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看護あるある手技Q&A 感染症シーズンに備える手指衛生

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手洗いを確実に感染予防へつなげるため、どんなことに気をつければいいでしょうか?

「手袋を過信しない」「無意識的な汚染行為に注意する」「手洗い後の蛇口を介した再汚染を防ぐ」といったポイントは見落としがちよ!

リコ:そろそろ感染症のシーズンですね。
感染を予防するうえで手洗いが大事なことはわかり切っていますが、どのタイミングで、どのように洗えば効果的なのか、曖昧なところも正直あります・・・。

ヨシミ:感染症を媒介しないためにできる予防策、いわゆる感染予防行動の基本は、手洗い、うがい、マスクの3つよね。
今回は、手洗いに関して見落としがちなポイントを押さえていきましょう。

基本をやり続けることは相当に難しい

最近は、医療施設の中だけでなく、一般企業の職場や公共施設のトイレなんかにも、手洗いの手順や「最低15秒間以上しっかり洗いましょう」といった注意喚起が描かれたポスターが貼られているわね。
実際、洗い残しが多いと言われている指先や指の間、親指の部分はちゃんと洗えているかしら?

施設によっては、手洗いチェッカーを用いることで、洗い残しを「見える化」する研修を行っているところもあるわ。
専用ローションを塗ってから手洗いし、その手をブラックライトで照らすと洗い残しが光って見えるというものね。
この方法なら、問題が目に見えるので改善につなげやすいと思うわ。

感染予防の第一歩となるのは、正しい手洗いの方法を身につけ、実践し続けることね。
基本をやり続けることは実は難しいことだけれど、さすがに正しい手洗いの方法は学生時代から「耳タコ」で教わっているでしょう。
今回は、経験を積んだ看護師でも見落としがちなポイントを2つ教えるわ。
1つは「一処置一手洗い」について、もう1つは手洗いの後に気をつけるべき「うっかり行動」についてよ。

point①:手袋を着けても「一処置一手洗い」は必要

「一処置一手洗い」が重要だというのは基本だけれど、実際は処置を行った周囲に水道がなかったり、時間的余裕がなかったりして、ついつい省いてしまうこともあるんじゃないかしら?
また、いちいち手を洗わなくても、「手袋を交換すれば問題ない」「手袋を外した後の手はキレイ」と思い込んでいる看護師もいるかもしれないわ。
ところが、手袋には目に見えない小さい穴が開いているため、極めて小さい病原微生物なら曝露することがありうるの。
この認識がない看護師は意外と多いみたいね。

手袋を着けていても、患者さんの血液や体液に接触した以上は、標準予防策に則って「一処置一手洗い」を守るべきなのよ。
ただし、血液や体液への接触がなく、明らかな汚染もない場合は、手洗いを速乾性アルコール製剤での消毒に代えてもかまわないわ。

point②:「うっかり行動」には要注意!

洗い残しなく手洗いができたとしても、その後の「うっかり行動」によって再び汚れてしまうというのはよくある話ね。
例えば、無意識のうちに自分の髪の毛を触ったり、鼻をこすったりしていないかしら?
無意識の行動であることが多いから、よほど意識的に注意しなければ防げないけれど、せっかく洗った手が自分の髪や鼻水に付着していた病原微生物で汚染されてしまうことになるわ。
そして、ドアノブ、PCのキーボードやマウス、聴診器、カルテなど、あらゆるところへ病原微生物を伝播させてしまうのね。

また、水道の蛇口にも注意が必要よ。
手洗いを終えて水を止めようと蛇口に触ると、その時点で手が汚染されてしまうことになるわ。
最近では、足でバーを踏んだりセンサーに手をかざしたりすることで水が出る仕組みの手洗い場も多いけれど、そうではないタイプではどうしたらいいかしら?
その場合は、手洗い後に紙ペーパーで水気を拭き取り、その捨てるペーパーを蛇口に被せて水を止めましょう
手が蛇口に直接触れないようにね。
紙ペーパーがない場合は、手を洗うと同時に、蛇口の部分も石鹸で洗ってしまうといいわ。
そうすれば、水を止めるときに触れる蛇口は清潔な状態になるというわけ。


私は前髪をいじる癖があるので、気をつけなきゃですね・・・。

手洗い自体が完璧でも、その後に台無しになってしまうかもしれないから、自分の行動を意識的に振り返ってみるといいわね。

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