リクルートの看護師転職パートナー ナースフル

閉じる

明日役立つ手技から働き方、医療ニュースまで、看護に活かせる情報をお届け ナースフルマガジン

予防医学の推進に欠かせない地域住民の健康を守る保健師

最新ナースコラム > ナースのお仕事

当コンテンツは株式会社 リクルートメディカルキャリアが運営する「ナースフル」というサイト内のコンテンツです。
もし、当コンテンツに関してご不明な点がある場合は、こちらの運営者情報ページからお問い合わせください。


病気の予防や健康管理の専門家「保健師」

看護師が患者の療養上の世話や医師の診察の補助を行う仕事であるのに対し、保健師は病気を未然に防ぐための指導が主な仕事。
近年では4年制の看護系大学が増え、看護師、保健師の受験資格を同時に取得する人も増えていますが、保健師は看護師資格を取得していることが受験資格条件。
病気を抱える人に対する“看護”を理解したうえで、そのひとつ手前ともいえる健康維持・管理を行うのが保健師だといえるでしょう。

_r2_c2

高齢化が進み、医療費の高騰が深刻化するなか、予防医学の重要性はさらに高まっています。地域住民の健康に関する相談に応じたり、必要に応じて医療機関の受診を勧めたりするなど、病気の予防、早期発見につなげる保健師の役割は多岐にわたります。

さらに広がる保健師の活躍の場 ~市町村、企業の産業保健師から介護施設まで~

保健師が活躍する場は、地域の保健所をはじめ、企業の保健室、大学および専門学校の保健室(小中高の保健室勤務は養護教諭の資格が必要)、健診センター、介護施設などです。
厚生労働省の衛生行政報告例によれば、保健師として働く人が最も多いのは市町村で、次いで保健所、企業、病院です。

保健所は、都道府県や東京都特別区、政令で決められた都市にのみ設置され、統計や公共医療事情などを行っています。
一方、市町村に設置されている保健センターは、地域の母子・老人保健をはじめとする健康管理の拠点であり、地域の保健・医療・福祉をつないでいく役割を担っています。
その地域のニーズに応じて住民の健康づくりに関わる取り組みを独自に実施する市町村の保健センターは、育児相談を受けたり、在宅療養中の高齢者を訪問したりと、より地域に密着した仕事といえるでしょう。

企業に勤める保健師は、産業医や人事担当者などと連携をはかり、従業員の健康管理を行います。
例えば、2015年12月から施行される改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度は、定期的に医師または保健師などが労働者のストレス状況を検査し、必要に応じて就業上の措置を実施するなどしてメンタルヘルス対策を充実させようというもの。こうした取り組みにおいても保健師は検査を行うだけでなく、相談や指導を行う重要な役割を担っています。

そのほか、病院の健康管理センター、健診センターなどで指導したり、最近では慢性疾患を抱えていたり、体調を崩したりしやすい高齢者が多い介護施設でも保健師の需要が増えているといわれています。
特に集団生活を送る介護老人保健施設や特別養護老人ホームでは、感染症の集団感染のリスクなどもあり、日常的な健康管理、衛生管理ができる専門家としての需要が高まっています

生活に密着し、健康管理を推進する縁の下の力もち

保健師は地域住民あるいは企業の従業員などの相談を受けながら、解決に向けて調整するのが仕事。
例えば、地域や学校などでは、インフルエンザ予防のための手洗い、うがいなどの指導などを行います。
その結果感染率が下がったり、健診後の指導で早期に病院を受診したことで早く治療を開始できた場合など、保健師の働きかけが地域住民の健康維持・向上につながったときはやりがいを感じられるのではないでしょうか。

ただし、病気の予防は一朝一夕で成果が出るものではありません。
指導の仕方によっても地域住民の理解は大きく異なりますので、指導法の工夫も必要です

こうした活動を地道に続けることが、地域住民の健康維持という大きな成果となって現れます。
また、他職種と連携をはかりながら進めるため、調整力やコミュニケーション能力の高さが問われる仕事でもあります。

保健師の働き方はパートや派遣、公務員採用までさまざま。病院勤務で、保健師よりも看護師としての業務が大きく求められる場合を除いては、日勤がほとんど。
入職先として最も多い市町村は公務員のため、産休・育休制度も整っており、離職者も少ないといわれています。
ただし、看護師の求人に比べると、募集自体が少ないのも現実。常にアンテナをはって、求人サイトなどを見ながら最新の情報を見逃さないようにしましょう。

TOPへ