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入浴時のドライスキン対策のポイント|クイズで学ぶ看護手技

看護あるある 手技Q&A > 生活介助・ケア 編

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毎年秋から冬にかけたこの時季になると、私の手肌はカサカサになっちゃいます・・・。
患者さんのスキンケアにも注意が必要ですね。

乾燥した空気に、暖房やお湯の使用・・・。
冬はドライスキンにつながる要因がたくさんあるわね。
やみくもに保湿しても改善するとは限らないから、ドライスキン対策のポイントを確認しておきましょう。

Question1 入浴時の皮膚洗浄に関して正しいのはどれ?

1.皮脂を落としすぎないように石けんは使用せず、お湯のみで身体を洗う。
2.身体を洗うときは石けんを十分に泡立て、皮膚をこすらないように気をつける。
3.身体の汚れや汗を落とすため、ボディ用の洗浄タオルでしっかりとこする。

皮膚の汚れは、しっかり落としたほうが肌トラブルを予防できますよね!

Answer 2

解説
「皮膚を清潔に保つこと」はスキンケアの最重要ポイントの一つです。
皮脂や汗、古くなった角質などの汚れを十分に落とすため、石けんなどの洗浄剤で洗い流すことが一般的です。

「皮脂を落としすぎないようにお湯だけのほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、例えば継続して外用薬を塗布するためには、一度塗布した薬剤を十分に落としてから新たに塗布する必要があります。
そうしたことも考えると、むしろ洗浄剤の選択や洗い方こそが重要ということになります。
手指は感染予防のために毎回石けんを使用して洗浄しますが、その他の部位は1日1回の石けん洗浄で十分です。

洗浄剤をよく泡立て、なでるように優しく洗いましょう。
泡で洗うと洗浄成分が効率よく広範囲に広がり、細かい汚れまで吸着することができるからです。
また、泡自体がクッションとなり、手と皮膚との摩擦を和らげることで角質層を守ってくれるというメリットもあります。
なお、ナイロンタオルなど刺激を与えるような洗浄タオルの使用は避け、手を使って洗うようにしましょう。

Question2 入浴時のスキントラブル予防に関して誤っているのはどれ?

1.入浴介助の際、爪が伸びていると患者の皮膚へ刺激を与えるため、長すぎないように整えた。
2.熱めのお湯を好む患者なので、お湯の温度を43℃に設定した。ただし、のぼせて気分が悪くならないよう短時間での入浴とした。
3.皮膚が脆弱な患者に対しては、洗い流しが不要な洗浄剤を使用したほうがよい。

洗浄剤を洗い流さなくても、ちゃんと清潔を保持できるのかな?

Answer 2

解説
介助者の爪が長かったり尖っている部分があったりすると、患者さんの皮膚を傷付けるおそれがあります。
短めに整えるとともに、やすりなどを使って滑らかにしておきましょう。

熱すぎるお湯では必要以上に皮脂が取り除かれ、ドライスキンが助長されてしまいます。
また、体温が上がりすぎることにより掻痒感が増し、皮膚を掻くことで状態を悪化させてしまうことも考えられます。
人それぞれ好みは異なるものの、入浴時の湯温は38~40℃くらいが適温ですから、患者さんに説明したうえで適切に温度を調整しましょう。

泡洗浄にはたくさんのメリットがありますが、大量の泡は洗い流すために多くのお湯が必要となり、過剰に皮脂を落としてしまうという側面もあります。
とはいえ、すすぎ残しがあると残った石けん成分が皮膚への刺激となってしまいます。
泡が多くなりすぎた場合は、あらかじめ手で泡を取り除いてからお湯で流すようにしましょう。
また、皮膚の状態によっては、洗い流し不要の洗浄剤を使用することも検討しましょう。
洗浄後は優しくふき取るだけでOKです。
特に、オイルなどの保湿成分が含まれているものは角質層の水分保持機能を高めることができ、脆弱な皮膚の洗浄にぴったりです。

Question3 保湿剤の塗布に関して正しいのはどれ?

1.1日1回、朝方にたっぷりと塗布する。
2.患者の身体の1ヵ所に保湿剤を出し、そこから広範囲へ塗り広げていく。
3.入浴後に塗布する場合、身体の水分が完全にふき取れていなくても問題ない。

身体に水分が残っていると、せっかく塗った保湿剤が落ちてしまうのでは?

Answer 3

解説
保湿剤は、むしろ皮膚がやや湿った状態で塗るのが効果的です。
皮膚が浸軟状態になっていることで、保湿成分が肌の内側に浸透しやすくなるためです。
入浴後であれば、身体の水気を軽くふき取ってから、15分以内を目安に塗るのが理想的だといえます。

保湿剤は、たっぷりの量を一度に塗るよりも、肌がしっとりする程度の適量をこまめに塗るほうが効果的です。
朝と夕方など、1日2回程度は塗るようにするとよいでしょう。
保湿のためだけに時間を取るのではなく「検温のついでに保湿剤を塗る」といったルールを作り、塗り忘れを防止しましょう。

塗り方としては、1点から塗り広げるよりも、複数の箇所に保湿剤を点在させてから伸ばしていくほうが、広範囲に均等な量を塗ることができます。
その際、皮膚のしわに沿って塗ることによって、よりムラなく肌に広がっていきます。


看護師は勤務中に頻回に手を洗うので、肌が荒れがちです。
患者さんに対してはもちろん、自分たちのためにも活用できる知識ですね。

スキンケアは正しい方法で継続することがカギになるわ。
この冬は、健康な肌を維持できるようにがんばりましょう!

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
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監修:医療法人社団航洋会 目黒通りハートクリニック 理事長/院長 安田洋先生

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