リクルートの看護師転職パートナー ナースフル

閉じる

明日役立つ手技から働き方、医療ニュースまで、看護に活かせる情報をお届け ナースフルマガジン

献血ルームや献血車の採血業務に就くには?

最新ナースコラム > ナースのお仕事

当コンテンツは株式会社 リクルートメディカルキャリアが運営する「ナースフル」というサイト内のコンテンツです。
もし、当コンテンツに関してご不明な点がある場合は、こちらの運営者情報ページからお問い合わせください。


手術や救急救命など、医療現場に不可欠な輸血用血液製剤。国内においては、日本赤十字社が献血による輸血用血液製剤の製造と供給を担っています。献血業務の流れと、全国各地の献血ルームでの看護師の仕事内容について紹介します。

献血による輸血用血液自給を維持するために

高齢化が進み、将来的な献血可能人口減少による輸血用血液製剤の不足が懸念されています。長年にわたって人工血液の研究が進められているものの、その実用化には至っていないのが現状です。

国内で売血や預血制度が廃止されて以降、献血による輸血用血液自給を達成したのは1974年のこと。現在は日本赤十字社の54の血液センターや188の附属施設(献血ルームなど)で献血を受け付けています。

輸血用血液製剤には、成分輸血のための赤血球製剤、血漿製剤、血小板製剤と全血製剤があります。現在は患者さんの循環器への負担を軽減するために、必要な成分のみを輸血する成分輸血がほぼ100%となっています。

このうち、血小板製剤は採血後4日間、赤血球製剤と全血製剤が採血後21日間、血漿製剤は採血後1年間と、使用には期限があります。そのため、輸血用血液製剤を安定的に供給するためには、ボランティアへの参加を呼びかけて献血者を確保することが重要となります。その一環として、献血の協力者に対しては、ALTやγ-GTPなどの生化学検査、RBCやHbなどの血球計数検査の通知、希望者にはB型・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV-1抗体検査結果も報告されます。そのほか、占いやネイルカラーなどの独自のサービスを行うことで、献血への参加を呼びかけています。

献血ルームの看護師の役割

供給される輸血用血液製剤の安全性を担保し、献血者が安全に採血を受けるためには、献血者への問診、採血基準の確認、血圧や脈拍の測定や採血前の検査が重要となります。

また献血時には、採血針による強い痛みや、採血中にめまいや気分が悪くなるなどの症状が現れることがあります。こうした献血に伴う副作用についても十分に説明をしたうえで、輸血用血液製剤を必要とする患者さんと献血者双方の安全を守ることが献血業務に携わる医療者の役割といえます。

医師による問診や事前採血の検査で献血が可能と判断された場合、看護師が採血を行います。採取する血液に細菌等が混入するのを防ぐため、皮膚表面の消毒を行い、採血針を穿刺した直後の血液(初流血)を抜去します。初流血から、血液型、感染症、核酸増幅検査(NAT)、保管用を採取して検査にまわします。

看護師は、複数の献血者を同時に観察し、体調に変化がないか、終了後も貧血や転倒に注意する必要があります。リラックスして献血ができるように環境を整えることも看護師の重要な役割といえるでしょう。

献血ルームで働くには?

日本赤十字社の血液センターや常設の献血ルームの看護師採用は、各ブロックで行われています。求人自体はブロックの血液センターのホームページをはじめ、献血ルームに募集が出ていることもあります。常勤、非常勤、契約社員など、様々な雇用形態があり、正規職員になるには、常勤で勤務して経験を積む必要はありますが、ライフステージに応じた働き方ができる職場といえるでしょう。

常設の献血ルームは、多くが時差出勤のシフト制ですが、夜勤がなく、家庭との両立がしやすい環境です。給与面は病院勤務と大きな差はありませんが、夜勤がないため、手取り額は少なくなるでしょう。

血液センターや献血ルームで働く看護師に採血のスキルが求められるのはもちろんですが、言葉づかいや態度といった接遇も大切です。また、安全な輸血用血液製剤を供給するためには、感染対策や品質確保が重要で、その最前線で採血業務を担う看護師には、マニュアルに従った適切な献血血液の取り扱いが求められます。

体調管理や感染対策など、気を配らなければならないことは多いものの、業務のほとんどが献血者への説明や採血になるため、なかには仕事に単調さに感じてしまう看護師もいます。自分に合う仕事かどうかは一度地域の献血ルームに見学に行くのも手。献血中にも看護師がどのように献血者と接しているか、どんなことに気を配っているのかなど、献血者の立場から見てみるのもよいのではないでしょうか。

ナースフルでは働く看護師さんを応援しています。
転職についてお悩みの方はこちらのフォームよりご相談ください。

参考:日本赤十字社

TOPへ