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看護師だから磨きたい!コミュニケーションスキル vol.1

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看護師が仕事をするうえで欠かせないのがコミュニケーション。臨床で活用できるコミュニケーションスキルは、意識的に活用するなかで自然と身についていきます。患者さんに信頼される看護師を目指すうえで欠かせないコミュニケーション技法などを紹介します。

看護におけるケアリングの重要性

看護師は、患者さんの最も近くにいる医療者であり、「その人を知る」ことが、患者さん一人ひとりへの質の高いケアの提供につながります。そこで大事になるのがコミュニケーション。専門職である看護師には、状況判断力と対応力、高いコミュニケーションスキルが求められます。

例えば、多忙な業務の間に日ごろあまり話をしようとしない患者さんから不安を訴えられた場合に、別の業務があるからとすぐに話を遮ってしまったら、次の機会に同じように話をしてくれるとは限りません。

業務の優先順位を判断し、状況によっては他のスタッフに業務を依頼する、あるいはどうしてもその場で対応ができない場合には、患者さんに誠実さを持って、訪問できる時間の目安を伝えるなど、患者さんが安心できるような態度で接することが重要となります。
相手に対する気づかいや配慮の態度をケアリングといいますが、これは看護師と患者さんが信頼関係を構築するうえで、看護師に欠かせない態度だといえるでしょう。

Memo:今さら聞けない? 「ケアリング」

ケアリングは、「(1)対象者との相互的な関係性、関わり合い、(2)対象者の尊厳を守り大切にしようとする看護職の理想・理念・倫理的態度、(3)気づかいや配慮」などが看護師の援助行動のなかで患者さんに伝わり、それが患者さんにとっての安らかさや癒やし、内省の促し、成長発達などの意味を持つなど、看護業務や看護実践の中核部分を表すものとされています。

参考:「看護にかかわる主要な用語の解説 ―概念的定義・歴史的変遷・社会的文脈―」(14ページ)発行者・社団法人 日本看護協会

コミュニケーションを阻害する「ブロッキング」

看護師にとって大事な傾聴にもスキルが必要です。
例えば、患者さんの人生観、価値観が看護師個人の人生観や価値観と大きくかけ離れていたり、何が伝えたいのかがわからない要領を得ない話であったりすると、いくら仕事とはいえストレスに感じることもあるでしょう。
それが思わず顔に出てしまうこともあります。表情も大事なコミュニケーションを円滑にする重要な要素であり、そんなときこそ一層、傾聴の態度、表情を意識しましょう。

また、看護師は患者さんの病状や日ごろの態度を知っているだけに、先入観が働いてしまうことも少なくありません。
つい指導をしたくなる、自分の考えを伝えたくなる、先読みをして言葉を遮ってしまうなど、患者さんの話が受容できないことを「ブロッキング」といいます。看護師側にブロッキングが働いてしまうと患者さんは話をしにくくなり、看護師の話も受け入れてもらえなくなります。

「共感」を示すコミュニケーションスキル

患者さんが自分の思いを話しているときには、話すスピードを合わせることもコミュニケーションスキルのひとつです。
患者さん自身が自分の思いを整理するためにゆっくり話を進めているのに、看護師が早口で返事をしてしまうと、患者さんは急かされていると感じてしまいます。
患者さんが言葉を選んでいたり考えていたりするときには、あえて沈黙の時間をつくることで、患者さんが自身の思いを整理して話をすることもできます。

また、患者さんの話が漠然としていると感じられるときには、患者さんの話を効果的に繰り返すバックトラッキング技法を使うことで、その言葉の先の思いを引き出すのもひとつの方法です。

また、共感を伝えるのは「言葉」だけではありません。患者さんの表情を真似るミラーリング効果や目をみて頷くなどのしぐさでも共感を示すことはできます。
相手への共感を示すコミュニケーションスキルを上手に活用することは、親近感や信頼感につながるといわれています。

Memo:共感と同情はどう違う?

看護師は共感的な態度で患者さんの話を聞くことが重要です。共感は、患者さんのつらさなどの感情をそのまま理解して表現することをいいます。一方で同情は、患者さんの話を自分のことのように親身に感じたり、かわいそうだと思ったりすることをいいます。患者さんの話は、同情できることばかりとは限らず、ブロッキングになってしまう可能性もあります。

コミュニケーションスキルは、ビジネスシーンでもよく使われていますが、看護師のコミュニケーションに特化して開発されたスキル「SPIKES」「SHARE」「NURSE」などもあります。
「NURSE」は、N=Naming(命名)、U=Understanding(理解)、R=Respecting(承認)、S=Supporting(支持)、E=Exploring(探索)の頭文字からとったもので、患者さんの意思決定支援などの場で活用できるコミュニケーションスキルです。

コミュニケーションスキルは、対患者さんだけでなく、看護師間、医師と看護師など、対象が異なる場面でも重要です。今後も臨床で活用できるコミュニケーションスキルについて紹介していきます。

参考
がん患者さんの感情表出を促すコミュニケーションスキル“NURSE”とは

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