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大事なのは使い方!スマートフォンと健康の関係

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仕事や趣味、生活情報など、様々な場面で利用されているスマートフォン。個人の保有率は60.9%(携帯電話・PHSは29.3%)と、モバイル端末の主役となっており、世帯保有率ではすでにパソコンの保有率を上回っています。便利で役立つスマートフォンですが、近年は使いすぎによる健康被害についても指摘されています。
※総務省 平成30年度版情報通信白書「情報通信機器の保有状況」

長時間の使用で起こる目の症状「VDT症候群」

近年は看護業務のなかでもパソコンを使用する機会が増えています。さらに就業後にスマートフォンでメールやSNSをチェックしたり動画を楽しんだりと、知らず知らずのうちにディスプレイを見る時間が長くなっている人も少なくないのではないでしょうか。

スマートフォンに限らず、パソコンなどのディスプレイを長時間見続けることで目の疲れ、痛み、乾き、かすみなどの症状が現れることがあります。さらにそれが引き金となって頭痛や肩こりなどの全身症状が現れることがあり、これをIT眼症といいます。別名、VDT(ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群、テクノストレス眼症とも呼ばれ、身体的な症状だけでなく、イライラや不安などの精神的な症状を引き起こすことも知られています。

最近では子どものIT眼症も問題となっており、視力低下や眼精疲労など、様々な影響が懸念されています。

ネット依存や睡眠障害などの影響も

2018年10月に「ギャンブル等依存症対策基本法」が施行され、依存症への関心が高まるなか、スマートフォンを含む「ネット依存」も注目されています。依存症とは、特定の何かに心を奪われてやめたくてもやめられない状態になること。軽症であれば生活のなかでネット利用の占める時間が多くなっても、学校や仕事、人間関係に影響は及びませんが、重症になるとネット利用が占める時間が生活の大半を占めるようになり、引きこもったり、家族との関係が壊れたり、生活習慣が乱れたりします。ネット依存も合併精神疾患を伴うことが多く、子どものころからネット環境がある若い世代の罹患率が高いことがわかっています。

有益な情報を得て生活をより豊かにするために活用するスマートフォン(ネット)も、やりすぎは依存症の発症につながります。スマホがないと落ち着かない、目的もないのにスマートフォンを触っていないと気がすまないなど、歯止めが効かなくなっていたら要注意です。

このほか、スマートフォンの健康障害で知られているのが睡眠障害です。電源を入れて立ち上げなければならないパソコンと違い、常に電源が入っていて近くに置かれているスマートフォンは、寝付く直前まで使用している人も少なくありません。スマートフォンのブルーライトは、目への影響だけでなく、脳が「活動時間」だと錯覚してしまい、睡眠の質やリズムに関与するメラトニンの分泌に影響することが指摘されています。ショッピングサイトやSNSなど、関心の高いコンテンツを見ることで交感神経が優位になり、眠りの質が低下してしまいます。

健康管理に役立つアプリも続々登場

こうした健康障害が知られている一方で、上手な活用の仕方もあります。例えば「睡眠アプリ」のなかには、レム睡眠時に多い体動を感知してアラームが起動することですっきりとした目覚めをサポートしたり、いびきを録音してくれたりするものもあります。目覚まし時計が大音量でもなかなか起きられない、家族から「いびきがうるさい」と指摘されたり、昼間の眠気で悩んでいたりする人は、こうしたアプリを活用するのも一案です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、睡眠中の状態を自分で確認することが受診のきっかけになることもあります。

また、体重管理や外食時のカロリーをチェックしたり、BMI計算をしたり、摂取カロリーと消費カロリーを計算したりと、日々の健康管理が楽しくなるための様々な工夫が盛り込まれたアプリも増えています。排泄を予知するウェアラブルデバイスと連動したり、血圧測定ができるウェアラブルデバイスと連動して血圧の管理ができたりする便利なアプリも続々登場しています。

スマートフォンは使い方次第で、健康づくりに大いに役立つものです。しかし、使い方を誤れば、健康障害が及ぶリスクもあります。自身の健康づくりに役立てるとともに、患者さんの指導にも取り入れるなど、上手に活用しましょう。

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参考
日本眼科医会:IT眼症ってなに?

厚生労働省:職場のあんぜんサイト:安全衛生キーワード「VDT作業」

厚生労働省:依存症対策

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