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船の乗客や従業員の“万が一”に対応する「シップナース」

船で時間をかけてゆっくりと、世界を旅する――。そんな夢を持つ人は多いのではないでしょうか。豪華客船クルーズでの旅は人気があり、国内外の港から多くの客船が出港しています。
また、遠洋漁業や海洋調査、物理(資源)探査などを目的に、長い期間船に乗ることを仕事にする人もいます。

豪華客船でのクルーズも、健康であればこそ楽しめるものですし、漁業や海洋調査など、限られた時間で仕事を遂行するためには健康であることが最も大切。
しかし、航海に出てから(1)旅行前からの持病の悪化、(2)旅行中の事故(転倒など)、(3)旅行中に病気を発症するなどのケースがあります。
そのため、大型船には医師や看護師が同乗し、応急処置や治療を行う医務室があります。乗組員のひとりとして、乗客または従業員の健康管理を行うのが「シップナース」の仕事です。
船の規模や航路期間などによって業務内容は異なりますが、医師と協力しながら乗客や従業員の診察、治療を行う場合もあれば、看護師のみが乗船し、電話で医師の指示を受けて注射や点滴などの応急処置を行うこともあります。

〈船内の医務室で行う看護師の主な業務〉

  • 医務室の診療時間中は医師の診療の補助を行う(一時的な応急処置)
  • 船内での対応が困難な病状の患者の受け入れ先の手配(寄港先の病院やヘリコプターによる緊急搬送の手配など)
  • 船に積み込まれた医療器具や薬剤の管理や事務処理
  • 従業員に対する講習

など、非常に多忙です。一度船が出てしまうと、航行期間中に休みはなく、深夜でも対応しなければならないことも。
その分、船を降りてから長く休みを取って次の乗船に備えるケースが多いようです。

思い出に残る旅を健康管理の視点でサポートする「添乗看護師」

団体旅行や個人旅行に付き添い、旅行参加者の健康管理、応急処置、医療機関への搬送判断などを専門に行う「添乗看護師(アテンドナース)」も人気が高い仕事です。添乗看護師というと、修学旅行に同行する看護師のイメージが強いですが、最近では、中高年層をメインターゲットにした団体観光旅行などでの添乗が増えています
仕事をしながら旅もできるとあり、添乗看護師は人気も高いです。一方で、旅行期間中という限られた時間のなかで、参加者の健康状態を把握し、さまざまな病状に合わせて対応するためには、高いアセスメント能力が必要となります。とくに子どもなどでは、食物アレルギーや喘息といった持病への対応なども求められます。高齢者の旅行の場合には、体力や身体状況を踏まえてスケジュールの調整を提案するなど、旅程への助言を行う役割もあります。現地の環境や状況の変化、旅行者の状態から総合的かつ迅速に判断をしなければならないことから、事前の情報を踏まえ、周囲との調整を行う能力も求められます。

常勤の病院とは異なる働き方のメリット・デメリット

 
「シップナース」は、客船を運航する会社での採用や航行期間中の派遣募集などが多いようです。日本には数が少ない大型客船の場合、運航する会社に所属する看護師がローテーションで乗船します。臨床での看護経験があれば務まりますが、救急外来などでの勤務経験があればなおよいでしょう。
ただし、大型客船などの場合、一度乗船すると航行期間中は家を空けることになりますので、家族の理解が必要です。短い日程では2日~1週間程度のものもありますが、海外をまわるものでは半年近くにわたることもあります。もともと募集自体が少なく競争率は高めですが、紹介支援サービスなどに登録しておくとよいでしょう。
「添乗看護師」は、派遣会社への登録が一般的です。旅行シーズンには繁忙期と閑散期があるため、添乗看護師だけの仕事だけでなくほかの仕事(病院の夜勤専従、訪問入浴など)と掛け持ちをしている看護師も多いようです。

看護師の仕事でも、病棟勤務などとは働き方が異なるシップナースや添乗看護師。病気をもつ患者さんではなく、多くの人の思い出づくりを健康管理の面から支える重要な役割を担っています。

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