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山ガールならぬ「山ナース」?山岳看護師とは

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山岳医療のスペシャリスト

「山ガール」という言葉が流行し、若者から中高年まで、幅広い世代に人気の登山。
初心者から本格的な登山者まで、山登りを趣味とする人が増えています。
看護師のなかにも登山を楽しむ人は多いのではないでしょうか。

登山者が多い全国各地の山には、入山中の怪我や病気に対応する山岳診療所があり、大学等と連携して、大学勤務医や山岳医療に関心の高い医師や看護師などが診療活動を行っています。

高地という特殊な環境下で診療を行っており、山岳医療の知識は欠かせません
診療所には様々な病状を訴える患者さんがいますが、医療設備は最小限であり、緊急を要する高山病や怪我などの場合にはヘリコプターによる搬送が必要となります。
診療所に隣接する山小屋や山岳警備隊などと連携し、搬送の判断をするのも山岳診療所の重要な役割です。

また、なかには慣れない山の環境で、体調に不安を感じている人もいます。
山岳診療所ではこうした登山者への健康相談に応じたり、講習会を開いたりするなど、登山を安全に行うために欠かせないものだといえるでしょう。

山岳看護師の認定制度を開始

国際的な山岳医学の臨床での実践、研究を行う医師の認定制度に、国際山岳医制度があります
これは国際山岳連携医療部会が制定したもので、国際登山医学会、国際山岳救助委員会の認定制度にもなっています。

日本においても2010年に同等の国際資格が取得できる国際山岳医の認定が受けられるようになりました。
しかし、国際山岳医の認定には、一般教程134.5時間が必要となるため、日本登山医学会では、国内に限定して最短85.5時間の教程で取得できる国内山岳医制度を開始しました。

また、2014年から対象を看護師に拡大し、国際山岳看護師、国内山岳看護師の認定制度もスタートしています。
2016年に認定第1号として国際山岳看護師2名、国内山岳看護師5名が誕生しました。
認定に必要な教程は医師も看護師も同じで、高いレベルでの山岳医療の知識が求められるといえるでしょう。

高度な知識と技術が求められる資格

国内、国際ともに山岳看護師の認定を受けるには、日本登山医学会への入会が必要です。
宇都宮、立山などで開催される一般教程のクラスタを受講し、コース受講中には一次救命処置(BLS)、二次救命処置(ACLS)、ICLS、JPTECの研修を受ける必要があります。
各地のクラスタは5年以内に受講し、修了後に認定試験を受けることで資格を取得することができます。

登山経験があまりない人の場合には、事前に各種山岳団体や山岳ガイドによる登山技術講習、救助技術講習などを受けるなどして、基礎的な山岳技術を十分に理解しておくことが求められます。
取得までの準備、習得しなければならない知識は多いですが、山岳看護のスペシャリストとして活躍するうえで、資格取得は大きな自信となるのではないでしょうか。

看護師の資格取得者はまだ少ないですが、特に高山病など、山特有の病気の予防においては、看護師が活躍できる場面も多いといえます。
さらに注目される資格となるのではないでしょうか。

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