リクルートの看護師転職パートナー ナースフル

閉じる

明日役立つ手技から働き方、医療ニュースまで、看護に活かせる情報をお届け ナースフルマガジン

看護師の実情は? 職場での人間関係編

最新ナースコラム > ナースのリアル白書

当コンテンツは株式会社 リクルートメディカルキャリアが運営する「ナースフル」というサイト内のコンテンツです。
もし、当コンテンツに関してご不明な点がある場合は、こちらの運営者情報ページからお問い合わせください。


職場における人間関係は、働きやすさ、そして仕事に取り組む姿勢、キャリア形成にも大きな影響を及ぼします。そこで、看護の現場における人間関係の実態についてアンケート調査を行いました。
※2015年5月、ナースフルメルマガ会員に調査。回答数499

今回のアンケートでは、現在の職場については半数以上が「人間関係は良好」と回答しているものの、現在もしくは過去に職場でのパワハラ、いじめを経験したことがある人が多くいることがわかりました。職場内でのパワハラやいじめに対して、誰にも相談できずに悩んでいたり、それが原因で体調を崩したり、なかには退職を余儀なくされたといった回答も寄せられました。
このような状況は、看護師自身のキャリア形成だけでなく、離職率を高めてしまう要因にもなることから、施設ごとの対策も必要になると思われます。

職場での人間関係について

半数以上が人間関係「良好」と回答。「良好な人間関係」の判断基準は「コミュニケーションが円滑である」「お互いをフォローし、チームで仕事を進められること」など


グラフ_06

グラフ_03

職場の人間関係について「良好」と回答した人が54.7%と半数以上を占めました。また、職場の人間関係が「良好」であると評価する判断基準として最も多かったのが「コミュニケーションが円滑であること」(74.5%)で、次いで「お互いをフォローし、チームで仕事を進められること」(71.9%)、「特定の看護師の気分によって職場の雰囲気が左右されないこと」(60.1%)でした。

看護師間、医師からのパワハラ、いじめについて

現在、もしくは過去にパワハラ、いじめを受けていたと回答した人は72.2%と非常に高い割合に


グラフ_09

看護の現場に限らず、上司からのパワハラや同僚からのいじめ、モラハラなどは社会問題のひとつとなっています。看護の現場においても過去にパワハラやいじめなどを受けたことがあると回答した人が半数以上の59.5%にのぼり、また、過去に受けた経験がある人を合わせると72.2%と非常に高い割合となっています。
職場の人間関係が「良好」であるとの回答が半数以上となっているにもかかわらず、職場によっては非常に深刻な問題をかかえている現状が明らかとなりました。


グラフ_10

上司や同僚の看護師から受けたパワハラやいじめで最も多かったのは「陰口を言われる」(63.7%)で、「人格を否定するような暴言を言われる」(53.3%)、「無視される」(42.1%)と続きます。また、上位には入らなかったものの、「過剰な業務を課される」(25.3%)、「申し送りや連絡事項を伝えてもらえなかった」(20.0%)」「看護師としての仕事をやらせてもらえない」(11.0%)といった、患者さんへのケアに影響が及ぶものも一定の割合で存在することがわかりました。


 
グラフ_17

パワハラやいじめを行った相手との関係をみると、圧倒的に同じ所属先の「看護師の先輩」(64.7%)が多いことがわかります。また、「看護主任(リーダー)」(22.4%)、「看護師の同僚(同期)」(16.6%)、「看護師長」(25.7%)も多いことがわかりました。一方、直接業務などでかかわることがない「看護部長」(6.0%)や別の配属先の先輩、同僚などとの間での人間関係のトラブルは少ないようです。


 
グラフ_23

看護業務において、長い時間接してことが多い医師からのパワハラやいじめについては、63.9%と半数以上が「受けたことはない」と回答しています。
ただ、一方で30.3%と3人に1人は何らかのトラブルにあっていることは、大きな問題です。


グラフ_25

最も多かったものは「人格を否定するような暴言を言われる」(60.1%)でした。看護師から受けるパワハラやいじめの上位が「陰口」であったのに対して、医師は直接的な発言によるものが多いようです。
その他(19.8%)の回答には、「気分次第で怒鳴られる」「八つ当たりの対象になる」「何事も医師が正しいという上から目線で発言される」「理不尽な要求をされる」「医師のミスを看護師のせいにする」などの回答がありました。

パワハラやいじめへの対処や影響

相談相手で最も多いのは「同じ配属先の同僚」。しかし、「誰にも相談できない」「体調を崩した」「退職した」といった回答も


グラフ_20

多かったのは、「同じ配属先の同僚に相談する」(39.1%)で、次いで「配属先の看護師長(主任など)に相談する」(36.7%)でした。
しかし、3番目に多かったのが「じっと我慢する」(28.7%)で、「家族に相談する」(22.2%)も含めると、職場内では言い出すことができずに業務を続けている看護師も一定割合でいることがわかります。


 
グラフ_29

精神的な負担を感じながら業務を行うことは、仕事に大きな影響を及ぼします。職場での人間関係が自身の生活やキャリアに影響したかどうかについては、「通勤したくないと思ったことがある」(67.3%)が最も多く寄せられました。また、約半数もの人が「体調を崩したことがある」(46.9%)と答えています。

退職の理由としても「人間関係」の影響は大きく、「人間関係が最も大きな原因で転職したことがある」(20.4%)、「最も大きな原因ではないが、人間関係が悪いことがひとつの理由となって転職したことがある」(22.2%)などの回答の割合が高いことも、職場内でのパワハラ、いじめなどが看護師のキャリア形成を阻害するひとつの要因になっていることがうかがえます。

TOPへ