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週1日からの求人で家庭との両立も ショートステイで働く

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短期入所生活介護や短期入所療養介護(ショートステイ)は、医療の必要性に応じて使い分けされており、いずれも在宅で介護を受けている人が利用できるものです。住み慣れた地域で生活を送るうえで欠かせない介護サービスでもあり、看護師の役割も重要です。

利用者とその家族のための介護サービス

短期入所生活介護は、短期間、有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの施設に入所して生活援助や機能訓練が受けられるものです。一方、短期入所療養介護は、介護老人保健施設や介護療養型医療施設などに短期間入所して、リハビリテーションや医療ケアなどを受けることができます。
要介護者にとっては住み慣れた自宅で過ごすことができるのがベストでも、長い介護生活では介護者の負担が大きくなります。そのため、介護者のストレス軽減や十分な睡眠の確保など、ショートステイにはレスパイトケアの意味合いが大きいといわれています
また、家庭での介護が困難で施設介護を希望していても、地域の介護施設に空きがないことがあります。こうした場合にも自宅での介護を継続するためのショートステイの利用が欠かせなくなっています。
一方でショートステイは短期間で生活環境が変化するため、利用者がそれに対応できずに不穏になったり、帰宅願望が強く施設になじめなかったりすることがあります。看護師や介護職員は、ケアマネジャーや家族との情報共有が重要です。看護師として専門的な視点で家族との相談に応じ、家族の疲労やストレスを緩和させる働きかけをするなかで、信頼関係を構築することが求められます。

中重度要介護者のショートステイ需要が増加

2018年4月には診療報酬・介護報酬の同時改定が行われますが、その柱のひとつとなっているのが、地域包括ケアシステムの推進に向けた体制の整備です。
その一環として、中重度の要介護者を含め、その人が希望する場所で、状態に応じた医療・介護と看取りの実施を充実させる方向で検討されており、短期入所生活介護では、看護体制の充実が盛り込まれる見込みです。
改定される介護報酬では、これまでの看護体制加算(Ⅰ)(Ⅱ)の算定要件に加えて、利用者のうち要介護3以上の利用者を70%以上受け入れる事業所を新たに評価することが基本方針として示されました。
また、夜間の医療処置への対応強化をはかるため、夜勤職員配置加算として、現行の要件に加えて、看護職員またはたん吸引等の研修を受けた介護職員等(認定特定行為業務事業者)の配置を評価することとしています。つまり、ショートステイでは、これまで以上に中重度の高齢者の受け入れが求められることになります。
2017年5月に公表された「一億総活躍社会の構築に向けた提言」のなかでは、空き家等を高齢者のショートステイ等に活用するための支援の推進が示されています。地域でのショートステイの機能の充実が図られていくものとみられ、看護師の需要がさらに高まることが見込まれます。

今後求められる能力と多様な働き方

ショートステイは、受け入れる利用者の介護度にも差があり、なかには利用者が環境の変化に戸惑ったり不穏になったりする可能性もあります。看護師は利用者の状態をアセスメントし、入浴の許可や食事の介助、レクリエーションなどにも参加して、利用者の安全を確保し、健康管理を行います。介護職員に対してケアのポイントやその根拠を伝えていくことで、ケアの質を高めることも看護師の重要な役割でしょう。
今後、中重度の利用者の受け入れが増加するに従い、看護師のアセスメントやケアのスキルがますます必要となり、医療との連携が必要な場面も増えることが見込まれます。在宅へのシフトがますます加速していくなかで、家族ケアの視点もより重要となるでしょう。
ショートステイの看護師求人は常勤からパートまで幅広く、なかには週1日からの勤務が可能な求人もあります。日勤のみの求人も多いため、子どもが小さいうちは家庭を優先させたい、決まった曜日や時間の勤務にしたいという人にもおすすめです。看護師としての“カン”を失わず、経験を積みたいと考えている人は、ショートステイという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

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