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地域で暮らす人を支える 看護小規模多機能居宅介護事業所での働き方

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通所・宿泊サービスと、訪問看護・訪問介護サービスを組み合わせた看護小規模多機能居宅介護。在宅に戻りたい医療ニーズの高い患者さんに対応できるのが大きなメリットですが、働く看護師にとってはどんなやりがい、メリットがあるのでしょうか。

長期的、継続的に地域での療養を支えるために

地域包括ケアシステムでは、住み慣れた地域で最期までその人らしく生活ができることを目指し、医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されます。その構築は医療費抑制策の一環である一方で、地域のニーズに応じた柔軟なサービス提供体制を築くことで、自宅あるいは地域で最期まで生活したい住民の声に応えるための施策でもあります。

しかし、住民の生活環境は個別性が高く、老老介護や独居の高齢者も多くいます。こうしたなかで既存のサービスではカバーができず、長期的、継続的にその人の在宅療養や介護を支える仕組みが求められていました。医療ニーズが高い高齢者の場合、その人を支える介護者の負担も大きく、利用者自身が在宅での看取りを希望していても、医療機関でしか対応ができないケースも少なくありません。利用者や家族が望む支援の選択肢が少なく、最期まで在宅で支えることができない状況は、利用者と直接接している訪問看護師や介護福祉士などにとっても心の負担となり得ます。

そのなかで、現場の声を反映して創設されたのが訪問看護と小規模多機能型居宅介護を一体的に提供する看護小規模多機能型居宅介護(看多機)です。

今必要なサービスを柔軟に提供できるメリット

看多機は、「通所」「泊まり」「訪問看護」「訪問介護」を一体的に提供できるサービスです。例えば、「体調を崩して自宅で過ごすのは不安だけど、その都度入院させるのは……」「週3日は家族が仕事で不在だから、朝の訪問介護だけでは不安……」という場合、看多機であれば、通所時に体調が悪くなったらその日に泊まりを使って様子をみる、あるいは日中は通所介護を利用して家族の帰宅時間に合わせて送迎し、訪問介護を組み合わせるといった対応ができます。

利用者や介護者の状況が変化した場合にサービスを柔軟に組み合わせられることは、訪問時あるいは通所時といった点ではなく、線や面で切れ目なくケアが提供できるということです。継続的にかかわることで質の高いケアが提供できるのが看多機の強みといえるでしょう。その人の生活リズムに合わせて最適なケアを最適なタイミングで効率よく提供できることは、利用者の満足度も高く、看護師としてもやりがいにつながるのではないでしょうか。

今後さらにニーズが高まる“看多機”での働き方

看多機は、医療ニーズの高い利用者が多く、胃ろうや気管切開をしている人の管理やカテーテル交換、褥瘡管理、認知症状への対応、看取りなど、幅広い対応が求められます。

利用者とじっくりかかわりたいけれど、看護師としてのスキルも大切にしたいという人にも看多機はおすすめの職場。医療処置が多いことから、研修制度が充実している事業所も少なくありません。「復職を希望しているけれど、ブランクがあって心配……」という看護師にとっても、選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

一方で、看多機は提供するサービスが多く、家庭との両立ができるのかどうかは気になるところ。通所や訪問看護だけでなく、泊まりもあるため、夜勤やオンコールがある事業所もあります。しかし、事業所や雇用形態によっては日勤のみ勤務が可能な場合もあり、夜勤もオンコールもないという事業所も。多くはシフト制ですが、週1日から、あるいは時短勤務などの柔軟な働き方が可能な事業所もあります。

高齢化が進むなかで、今後はさらにニーズが高まるとみられる看多機。看護師として、その人らしい生活を看護の視点で支えることができる職場といえます。事業所で経験を積み、経営を学んで将来的に自分がやりたい看護が提供できる看多機の開設を目指すこともモチベーションになるのではないでしょうか。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
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参考
日本看護協会:看護小規模多機能型居宅介護

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