代後半が最も多い結果でした。限られた人員で夜の病棟を看るため、豊富な看護経験が必要で、日中は子育てや家事など家庭と仕事を両立したいと考えている看護師が多いためといえるでしょう。

〈休日・休暇〉

夜勤専従のため、「休日は不定期」と回答した人がほとんどで、夜勤に入る日数は医療機関や働く看護師によっても様々。1回の勤務での就業時間は長くなるものの、昼間に活動することができる点をメリットと考える人もいます。

〈家庭との両立のしやすさ〉


平均3.5点(n=44)

家庭との両立を考えた働き方の選択肢のひとつとなるのが夜勤専従。アンケートでも夜勤専従を選ぶ人は40歳代が中心で、育児や介護などのライフイベントを迎える年代に多く選ばれている働き方であることがわかります。

日本看護協会では、夜勤専従看護師の夜勤時間数の上限を月144時間としており、一般の夜勤・交代制勤務の看護師に比べて就業時間は月10数時間短くなります。勤務回数、時間は短いものの、夜勤は手当が充実している医療機関が多いため、経済的な側面からも選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

夜勤専従は1ヵ月あたりの勤務回数が少なくなるため、限られた日数で集中的に働いてプライベートを守りたい、でも給与面では妥協したくないという人には向いているといえるでしょう。

夜勤専従看護師の仕事内容

夜勤専従という共通点はあるものの、所属する医療機関、病棟によって仕事内容は異なります。夕方に出勤して通常の夜勤業務を行い、2時間程度の仮眠をとって日勤と交代するまで、16時間前後の勤務になるのが一般的でしょう。

〈1日のスケジュール例〉

16:00 出勤
16:30 申し送り
17:00 ラウンド(点滴、内服準備)
17:30 オムツ交換
18:00 夕食介助、点滴交換
19:00 ラウンド
20:00 オムツ交換
21:00 就寝前内服
22:00 点滴交換、記録、休憩(夕食)
23:00 オムツ交換、点滴準備、翌朝の内服準備、採血チェック、内服セット
0:30
~3:00
仮眠
5:00 休憩(朝食)
6:00 ラウンド
7:30 オムツ交換
8:00 朝食介助
8:45 申し送り
9:00 記録
10:00 退勤

(30歳代・女性・2次救急指定病院勤務・夜勤専従常勤の一例)

人員が少なく、業務も多いのが夜勤。急変が起こった場合にも対応しなければならないため、負担は大きいといえます。夜勤専従で働くならやはり経験は重要。休憩や仮眠を確保するためにも、迅速かつ的確な看護スキルと判断力が求められるといえます。

1回の勤務が長時間になるのが夜勤専従の特徴。配属先によって疾患理解やケアのスキル、頻度が高い手技は異なるものの、幅広い知識と経験、そして急変時の対応能力が欠かせないといえるわね。

夜勤専従で働くメリット・デメリット

〈メリット〉

夜勤専従を選択した理由では、「仕事と家庭の両立」「給与が高い」といった意見が多く聞かれました。子どもの学校行事や通院、地域の自治会活動など、日中に時間を確保しなければならず、「日勤のみや交代制勤務では休みが調整しきれない」と、夜勤専従の職場を選んだ人もいました。そのほか、「収入を維持したうえで勉強時間を確保したい」「余暇を作りたい」と、プライベートを充実させたいことを理由に上げた人もいます。

▼実際に働く看護師さんの声「夜勤専従のここがよかった!」

  • 通勤時に交通ラッシュに合わない。夜勤だけなので生活リズムがつくりやすい(50歳代・女性・リハビリ病院)
  • 平日、日中に時間が作れるので子どもの学校行事や通院がやりくりしやすい(30歳代・女性・療養病院)
  • 日勤がなく、働き方と給与の希望が合った(30歳代・女性・2次救急指定病院)
  • 夜勤専従は給与が高いから(30歳代・女性・2次救急指定病院)
  • 家事を積極的にやりたかったので休みが多く、早起きしなくてもいい夜勤専従を選んだ。給与も良い(20歳代・女性・2次救急指定病院)
  • 日中の時間を家族のために使える。収入が納得できるものだったから(30歳代・女性・救急指定なし一般病院)
  • 希望日に夜勤できてWワークも可能だから(40歳代・女性・医院クリニック)
  • 日勤は残業で遅くなると夕食の準備ができない。夜勤専従は、働いているのは子どもが寝ている間で、子どもたちが学校から帰る時間にはほぼ自宅にいられる。ただし、夫の協力と理解が不可欠(30歳代・女性・2次救急指定病院)

〈デメリット〉

夜勤のみの勤務の場合、日中の患者さんの状態をみる機会がなく、人員が少ないなかで業務にあたらなければならない点を不安に感じることも。「多忙すぎて医療事故を起こさないかが心配」「忙しいので患者さんや家族とじっくり関わることが難しい」といった声も聞かれました。多忙な業務で、休憩時間の確保が難しいときもあることから、「体力的にきつい」という意見も。

また、医療機関の常勤採用でも委員会や研修会などに参加する機会がなく、新しい医療情報が得にくいのも、夜勤専従ならではの悩みでしょう。

▼実際に働く看護師さんの声「夜勤専従のここが悩みどころ…」

  • 術後管理はできるものの、どのような手術をしたのかが具体的にわからない。退院後の外来フォローなどに携わることができない(40歳代・女性・医院クリニック)
  • 日勤の人員不足で終業時間があいまい(50歳代・女性・療養病院)
  • 勤務時間中に眠くなることがある(30歳代・女性・2次救急指定病院)
  • 手術時間が長いと疲れる。休憩がとりにくい(40歳代・女性・救急指定なし一般病院)
  • パート勤務のため、勤務に入れないと収入に影響する(40歳代・女性・2次救急指定病院)
  • 新しい医療の情報が得にくく、転職先を探すときにスキルなどに自信が持てない(40歳代・女性・介護系施設)
  • 忙しいので患者さんや家族とじっくりかかわることが難しい(30歳代・女性・3次救急指定病院)
  • 体力的にやや限界を感じる(40歳代・女性・2次救急指定病院)
夜勤専従の働き方は、家庭との両立やプライベートを充実させたい人には選択肢のひとつになりそうね。手当の充実で収入が交代制の常勤とも大きく変わらないのもメリットでしょう。一方で日中の患者さんの状態が把握しにくく、そのなかで急変にも対応しなければならない現場でもあるといえます。夜勤専従の働き方は長期的なものとしてではなく、ライフステージやプライベートの状況に合わせて選択肢のひとつと考えるのが良いのではないかしら。

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2018/3/29~3/31にナースフルサービスの看護師会員を対象に「看護師の働く場所と働き方アンケート」を実施。有効回答数3,361名のうち、夜勤専従看護師の会員44名の回答をもとに作成。

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