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デイケアで求められる看護師の役割

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認知症や後遺症を持つさまざまな利用者に対応するデイケア

通所リハビリテーション(デイケア)は、要介護状態にある高齢者が自宅で自立した生活を送ることができるように、都道府県知事の指定を受けた病院や診療所、介護老人保健施設(指定通所リハビリテーション事業者)でリハビリテーションを受けることができる介護保険サービスのひとつです。
通所介護(デイサービス)に比べて、医療的なケアやリハビリテーションが充実しているのが特徴です
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デイケアは以下のような要介護者が利用しています。
(1) 脳卒中やパーキンソン病などにより身体機能に障害がある
(2) 認知症があり、異常行動がみられたり、理解力の低下などがみられる
(3) ADLの維持・回復が必要
(4) 摂食・嚥下障害などがあり、口腔機能が低下している
(5) 言語障害があり、コミュニケーション能力が低下している
(6) 低栄養で体力の低下がみられる
(7) 自立した生活を送るためIADLの向上が必要

デイケアの対象は、ある程度病状が安定し、自宅で過ごしている要介護者ですが、認知症があったり、脳卒中などによる後遺症などがある人など、多種多様といえます。
そんななかで利用者の安全を確保しながら、リハビリテーションや自立支援を行うため、看護師はバイタルサインチェックなどによる健康管理、服薬管理などを行います
また、デイケアは、喀痰吸引やストーマ装具交換、褥瘡ケア、胃ろうの管理が必要など、デイサービスでの受け入れが困難な利用者の来所も多く、デイケアの利用時間内にこれらの処置を行います。
入浴サービスを行うデイケアの場合、看護師が利用者の体調に応じて入浴可否を判断します。

急性期の病院に比べ、高度な看護スキルが求められるわけではありませんが、利用者の異変を見逃さないためのアセスメント能力が必要であり、安全にデイケアを受けられるように健康管理に努めることが看護師の役割といえます

看護の視点をリハビリテーションや介護にどう活かすか?

デイケアには、専任の常勤医師、介護職員、リハビリテーション職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、看護師がいます。
看護師は、医師はもちろん、介護やリハビリテーション職などと連携をはかり、看護の視点で利用者をみることが求められます。
利用者のデイケアでの過ごし方の観察や家族からも家庭生活の聞き取りをするなどして、何に困っているのか、どのような動作が生活の支障になっているのかなどの情報収集し、リハビリテーション職や介護職員と共有をはかります
また、レクリエーションなどの活動性の高いものについては、利用者の状態に合わせた対応が必要となるため、担当者には注意点を、医師には体調の変化について報告、相談しなければなりません。
他職種と連携をはかっていくためには、他職種の専門性を理解すること、また看護の専門性を理解してもらうように務める必要があります
デイケアに限らず、介護の現場では看護師にしかできない医療的処置を除き、職種によって業務を完全に切り分けることは困難です。
だからこそ、互いの専門性を尊重することが大切になります。

利用者とじっくりかかわることができるデイケア

看護師がデイケアで働くことの大きなメリットのひとつに、夜勤がない施設が多いことがあげられます。
家庭との両立を目指す看護師にとっては勤務先を選ぶときのポイントのひとつになるでしょう。
また、急性期などの病棟勤務に比べ、多忙ななかでも利用者一人ひとりと向き合い、じっくりとかかわることができるという点も魅力です
レクリエーションなどを通じて、多くの笑顔がみられることは、看護師としてのやりがいにもつながるのではないでしょうか。

デイケアの看護師求人は、看護師の転職支援サービスや求人サイトなどに掲載されていますので、気になる方はこまめにチェックをしましょう。

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