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滅菌手袋の取り扱い

仕事に役立つ看護手技 > 感染管理 編

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1人の患者さんにケアしている間は、手袋を交換する必要はありませんよね?

「汚染を他の場所に広げない」という観点から、交換が必要なケースもあるわよ!

リコ:おむつの交換、リネン類の交換、パジャマの着用補助など、1人の患者さんにケアをしている間なら、手袋はそのままでも大丈夫かと思っていました。「急いでいるのに交換に時間をかけていられない」という意識もあったかもしれません。

ヨシミ:手袋の交換は、「汚染を他の場所に広げない」という意識を持って適切なタイミングで行う必要があるの。忙しさは言いわけにならないわよ!

手袋を着けることの意義を再確認!

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そもそも、手袋を着用する理由は、(1)自身が患者さんから感染するリスクを減らすため、(2)自身の汚染(病原微生物など)が患者さんに移ることを防ぐため、(3)自身の手を介して患者さんから患者さんへ汚染が広がることを防ぐため、よね。

「患者さんから患者さんへ」の汚染を防ぐためには、患者さんごとに手袋を交換するのは当たり前。でも、「汚染を他の場所に広げない」という観点からすれば、1人の患者さんのケアの途中でも手袋を交換する場合もあるの。例えば、おむつ交換では、古いおむつを触った後、新しいおむつに触る前に、手袋の交換を徹底する必要があるわ。そして、外した手袋を感染性廃棄物容器に入れてから、手指衛生を行うのよ。

そもそも、手袋の装着前後に、必ず手指衛生を行うというのは基本中の基本よね。でも実際のところ、「おむつ交換の途中に手洗いするのは難しい」と感じる人も多いかもしれない。肉眼で分かるような汚染がない場合は、速乾性擦式手指消毒薬を使うことも考えられるわ。この辺りは、施設によってガイドラインでの取り決めが異なることもあるから、あやふやな点は確認しておいてね。

滅菌手袋を着脱するコツは?

ところで、滅菌手袋の着用が手早くできなくて、苦手意識がある看護師もいるようね。うまく着脱できないのは、サイズが合っていないことが原因かも。なんとなく真ん中くらいのサイズを選ぶのではなく、自分にとってのベストサイズを見つけておくことが必要よ。ぴっちりしたサイズよりは、ちょっとだけ大き目のサイズを選ぶというのもアリね。また、手が湿っていると手袋がはめにくくなるから、手洗いの後、完全に手を乾かすことも有効よ。

着脱の方法はどうかしら。パッケージを広げたら、まずは右手用手袋の折り返し部分を左手で持つのよ。折り返し部分(実際には手袋の内側)は、素手で触れてもいいところよね。右手に手袋をはめたら、今度は左手用手袋の折り返し部分の内側(ここは清潔部位)に右手指を差し込み、左手に装着するの。最後に、折り返し部分を伸ばして、ガウンなどの袖口を手袋の中に入れることを忘れないでね。

逆に、手袋を外すときは、外側は汚染区域であることを意識してね。手首近くの外側をつまみ、手袋を裏返すように引っ張るの。まず右手用手袋を外したら、それをそのまま左手で握り、左手用手袋を外して包み込むようにするのよ。

「なんだかややこしい!」と感じるかもしれないけど、結局のところ、手袋の外側部分を絶対に素手で触らないというだけの話よ。もし、どうしても苦手意識がぬぐえない場合は、自宅で練習してみるといいわ。薄手の掃除用手袋を滅菌手袋に見立てて着脱してみるの。朱肉などを付けることで「汚染」を目に見えるようにすれば、外すときの練習もちょっとリアルに行えるわよ。


「現場は忙しいから、多少は省略してもしょうがない」という甘えがあったのかもしれません・・・。感染管理の意義を理解して、手早く正確に手袋を取り扱うようにします!

業務に慣れてくると、感染管理の意識が薄れてきてしまう人もいるようね。でも、そのとばっちりを受けるのは患者さん。忙しさを理由に、やるべきことをやらないのはプロとして禁物よ!

監修:医療法人社団航洋会 目黒通りハートクリニック 理事長/院長 安田洋先生

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