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東京オリンピック・パラリンピックまであと2年 需要が高まるイベントナースの仕事に注目

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大規模イベントやテーマパークでは、医療・救護計画に基づき、救護室を設置して救護班が組まれます。そのなかで看護師にはどんな役割が求められるのか、求人情報はどのように探せばよいのかをご紹介します。

大規模イベントのガイドライン改定へ

多くの人が集まるイベントでは、多数の傷病者が同時発生する可能性もあり、イベントの主催者は、医療・救護体制を整備する必要があります。例えば東京都では、「大規模イベントにおける医療・救護計画ガイドライン」を策定しており、都が主催する大規模イベントにはこのガイドラインが適用されています。また、その他のイベントにも「本ガイドラインに沿った医療・救護体制が望ましい」としており、主催者側の多くは、このガイドラインをベースに参加者の年齢や人数などに合わせて救護体制を整備しています。

本ガイドラインでは、大規模イベント会場に医療救護所を1ヵ所以上設置すること(観客席約1万席に1ヵ所を目安)などが明記されています。そのなかで、統括指揮を行う医療救護本部は、「医療・救護体制に精通した救急担当医やDMATの登録医師などの専門医を1人、看護師を2人からなる医療救護班を2班配置することが望ましい」とされています。

東京都内に限っても、2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピックと世界中から観衆が集まるイベントが控えています。そこで東京都災害医療協議会では新たに「ガイドライン改定部会」を設置し、災害やテロなど、原因別の対処要項を検討したうえで、テストイベントで検証を重ねてガイドラインの見直しを行っていく方針を打ち出しています。

イベントにおける看護師の役割

イベント参加者の安全管理・健康管理は、イベントを成功させるうえで欠かせないものといえます。救護室の看護師は、参加者やスタッフなどに多くの傷病者が出た場合のトリアージや、医師の指示で処置を行うのが主な仕事。イベントは長時間にわたることも多く、屋内外問わず熱中症や体調不良者が出る可能性があります。医療機関への搬送が必要かどうかの見極めも重要で、救急看護の経験者は特に需要が高いといえるでしょう。救急搬送が必要な場合には、付き添いに状況を説明し、救急隊員に病状やバイタルサインなどの情報を提供して引き渡します。

楽しみにしていたイベントでは、参加者は体調を崩していても無理をしてしまうことがあります。参加者の思いを受け止めたうえで、現在の状況を十分に説明するなどの細やかな配慮も必要です。
そのほかは転倒によるケガなどの処置が多いですが、救護室でできる処置には限りがあるため、医療機関の受診が必要なことを伝えて帰宅させます。

救護室は“いざ”というときのためのものであり、利用者が少ないに越したことはありません。イベントによっては、終日開催にもかかわらず利用者が1人、2人ということもあります。救護室の看護師にとっては待機も仕事で、来場者数やイベントの進行などの情報を得ながら、傷病者が発生した際にすぐに対応できるようにします。

イベントナースの求人はどこにある?

イベントナースは、家庭と両立させたい子育て中の看護師や、ダブルワークをしたい看護師にも人気が高い仕事です。常設のテーマパークなどでは複数の看護師が交代で勤務していることも多いですが、単発のイベントのほとんどは看護師の派遣を行っている会社に依頼が入ります。毎年開催されているイベントの場合、派遣される看護師もある程度固定されていることが多いですが、派遣依頼は年間を通して入ってくるため、興味がある人はまず派遣会社に登録しておくとよいでしょう。

大規模イベントほど派遣される看護師の数が多く、イベントナースとしての経験が豊富な看護師も多いです。救護室のなかでの動きは医療者側に任されているため、自分たちで工夫・協力しながら仕事を進められますし、医療行為ができない環境下での判断や処置など、学ぶことも多くあるのではないでしょうか。

看護師の資格を活かして自分の時間を有効に使いたい人、自分の興味あるイベントにスタッフの1人として携わりたい人、無理なく家庭と仕事を両立させたい人など、イベントナースになる人の動機は様々です。医療行為自体はできませんが、病院では経験できない看護技術や臨機応変な対応を身に付けることができる現場です。イベントナースの仕事に興味がある方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
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参考
東京都が主催する大規模イベントにおける医療・救護計画ガイドライン

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