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クイズで学ぶ看護手技 静脈内注射の穿刺時のポイント、どれが正しい?

仕事に役立つ看護手技 > 注射・点滴 編

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いつまでたっても静脈内注射に対する「何となくの苦手意識」が消えなくて、われながら嫌になってしまいます・・・。

まだ知識や技術にあやふやなところがあるから不安になるんじゃないかしら。
今回は、静脈内注射のポイントをクイズ形式でおさらいしていきましょう。

Question1:穿刺する血管を見やすくするための工夫で正しいのはどれ?

1.患者の手を握ったり開いたりしてもらう。
2.氷水を絞ったタオルで患者の上肢を冷やしておく。
3.患者の上肢を自身の心臓と同じ高さに上げ、維持してもらう。

「グーパーグーパーはやってはいけない」と、どこかで聞いた気が・・・。

Answer 1

解説
1:拳を握ったりクレンチング(手のひらをグーパーグーパーすること)したりすると、血管が怒張して見やすくなり、穿刺する血管を見極めやすくなります。
ただし、採血の場合は、上肢の筋肉の収縮を促すことで細胞からカリウムが放出され、検査値に影響が出るおそれがあるためNGです。
2:上肢を冷やしてしまうと、血管がギュッと収縮して見えにくくなってしまいます。
逆に、上肢を温めることで血管が拡張し、見えやすくなります。
温めるときは、ホットタオルなどを使うのが簡易的な方法としておススメです。
ただし、特に意識が清明ではない患者さんの場合は、低温やけどのリスクがあるためベッドサイドを離れないよう注意しましょう。
3:上肢を心臓より低い位置に下げることで、末梢に血液が集まりやすくなり、血管の怒張を促すことができます。
ちなみに、上肢を心臓と同じ高さにするというのは、血圧を測定する際の注意事項です。

Question2:穿刺時の行動で誤っているのはどれ?

1.逆血を確認した後、患者から特段の訴えがなかったため、そのまま薬液を注入した。
2.患者から痛みやしびれの訴えはなかったが、逆血が確認できなかったため穿刺し直した。
3.患者から痛みの訴えがあったため穿刺し直した後、痛みを訴える様子がなかったので経過を観察することとし、記録には残さなかった。

逆血やしびれ、痛みの有無は、穿刺した際に必ず確認すべきでしたよね。
それで実際に異常を確認したら、どう対処すればよかったかしら・・・。

Answer 3

解説
3:静脈内注射は侵襲的な行為であるため、穿刺の刺激による瞬間的な痛みはどうしても発生してしまうもの。
しかし、持続的な痛みや、徐々に程度がひどくなる痛みがあれば、正確に穿刺できていなかったおそれがあり、しばらくは観察を続ける必要があります。
患者さんの情報を共有するため、必ず記録を残すようにしましょう。
1・2:逆血やしびれ、痛みの有無をしっかりと確認している内容です。
逆血がみられない場合は、片手で内筒を少し引いて確認してみましょう。

Question3:穿刺後の行動で正しいのはどれ?

1.薬液注入後は針を静かに抜き、その後に駆血帯を外す。
2.駆血帯を外してから薬液を注入する。
3.針も駆血帯も外した後、穿刺部を軽く揉む。

針と駆血帯、先に外すのはどちらだったかしら・・・。

Answer 2

解説
1・2:穿刺後に逆血が確認できたら、患者さんに手を開いてもらい駆血帯を外し、それから薬液を注入するのが正しい手順です。
注射前に駆血帯を外すことで、血管内圧上昇による血管外漏出を防ぐことができます。
駆血帯をした状態のままで針を抜くと、うっ滞していた血液が穿刺部位から一気に出てくるおそれがあるので注意しましょう。
うっかり外し忘れてしまいそうという人は、駆血帯の目に入る部分に「先!」と書いておくなど、目印をつけておいてもいいですね。
3:静脈内注射後は「揉まない」のが正解です。
静脈内注射は血管内に直に薬液を注入するものですから、吸収をよくするために揉む必要はありません。
むしろ、穿刺部位の血管壁にダメージを加えたり、止血が遅れたりするおそれがあります。


あらためて静脈内注射の注意点や工夫のポイントを確認することができました。
さっそく現場で実践して、少しでも堂々とできるようになりたいです!

正確な知識に基づいた技術が患者さんの負担やリスクを減らすことにつながるから、ぜひがんばってほしいわ。

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監修:医療法人社団航洋会 目黒通りハートクリニック 理事長/院長 安田洋先生

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