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旅行医学を学びたい人の学会認定資格「日本旅行医学会認定看護師」になるには

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シニア向けのツアーなど、海外旅行のニーズが高まっているいま、旅行医学を学びたい人におすすめなのが日本旅行医学会認定看護師の資格です。
持病がある人や長距離の旅行に不安がある人などの海外旅行の相談や、同行の際に必要な知識を学ぶことができます。
旅行に添乗する看護師に専門的かつグローバルスタンダードな知識を身につけてもらうことを目的に設立された資格で、ツアーナースとして活躍したい人に人気です。

「健康不安があっても旅に」を叶える看護

ツアーナースは、個人や団体の旅行に添乗して健康管理をしたり、発病時に対応したりする看護師で、専門の会社に登録した看護師が派遣されるのが一般的です。
旅行好きの看護師を中心に人気で、なかには医療機関に勤務しながら休日に日帰り旅行のツアーナースをするなど、Wワークとしてツアーナースを選ぶ人もいます。急募の案件も多いので、休職中にツアーナースとして働く選択肢もあります。

ツアーナースの仕事は、添乗するツアーの客層によっても異なりますが、持病を持っている人の場合は体調や薬の管理、急な発病時の対応、医療機関との連携などが主となります。
感染症が流行する時期には、感染者への対応と感染拡大を防ぐとともに、他のツアー参加者が引き続き旅行を楽しめるように手配する必要があります。迅速かつ臨機応変な対応力が求められる仕事といえるでしょう。

病気で余命告知を受けた人のなかには、残された人生の数日を旅行に使いたいと考える人もいます。持病がある、体調に不安がある、あるいは車椅子での移動が必要な人でも、看護師のサポートがあることで最大限に旅を楽しむことができます。
旅を通して得ることができる家族や友人との思い出、観光地の人とのふれあいや美しい景色など、その人の人生を彩り豊かなものにするためのサポートができることをやりがいと感じている人も多いのではないでしょうか。

長時間のフライトや海外での健康管理をサポート

ツアーナースの需要の多くは修学旅行などの団体旅行ですが、近年では海外旅行の添乗などのニーズも増えています。海外では現地の感染症の状況や医療設備などが国内とは異なるため、より多くの専門的な知識が必要となります。
また、長時間のフライトなど体調変化のリスクがあるため、看護師のアセスメント能力が問われます。

安全な旅行の実施は、航空会社や旅行代理店、海外旅行の医療相談サービスを提供する企業側のニーズも高く、専門的な知識を持つ医療者の養成を目的として、2003年に日本旅行医学会が認定制度を開始しました。
認定制度は、医師や看護師・救急救命士・添乗員・フライトアテンダント・養護教諭など、医療者や旅行業務従事者、教員など幅広い職種を対象としています。

日本旅行医学会認定看護師になるには

日本旅行医学会認定看護師の資格を取得するには、本学会に入会し、受験資格として定められた12単位の取得が必要となります。この単位は、学会の看護部会が開催するセミナーに出席することで取得可能です。
なお、2019年の実績では、日本旅行医学会大会への出席でも必要単位の取得が可能でしたが、2020年以降については学会ホームページで最新の情報を確認してください。

認定試験に申し込み、認定講座を受講した後に試験を受けて合格すると認定資格を取得できます。看護師や救急救命士・助産師などのコメディカルと介護職、旅行業務従事者は同じプログラムを受講して、航空機内やダイビング、帰国者の旅行医学などについて学び、海外での医療機関の受診方法などの講義を受けます。

講座は海外旅行の添乗での知識が中心ですが、旅行医学の基本的な知識を学ぶ機会にもなるので、ツアーナースをするうえでも認定資格を取得していることは信頼につながるのではないでしょうか。

近年では、個人旅行者を対象に、身体状況や健康状態に合わせた旅程のプランニングから当日の付き添い、健康管理なども含めたオーダーメイドの旅行サービスを提供する企業もあり、なかには看護師自身が起業しているケースもあります。
旅行者の安全、安心に看護の知識とスキルを活かすことができる現場であり、今後はさらに需要が高まるのではないでしょうか。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
転職についてお悩みの方はこちらのフォームよりご相談ください。

参考
日本旅行医学会:認定制度について

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