リクルートの看護師転職パートナー ナースフル

閉じる

明日役立つ手技から働き方、医療ニュースまで、看護に活かせる情報をお届け ナースフルマガジン

これから目指す! 新しい資格制度vol.1 専門病態栄養看護師の資格をとるには?

最新ナースコラム > ナースのお仕事

当コンテンツは株式会社 リクルートメディカルキャリアが運営する「ナースフル」というサイト内のコンテンツです。
もし、当コンテンツに関してご不明な点がある場合は、こちらの運営者情報ページからお問い合わせください。


近年、看護師を対象にした学会資格が増えています。専門的な知識を学ぶことで、関心がある分野を“強み”にできる新しい資格制度について紹介します。第1回目は日本病態栄養学会が2019年から開始した「専門病態栄養看護師」の資格です。

看護師が「栄養」を学ぶメリットは?

近年、医療における「栄養」の位置づけが評価され、多職種からなるNSTの活動も実績をあげています。栄養療法は患者さんの状況に応じて繰り返し評価を行うことが重要であり、栄養療法そのものや、栄養スクリーニングの手法、適切な栄養を適切な方法で摂取することによる治療への相乗効果など、さまざまなエビデンスが蓄積されてきました。
生活習慣病をはじめ、「栄養療法」が治療の柱のひとつとして確立している疾患は多く、高齢者の低栄養の問題なども医療においては大きな関心事といえるでしょう。

臨床では栄養の専門職である管理栄養士も活躍していますが、患者さんの食への関心を高めるための環境の整備、食事の観察から咀嚼や嚥下状態の把握などは、看護師の専門性が発揮される場でもあります。

食生活に関する相談や指導の場面も多く、栄養管理の知識は看護師にとっても欠かせないものといえるでしょう。特に入院患者さんに占める高齢者の割合が高くなっているなかで、患者さんの最も身近な存在である看護師の観察力、栄養管理の知識に基づいた評価は今後さらに重要となるでしょう。看護師が栄養を学ぶことは、患者さんの生活に密接した看護の実践力アップにつながります。

「栄養看護」の実践・指導の役割

臨床における看護師の栄養管理の質向上に向けて、専門的知識や技術を持つ看護師を認定する制度として誕生したのが、専門病態栄養看護師の資格です。
この資格は日本病態栄養学会が認定するもので、栄養スクリーニング・評価による栄養看護計画の立案と栄養モニタリングなどの栄養管理能力を習得した看護師に与えられる資格です。

栄養障害の予防や、治療への影響を防ぐこと、栄養改善に向けた治療の援助、栄養障害があることによる日常生活への影響を最小限に食い止める、栄養障害に伴う身体機能の低下を防ぐなどの「栄養看護」の実践をより強化することを目的としています。看護師への指導、教育的な立場としての役割も期待されています。

専門病態栄養看護師になるには?

専門病態栄養看護師は、2年以上の日本病態栄養学会員で、医療機関での栄養管理の経験3年以上の看護師に受験資格があります。また、日本病態栄養学会の学術集会、学会主催の看護師セミナーやNSTセミナー、NSTスキルアップ講習会の3つ以上への参加(看護師セミナーへの参加は必須)と、e-ラーニングで学べる受験者用の教育セミナーを修了する必要があります。

このほか、受験申請には栄養管理に関する消化器疾患や循環器疾患などの9分野から2分野以上、5症例の提出が求められます。NST研修修了者など、一部セミナー参加が免除される要件もありますので、詳細は学会ホームページで確認しましょう。
受験要件を満たし、学会の委員会審査を通過した人は、認定試験の受験資格が与えられます。

●試験:年1回開催 ※2020年(令和2年)受験開始予定)
●検定料:20,000円
●更新:5年更新制で認定期間中の栄養管理実績や学会、セミナーへの参加などで与えられる単位(40単位)、2回の教育セミナーの受講、栄養管理に関する新たなレポートの提出等が必要
日本病態栄養学会:専門病態栄養看護師

看護師は病棟の異動もありますが、栄養管理の場合は病棟を問わず患者さんへの指導や観察、評価などが求められるため、継続的に資格を活かして活動ができます。教育的立場で質の高い栄養看護が実践できる点も資格取得のモチベーションになるのではないでしょうか。

認定試験の開始は2020年を予定していますが、受験資格を得るには、学会員歴2年以上、栄養管理3年以上の実績が必要となります。関心がある人は今から準備を進めましょう。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
転職についてお悩みの方はこちらのフォームよりご相談ください。

TOPへ