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整容(爪切り、ひげそり、顔回りの清潔保持)のポイント|クイズで学ぶ看護手技

仕事に役立つ看護手技 > 生活介助・ケア 編

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整容は、入院している患者さんのQOLを保つためにも、とても大切なケアの一つよね。
自信を持って毎日の整容を実施できているかしら?

自分に対しての整容は普段から何気なくやっていることですが、患者さんに対してとなるとちょっと不安なところもありますね・・・。

Question1 足の爪切りに関して正しいのはどれ?

1.靴下などに引っかからないよう、爪の角を落として丸みをもたせるように切った。
2.肥厚している爪は、通常よりも大きな幅で切り進めるほうがよい。
3.巻き爪の悪化を防ぐため、深爪にならないよう注意して切った。

肥厚している爪や巻き爪を、正常な爪と同じように考えることはできませんね。

Answer 3

解説
巻き爪を深爪にして切ってしまうと、爪の伸長時に周囲皮膚が損傷し、疼痛が悪化します。
それを軽減するため、また深爪に切ってしまい、悪循環となりかねません。
巻き爪による疼痛を緩和するためには、皮膚を巻き込んでいる爪を内側から爪用ゾンデで削ったり、2~3mm程度のコットンを爪甲と皮膚の間に入れたりします(コットンテクニック)。

伸びた爪が衣類やリネン類などに引っかかり、はがれてしまうことは避けなければなりません。
ただし、爪の角を丸くしようと端を切りすぎると、巻き爪を引き起こしやすくなります。
爪の角は、やすりを一方向にかけるなどして整える程度にしましょう。

肥厚している爪は、正常な厚さの爪と比べて爪甲下が脆弱になっています。
そのため、ニッパー型爪切りを用いて、端から少しずつ切るのが適切です。
場合によっては、グラインダーで爪の厚みを削ることもあります。

Question2 ひげそりに関して正しいのはどれ?

1.ひげそりを行う看護師の腰くらいの高さまで、患者のベッドを上げた。
2.顔を蒸しタオルで拭き、肌が湿り気を帯びた状態で電気カミソリを使用した。
3.電気カミソリで皮膚が損傷するのを防ぐため、逆剃りしないよう注意した。

しっかりひげを剃りながらも、皮膚を傷付けないことが大切ですよね。

Answer 1

解説
患者さんの状態に合わせて、臥位(全介助の場合)、あるいは座位やヘッドアップした体位(部分介助、全介助の場合)で行います。
その際、安全かつ効率的に行うため、そして実施者の腰の負担を減らすためにも、患者さんのベッドを実施者の腰の高さまで上げておくようにします。

余分な皮脂を取り除いたり、ひげを柔らかくしたりするため、あらかじめ蒸しタオルで顔を拭いておきます。
ただし、ひげを立たせて剃りやすくするため、肌の水分をよく乾かしてから電気カミソリを当てるようにします。

電気カミソリでひげを剃るときには、剃る方向に皮膚を伸展させて行います。
このときは、ひげをとらえやすいよう逆剃りします(ひげの生えている方向と逆向きに剃る)。
安全カミソリを使う場合は、皮膚を傷付けないよう毛の流れに沿って剃ります。

Question3 顔回りの清潔保持に関して誤っているのはどれ?

1.眼周囲を蒸しタオルで拭くとき、両眼を強く圧力しないよう注意した。
2.鼻腔から鼻毛がはみ出していたため、鑷子で引き抜いて除去した。
3.硬い耳垢が外耳道を閉塞させていたため、耳鼻科医に除去を依頼した。

医師は多忙で気軽に頼めませんから、できるだけベッドサイドで対応したいですね。

Answer 2

解説
鼻毛(びもう)が伸びすぎて汚れが付着していると、鼻腔の通気が妨げられるばかりか、鼻炎や副鼻腔炎の原因となることもあります。
鼻前庭を拭いて分泌物や付着物を取り除いてから、鼻毛カッターなどを用いてカットします。
鑷子で引き抜くと、毛根部分に細菌が侵入して化膿するおそれがあるため、特に免疫力が低下している高齢者などでは避けたほうがよいでしょう。

眼周囲を拭くときは、鼻涙管の上方から下方、目頭から目尻に向かって、蒸しタオルを一方向に動かします。
眼を強く圧迫すると、反射的な迷走神経刺激により、まれに徐脈や心停止を引き起こすおそれがあります。

耳垢が硬くなっているときは、あらかじめ蒸しタオルで加湿したり、耳垢水を点耳したりして、軟化させてから取り除くようにします。
ただし、外耳道が閉塞していたり、除去時に疼痛があったりする場合は、耳鼻科医に依頼したほうがよいでしょう。


すべてを看護師が介助しようとするのではなく、患者さんのセルフケア能力に応じて、できるだけ自身で行ってもらうという視点も必要よ。

日常的なケアである整容に関しても、事前のアセスメントは大切ですね。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
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監修:医療法人社団航洋会 目黒通りハートクリニック 理事長/院長 安田洋先生

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